どっちかと言うとgoodなのと、どっちかと言えばbadなのがありまして・・・。
それでは、ちょっと悪い情報から言いますと、Langeの4月からの値上げが決定しました。
しかも4月からは消費税が8%に上がりますから、それと合わせて、かなり大きな値上げとなります。

・ランゲ1PTが(旧税込定価)¥4,494,000 → ¥4,989,600(税込)
・ランゲ1 WG( 〃 ) ¥3,234,000 → ¥3,618,000(税込)
・ランゲ1ムーンPG( 〃 )¥3,843,000 → ¥4,320,000(税込)
・ランゲ1デイマティックPG(旧税込定価)¥3,885,000 → ¥4,352,400(税込)
・ランゲ1タイムゾーンPT ( 〃 )¥5,806,500 → ¥6,480,000(税込)
・グランド・ランゲ1 PT( 〃 )¥5,092,500 → ¥5,680,800(税込)
・ランゲ1トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーPT(旧税込定価)¥31,836,000 → ¥35,985,600(税込)
・ツァイトベルクWG(旧税込定価)¥6,730,500 → ¥7,797,600(税込)
・サクソニア・フラッハ (旧税込定価)¥2,341,500 → ¥2,592,000(税込)
・サクソニア・年次カレンダーWG( 〃 )¥4,462,500 → ¥5,000,400(税込)
・1815UP&DOWN WG (旧税込定価)¥2,751,000 → ¥3,078,000(税込)
・1815ラトラパンテ・パーペチュアル・カレンダーPT(旧税込定価)¥20,611,500 → ¥23,630,400(税込)
・リヒャルト・ランゲPG(旧税込定価)¥2,908,500 → ¥3,272,400(税込)
・リヒャルト・ランゲ・トゥールビヨン “プール・ル・メリット”PG(旧税込定価) 17,955,000 → ¥21,330,000(税込)
・ダトグラフ UP/DOWN PT(旧税込定価)¥8,148,000 → ¥9,136,800(税込)
・ランゲマティック・パーペチュアルPG(旧税込定価)¥7,444,500 → ¥8,359,200(税込)
・ランゲマティック・パーペチュアルPT( 〃 )¥8,820,000 → ¥9,860,400(税込)
む、むむむむむ・・・・・
しかし、万が一、写し間違いということも考えられますので、最終的な部分はかならずや正規販売店にご確認ください。
そしてそして、ちょっと良いお知らせですが、以前にも少し予告しました「Klub Lange」その第2回目の会合が、3月2日(日)にランゲ・ブティックで開催されることが決まりました。(前回・第一回の内容はコチラ)。
内容的には、今年2014年のランゲ新作についてがメインとなりますが、単なるSIHHの報告会ではなく、ランゲ・ブティックをサロン化して、参加された方全員が発言可能な空間となることを理想としています。そして最後には、参加のみなさんに大きな問いかけをすることを考えております(笑)。
招待状はすでにランゲブティックを通じで発送済みですが、空席状況などの詳細は、ランゲ・ブティックに直接お問い合わせ下さい。

今回の記事に関しましては、画像は記事内容とは何の関係もございませんので、念のため・・・。

このほどオークションが開催され、
最終的には$717,000(約7200万円) での落札(バイヤーズプレミアム込)となりました!
落札者はテレフォンビッドで勝利を得た方ですが、
富豪のベーブルース/ヤンキースファンなのか、時計コレクターなのか、いずれなのかは明らかにされておりません。
ヤンキースの関係では、ジョー・ディマジオが引退の11年後にヤンキースから贈られた Wittnauer(実はLongines)の「electro-chron」(後にクォーツに駆逐された超初期の電池駆動時計)が(写真下)、2008年のアンティコルムのオークションで$13,800(約140万)で落札されたことがありました。

またディマジオ関連では、2010年に同じアンティコルムで、彼が家族から送られて普段使いしていたロンジンのPGが$6,250で落札されたこともありました。

『グリュエンは1894年にディートリッヒ・グリュエンとその息子によって設立されたアメリカの時計ブランドで、主に高級懐中時計を販売。
特に1903年に発表された薄型の「VeriThin watch」(今回の時計もそれに分類される。特許も同社が取得)は有名で、その後、1922年に5角形デザインの懐中時計を発表。その珍しい形状からすぐさま大ヒットした。これが一年後の1923年のワールドシリーズでの活躍に対してに贈られていることでも、この時計がいかに当時の流行の最先端だったかをうかがい知ることができる。(写真は蓋の裏。VeriThinの新しい特許日付も見える)

しかし戦後、経営権の移転などごたごたがあり、1958年にニューヨークに拠点を移すも、Rolexに製造工場を売却(そのビルは現在でもRolexが所有)。そしてついに1976年、その歴史に幕を閉じることになるが、グリュエンの開発したムーヴのライセンス生産は、会社がなくなったのちにもいくつかのブランドによって継続されるほどの名器だったという。』
ま、7200万円出しても買えないリピーター時計とかもありますから、
それと比べたら、このお宝時計が、高いのか安いのか…もうわかんなくなってきます(笑)。
また、そもそも「ベーブルース」っていうのが何なのか解からないかたのために、
以下に過去記事も再録しましたので、どうかご覧下さい。
(以下は過去記事です)
もはや知らない世代も多くなっているのかもしれませんが、一昔前、大リーグ最強の打者(ホームランキング)といえば、それはヤンキースのベーブ・ルースでした。
戦前の話となりますが、ベーブ・ルースは1934年に来日し、ルー・ゲーリックらとともに日米野球を通じて両国の親善に貢献、この時の日米野球の国民的な盛り上がりが、日本に野球を根付かせた一因となったことでも知られています。

今から91年前のこと、1923年のニューヨーク・ジャイアンツとのワールドシリーズで、ルースは全6試合の通算打率3割6分8厘、3本塁打を放つ成績を残し、その活躍もあってヤンキースはチーム初のワールドチャンピオンに輝いたのです。その際に記念品として贈られた懐中時計が、この度、ニューヨークで競売に掛けられることになりました。
14Kで5角形の外装。裏面にルースの名前やチーム名、投球する投手と待ち構える打者の絵などが刻まれています。

1948年にルースがガンで亡くなる直前に親しい友人に贈り、その友人からルースのゴルフ・キャディーの手に渡った後、そのキャディー氏が1988年に現在の所有者になんと20万ドルで売却したというのですが、その後、長い間所在が分かっていませんでした。
熱狂的なファンの多いスポーツ関連グッズは、その物の価値以上の価格で落札されることも多いのですが、時計としては「GRUEN」の薄型三針で、状態も消して良いとは言えない時計ですから、通常であれば数百ドルもすれば上出来の機械なのですが…

アメリカの国民的ヒーローであるベーブ・ルースの時計ということで、このオークションを主催するヘリテージ・オークションズのスポーツ関連収集品担当ディレクター、クリス・アイビー氏曰く「これまで出品されたヤンキースの記念品の中で最も貴重な品だ」とのことで、その予想落札価格は75万ドル(約7700万円)~100万ドル(約1億0200万円!!)を上回るのではといわれています。
ネット入札はすでに始まっていますが、2月22日のニューヨークでのライブオークションで最終的な落札価格が決まるということです。
夕方くらいの印象だったこの撮影も、実際は午後6時半近かったことがわかります。

この日がお誕生日だというこのランゲ1ムーンのオーナーご夫妻のブティック来店から、シャンパンを抜いてのお祝いがはじまり、
記念撮影もますますエスカレートしてまいります。

さらに…
たまたま店内にいたお客様たちのランゲ1・ラインのモデルを集めてみようという話になり…

とうとうこんな形に・・・・

これこそが、ブティックの理想的で正しい在り方だと感じるのです!!
そして宴はブティック閉店後のお食事会へ、そしてさらに新たな有志一同を加えた二次会へと続くのですが・・・・
さすがにそこまでの写真はございません。
ともかく、帰宅したのは午前3時すぎという長丁場…お付き合いいただいた皆さん、本当にお疲れ様&ありがとうございました&とっても楽しかったです。
シャンパンの杯数が進むにつれ、写真のピントが怪しくなっているのはお許しあれ(笑)。
ではでは、皆さん、グラスをお持ちになって、
ご唱和ください!
Happy Lange&Sohne!!

次回の「Klub Lange」(3月2日に決まりました!)の打ち合わせなども済ませ、松山さんのイベントでも同席させていただいたお客様の時計を拝見していたところ、素晴らしいリトル1に出逢い、お願いして記念撮影とあいなりました。







ランゲ・ブティックには売るほど時計があるわけですし(笑)、そこにお見えになるゲストも立派な時計を着けている方が多いのに、たいていの場合、時計を見ても時刻を見ていないと言いますか、今こうして写真の時計の時刻を見ると、既にこの段階でちょっとしたアフタヌーン・ティー・タイムだったことがわかります。

お誕生日、おめでとうございます!
納品されたばかりというランゲ1ムーンフェイズの記念ショット。。。。

しかしこの一日、まだまだ続きます・・・・(笑)

松山猛さんのトークショーです。
時計に関する著作はもちろんのこと、作詞家としてオーガナイザーとして60~70年代の音楽シーンの一翼を担い、また井戸筒和幸監督の映画『パッチギ!』のモチーフ(モデル)ともなったスゴイ方なのですが、その経歴などから想像するイメージとはちょっと異なる、福々しい笑顔に癒されます。

今回は「ドイツのモノづくり」という視点からドレスデンを、そしてランゲを語られていました。


なにせ松山さんはランゲの復興をリアルタイムで目撃された方なので、ギュンター・ブリュムライン氏のお話など、興味深くうかがいました。
美味しいドイツの地ビールとプレッェルというドイツの2大名物を頂きながらの楽しい時間でした。

プレッツェルは余っていた分をお持ち帰りしたいくらいの美味しさでした(笑)。
また会場には、昨年の香港W&Wで発表されたサクソニアオートマチックも展示されていました。


午前中のイベントでしたので、終わってもまだお昼。そこでランゲ・ブティックに立ち寄らさせてもらったのですが…
実はそこから、まさにランゲ三昧の、長ぁ~~い一日が始まることになったのです・・・。
すみません、一日が長すぎたので何回かに分けます~~!
つぎはランゲ・ブティックで出逢った、ホワイトMOPとブラックMOPのリトル1とランゲ1の、他ではちょっと見られない美しい”ペア時計”をご紹介しますので、どうか、ご期待ください・・・。

SIHH会場で配布される新作データの小冊子(最近はUSB付のことが多い)を、ランゲさんからもらわなかったなぁ~。
で、「今年のランゲさんの資料はどんなのだったのかなぁ~」と…、
そういうプレス用資料をネットオークションに出しちゃう人もいるので、つらつらとe○ayなどを覗いていましたら、目当てのものは見当たらなかったのですが、面白そうなランゲさんグッズをいくつか発見しました!
まずはコレ

基本的には手帳式のメモパッドなんですが、ページの右下にランゲの”遊び心”が(笑)!!

そしてこれは昨年のものとは思いますが、・・・・グランドコンプリケーションの・・・

裏側が、どうも手鏡か何かになっているようです・・・。
次はランゲグッズといっても、ロゴ付の紙に巻かれているだけのものですが、


”Never stand still”のスローガン、入り・・・
うむむむ。。。。
それでは、昨日のパテック記事とと同じ〆のフレーズで、お別れです(笑)。
正直、欲しいぜぇぇぇぇ!!!!



問題の”ベロ”も接写(笑)。


正直、欲しいぜぇぇぇぇ!!!!
SIHHでジャガールクルトが一部メディアに極秘で紹介していた「マスター・グランド・トラディション」の ”スケルトン・エナメル限定・永久カレンダー8日巻き”が、機密解除となったようで、本日明け方頃からネットで一斉に画像が上がり始めました!!

SIHHでも非常に高い評価を得ていたVC機とカブリ過ぎということもあって、急きょ発表を遅らせたのかもしれませんけど、トップ・ブランドが同時期にこれほど同じコンセプトの時計を製作しているというのは非常に面白いというか・・・ハイエンド・モデルの選択肢が年々限られてきているという証なのかもしれません。。。
しかもジャガーのこちらの作品は、永久カレンダーで、エナメルには青海波のような紋様が入り、さらにケース裏の完成度などもヴァシュロン以上という声も…。。。。

この作品の元となったのは1928年に製作された懐中時計だそうです。ケース周囲にエナメル加工を施し、そこにインデックスをセットするという非常に優雅な時計。
このまま復刻してもよかったのではと思えるくらい、これはこれで素晴らしい作品ですね。


今度はカラフルなエナメル細密画(ミニュアチュール)のご紹介です。
おお~、シャガール!!

彩色エナメルではクロワゾネ(有線七宝)が有名ですが、ミニアチュールとは、クロワゾネのような金色の枠線を使わずに、顔料と顔料のグラデーションで絵付け・焼成を重ねる、クロワゾネ以上に熟練が必要とされるエナメル技法です。

このYGケースのシリーズは、パリのオペラ座ガルニエ宮の天井に、マルク・シャガールが描いた有名なフレスコ画(画像下参照)のインスピレーションを汲んだシリーズです。


この有名な天井画にシャガールは、オペラ座の舞台で名作を演じた著名な音楽家たちのイメージを描き、その名前を永遠に残しました。
すなわち、チャイコフスキー、アダム(Adam)、ムソルグスキー(Moussorgski)、モーツァルト(Mozart)、ワーグナー(Wagner)、ベルリオーズ(Berlioz)、ラモー(Rameau)、ドビュッシー(Debussy)、ラヴェル(Ravel)、ストラヴィンスキー(Stravinsky)、ヴェルディ(Verdi)、ベートーベン(Beethoven)、グルック(Gluck)、ビゼー(Bizet)らで、今後3年をかけて、これらの音楽家へのオマージュ14作品と天井画全景1作品の、計15本が製作されることになっています。
今回紹介したのは、全景とチャイコフスキーに次ぐ(たぶん…汗)第3弾の作品となるドビッシーへのオマージュ作で、彼の生涯唯一のオペラ「ペレアスとメリザンド」からのインスピレーションでシャガールが描いたもの(上の天井画の全景から言うと12時あたりの部分)で、裏のハンターケースにその旨が刻まれています。



みなさんは、グリザイユとミニアチュール、どちらがお好きでしょうか?