Patek Philippe ~2015バーゼルワールド・コレクション
アワーグラス主催のバーゼル新作披露&受注会というスタンスのイベントですが、新作時計の写真撮影はOKなもののブログ等での発表はNG という例年のルールのため、文章による雑感を多少まとめます。
まず一番印象的だったのはRGのノーチラス5711Rでした。
鮮やかに発色したローズゴールドは非常に魅惑的で、それでいてスポーツウォッチとしての取り回しの軽快さをキープするための措置としてブレスを計量化してあり、結果として、過去のどのノーチラスよりも薄いそのブレスのシルエットが、なんとも魅力的でした。
次に問題作のパイロットウォッチ、カラトラバ5524G。
過去にミリタリー・ウォッチなどをたくさん見てきましたが、時計としてここまで丁寧に作り込まれたものは初めて見たかもしれません。パーツの仕上げといい、針の処理やプッシュボタンのロック機能といい、さらには装着感・重量感共に高級機械式時計のイディオムに満ちております。もともと500万クラスのパイロットウォッチなど存在しなかったわけですから、こうしたスタイルの時計をターゲットしてきた方にとっては、いろいろな意味で問題作かと思います。
5131Rは”アンタッチャブ状態”でエントランスに展示されていましたが、気になる”日本”は時針の陰でした・・・。
これはすでに日本にも入荷しているようです。
注目の5730Pならびに、黒い宇宙のセレステアルは、残念ながら展示なし。
5170Gはそれなりの重厚な存在感でございました。
ま、新作も素晴らしかったのですが、各ゲストの時計も素晴らしく、撮影はそちらのほうがメインでした(笑)。
※掲載の際は、この程度のモザイクがけをお願いしますとの事らしいです。
リピーターの御着用率が非常に高まっておりました(汗)・・・
しかしまぁ、良い大人があっちでもこっちでも時計のお話、こういう集まりはやっぱり最高です。