ランゲ2016新作~マクロ画像&動画
ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン
特筆すべきはその裏側である!
極致の機械美は、ランゲ&ゾーネ史上最高の景色と言えるのではないだろうか。
勲章の名を持つ”プール・ル・メリット”が限定なのは仕方ないが、ランゲのハイエンド・ラインとして常にカタログ品の最高峰の地位を得てきたこのラインは、ランゲの正規店で広く人々の目に触れて、手に取ってもらってこその作品であると考える。
これから数年、不況が予想される時計業界にあって、確定的な売り上げやマーケティングを重視せざるを得ないのはわからないでもないが、長い目で見た時に、ブランド哲学や精神性や方向性を曲げることの”損失”が、直近の実利を上回る精神的な”損失”や”後悔”を生まないことを祈るのみである。
100ピースの限定なので、あまりホメてもいかがかと思ったが、実機はやはり良かった。それだけに残念。
ただし、これだけ”限定”で売っておいて、後にケースとかダイヤルとかを換えて、”カタログ品で再登場”とかやったら、ブランドとしてもう本当にダメだと思う(笑)。
続いて、
こちらも限定なので、過度に露出するのもどうか迷っていたけど、
Richard Lange Jumping Seconds
リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
マニアックな存在かもしれないが、”伝統の進化形”というスローガンで、グラスヒュッテの伝統を活かしつつもツァイトベルクやランゲ31などの新機構を開発していた、あの頃のランゲに通じる作品で、2016年新作群の中で個人的には一番好感が持てる。
とりあえず、ここまでやれば、展示会パーティの不出来は挽回できたかしら・・・(笑)。
※あ、それから、某SNSで、拙ブログの画像がトリミングされて投稿されているのを見ました。
どうも最近、著作権を安直に考えている方が多いようで残念だが、
オフィシャルな画像以外を使用したいときは、事前に一言断ってくださいね。
たいていの場合は快くOKするつもりですから(笑)。