女王陛下のPatek Philippe
先月末から今月の7日まで、ロンドンの Saatchi Galleryで行われているパテック・フィリップの「Watch Art Grand Exhibition」については、当ブログでも何度かお伝えしてきましたが、展示の中でも特に高い関心を呼んでいるのが、パテック・フィリップ最古のVIPカスタマーともいえる英国王室が展示会の期間中に特別貸与されているコレクションなのだそうです!!
なにせ夕刊紙の30%は皇室ゴシップというくらい、皇室が大好きで大好きでたまらない英国の人々、やっぱりここは興味津々なのでしょう。
しかし、皇室の方がお持ちのパテックを展示用に貸してくれるなんて、まぁなんて素敵なことでしょう!
その中から1点、現在の女王陛下エリザベス2世の御所持時計の画像を畏れながら掲載致しします。
こんなのみたことあります!?
そのほかにも、ロンドン万博で当時のヴィクトリア女王が購入されたというダイヤをあしらった懐中や先代のエリザベス1世の御時計なども貸し出し展示中らしいですけど、思えば、そのロンドン万博で得た英国王室からの評価が、当時のパテックの知名度・信用度を一気に高め、それがブランドの一大エポックとなったことへの、いわば感謝の意味もあっての、この”無料”大規模イベントなのかもしれません。
そして・・・・
やっぱりイベントのためのスペシャル・ピースもありましたね!!
倫敦の光景をエナメル文字盤に描いたカラトラバ5089g-040と、
これらはもしかしたら販売品ではなく皇室への献上品かもしれませんが、英国王室の家紋として知られる「チューダー・ローズ(the Tudor Rose)」をあしらった懐中時計なども展示されているそうです。
コレクションはさらに、英国以外の王室・皇室の所持品にまで及んでいて(!!)
オーストリア王 (1848-1916)兼ハンガリー王(1867-1916)だったフランツ・ジョセフ1世の懐中時計。
スウエーデン王(1872-1907)兼ノルウエー王 (1872-1905)だったオスカー2世のデミハンターケースなども展示されていて、貴族に愛されたブランドの歴史を実感させていただけます。
テーマ別に作られた21の展示室に400個もの展示がなされている過去最大規模のPatek Philippe展。
最終日の7日は、ファミリー・ディとして、子供から学生から大人まで、性別もこえて、どの世代でも楽しめる特別展示コースを用意してそのフィナーレを飾るそうです。
「あ、そう。。。」とか言って、フラっとロンドン行ける身分になりたい(笑)!!