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モリッツ・グロスマン Baselworld2018でアトゥム・バックページを発表!

モリッツ・グロスマンが新作「アトゥム・バックページ」を発表!


伝統に根差すことで、ジャーマン・ウォッチメイキングの“良心”とも呼ばれるモリッツ・グロスマンの今年の新作のうち、最も目を引いたのが、「アトゥム・バックページ」である。

このネーミングからも想像されるように、ドイツ時計ファン(特に仕上げマニア!)がこよなく愛する“時計裏”が表に、そして普段は文字盤の下にあって目に触れることのない“日の裏”をさら綺麗に仕上げてシールルーバック側に持ってくるという、思い切った趣向を凝らした作品である。

しかし、ただ反転しただけでは、時計の針も当然さかさまに回ってしまうので、そのために設計し直し、輪列を組みなおして、結局新キャリバーに至るという、非常にマニアックな手間のかけられた作品である。そのためか、ローズゴールド(ダイヤルはグレー)、プラチナ(ダイヤルはブルー)という2つのヴァリエーションがあるのだが、特にプラチナは18本という非常に限られた本数でしかデリバリーされない。下手したら、初見のこのバーゼルが最後の見納めかも(⁉)という危機感の中で撮りまくった画像と、ブランドが公開しているプレスリリースのご紹介だ。





これまでグロスマン製キャリバーのハイライトの多くは、時計の裏側でしか見られませんでした。
反転したキャリバー107.0 の開発により、アトゥム・バックページではそれらをダイヤル側で見えるようにしています。
大きなダイヤルのカットアウトによって、グロスマン製テンプ、ハンドエングレービングのほどこされたテンプ受け、または3 段のサンバースト模様がついた角穴車などの特徴的なディティールを手首の上でじっくりとご覧頂けます。


周囲を囲む分目盛りと11 時から5 時の時間表示は、作動しているキャリバーを披露するフレームとして花を添えます。
18K ゴールドのアプライドインデックスと数字はケースの色と合わせています。一段低くなったスモールセコンドでは、バックページ(裏面)からの引用として秒針軸にゴールドシャトンを用いて豪華な受けをほどこしました。






キャリバー107.0
キャリバー107.0 は理論的にはキャリバー100.1 の鏡像ですが、実際には多くの部品が新しく設計されています。丸穴車と角穴車の間にある追加の歯車は、香箱の回転方向とともにムーブメント全体を逆転させます。鏡姿の脱進機と、ひげゼンマイの回転方向とともに同じく鏡姿の調速機により輪列は正しく動きます。

3 分の2 プレートのサイズを大きくするには、テンプ受けとガンギ車受けをカスタマイズして設計する必要がありました。段差のあるガンギ車受けによって、ムーブメントの姿にバランスの取れたアクセントが生まれます。アーティスティック・フィニッシュをほどこしたこの二つの部品は素晴らしいハンドエングレービングと面取りで魅了します。


日の裏ブリッジ

ダイヤル側に日の裏装置の輪列がよりよく見えるよう、運針機構を再構成しています。日の裏車と筒車の運針輪列は、完璧にポリッシュ仕上げをほどこしたブリッジの下に配置されました。この場合、針設定機構はムーブメントの反対側に置かれているため、運針歯車はキャリバー全体を通して作動しています。再構築された配置により、最適化された香箱と前面に移動した角穴車のための空間が生まれました。


ストップセコンド搭載のプッシャー付き手巻き機構
新しいムーブメントの裏側では、手巻きおよび針設定機構が輪列ブリッジに統合されているため、初めてその動きの全てを観察できるようになりました。

ほぼすべての部品が鏡映のように構成されていますが、プッシャーは同じ位置で機能するよう工夫を凝らしています。また、ストップセコンドのためのテンプストップ機能も再設計されました。
時刻合わせでは、カンヌキでブレーキ位置がピックアップされ、中央に伸びるプッシュバーを介してブレーキばねに伝えられてテンプが停止します。プッシャーを押してムーブメントがリスタートした後、ブレーキばねとプッシュバーは静止位置に戻ります。


プラチナ仕様のアトゥム・バックページは世界限定18 本です。

バリエーション
Ref. MG-001396
ケース 18K ローズゴールド
ダイヤル シルバー
針 手仕上げ、ブラウンに焼き戻したスチール
Ref. MG-001642
ケース プラチナ
ダイヤル ブルー
針 手仕上げ、ブルーに焼き戻したスチール
限定数 世界限定18 本


【仕様】
ムーブメント:自社製キャリバー 107.0、手巻き、5 姿勢調整
部品数 :230 個
石数: 24 石(うち7 石をネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
脱進機 :アンクル脱進機
調速機 :質量ネジ4 本および調節ネジ2 本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1 ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80 番、グスタフ・ゲルステンベルガー案に基づく)
テンプ 直径: 14.2 mm 振動数: 18,000 振動/時
パワーリザーブ: 完全巻き上げ状態から約42 時間
機能: 時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
操作 :リュウズ18K ゴールド(時計の巻き上げおよび時刻設定用)、プッシャー18K ゴールド(時計リスタート用)
ケースサイズ 直径: 41.0 mm、厚さ: 11.35 mm
ムーブメントサイズ 直径: 36.4 mm、厚さ: 5.0 mm

ケース: スリーピース、18K ゴールドまたはプラチナ


ダイヤル :シルバー無垢、18K ゴールドのバーインデックス
針 :手仕上げ、焼き戻してブラウンまたはブルーに発色させたスチール
風防 :片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ: 手縫い、アリゲーター・ストラップ、ピンバックル18K ゴールド

特徴: 質量ネジ、調整ネジのついた耐震軸受のテンプ、振り石はテンワに統合/平ヒゲ/振り座と統合したテン真/微調整ネジによる緩急調整装置/ダイヤル側の3 分の2 プレート構造・支柱・個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/ムーブメント裏側に見える針設定機構/表面加工をしない洋銀のフレーム基部/ストップセコンド機能搭載グロスマン製プッシャー付き手巻き機構/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/グラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型戻し機能付き)/両側軸受けの香箱(エネルギーバランスを最適化)/15 歯のガンギ車を搭載した自社設計脱進機/テンプ受け・丸穴車/巻き上げ伝え車とゴールドシャトンを用いたコハゼ付き角穴車からなる改良型香箱配置/ポリッシュ仕上げブリッジ下部の面取りした運針機構輪列




【さらなる詳細は】
www.grossmann-uhren.com
詳細な情報および高解像度の画像をご希望の方は下記にご連絡下さい。
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社



いかがだろうか?
ドイツ伝統のフィニッシュングや機構の動きにいたる、細部までをも可視化したこのバック・ページ。
価格は以下の通り。
RGケース 4,800,000円(税別)
PTケース  5,800,000円(税別)※18本限定


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# by A-LS | 2018-04-04 19:12 | グラスヒュッテ・ブランド | Trackback | Comments(0)