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SIHH2014 ~ Vacheron Constantin は超本気

当ブログにおいてランゲ&ゾーネが特別扱いなのは許してほしいのですが(笑)、
それを除いたところで、今年のSIHHにおける単体時計の個人的なベストを挙げるならば、
1位は先日紹介したヴァンクリーフ&アーペルの「Midnight Planétarium Poetic Complication」で、次にジャガールクルト「Master Ultra Thin Minute Repeater Flying Tourbillon~Hybris Mechanica Eleven」が面白く、そして3位は同率で、たとえばオーディマ・ピゲ「Millenary Minute Repeater APエスケープメント」やリシャール・ミル「RM50-01」、そしてピアジェの「Altiplano 900P」だったり、ボーム&メルシエのトゥールビヨン「CLIFTON 1892」などなど…多数といったところでしょうか…。

もしも個体ではなく、メゾン全体でのベストあげるなら、(またもやランゲは除いたところで)、
今年に関しては、どの作品にも歴史的な余裕みたいな風格を感じさせていたVacheron Constantin が圧倒的に良くて、
以下、宇宙と星座というテーマ・コンセプトの統一感が秀逸だったVan Cleef & Arpels が2位、そしてオフショアを一新したAudemars Piguet とジェローム・ランベール新CEOが早くも時計界にジャブを放ってきたMontblancが同率3位って感じなのです。



そこで今回のブログは、「2014のVacheron Constantin は超本気だった」というお話を!



まずは満を持しての発表といえるブランドの代表フェイス、マルタ・トゥールビヨンのスケルトンでしょう。
もうね、機械の細工と削り込みは尋常ではないです!
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そして今回特に驚かされたのは、スケルトンとメティエダールを共存させるという”新発想”でした。

つまり、基本的にスケルトン時計というのは文字盤が無い(透けている)から中の機械が見えるわけですが、一方、近年のヴァシュロンが推進してきたメティエダールというのは、失われつつあった18世紀以来の文字盤の装飾技法の復活と応用でありますから、本来このふたつの手法は互いに相容れないはずのテーマなのです。


ところが!
メティエ・ダ―ル「メカニカル・アジュレ」では、美しく彫り込まれたスケルトン構造を見せつつ、その外周にグランフーエナメル文字盤を配置するという、相反する技法の共存という”新発想”を具現化したのです。エナメルのバリエーションは、黒、青、グレーの3色があって…、
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さらにはダイヤ巻(=「メカニカル・アジュレ・ハイジュエリー」)もあります。
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そして、
その発想をさらに推し進めたのがこちら、「ファブリュ・オーネマン・コレクシオン(=「Fabuleux Ornements Collection)」 です!
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小ぶりのスケルトンムーブを、メティエダールの技法の粋を凝らして、アジアを感じさせるヒストリカルな4種のモチーフを持つ装飾ケースに組み込んだその仕上げの美しさはホントに圧巻でした・・・。

もっと早くにちゃんと紹介したかったのですが、それがこのブランドの奥ゆかしき所なのか…

「これらの作品は非常に少ない限定数で、日本にデリバリーされない可能性もあるので、その際はなるべくメディア露出は控えたい」・・・みたいなことを仰られて、載せて良いのか悪いのか、紹介して欲しいのか欲しくないのか、なかなかはっきりしないので、ついに独断で載せちゃうことにしました!!


ブランドからクレームきたら削除しますので、ご了承くだされたし。


…なのでプレス資料でのスペック確認もできてませんゆえ、もう文字情報よりも「百聞は一見にしかず」ということで、オフィシャルの動画で見てチョーだい!!※本日確認しましたところ、これらの動画はブランドHPからも見られるようになっておりました。

最初はスケルトン・シリーズのもの。
ちなみに今回のヴァシュロンは”スケルトン”という表現よりも、”オープン・ワークド”という表現を好んで使用しているようです。
しかしねぇ、機械は”オープンワーク”なのに情報は”クローズ”気味というのはちとアイロニックですが…(笑)、この動画もプローモション・ツールとして非常によくできているのですから、どんどん見ていただいたほうがいいですよね。



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で、ここまで来たら、徹底的に掟破りを続けちゃいます(笑)!!!
「Fabuleux Ornements Collection」の動画も貼り付けちゃいましょう。





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もうこうして日本向けの正式名称まで決まっているんですから(ヴァシュロンHPより転用)、
こんな素晴らしい作品が存在することを、どんどん広く知らしめたほうが絶対イイですよ~~!!




さてこちらは、今回のSIHHでご一緒にお食事などをさせていただき、その人柄に魅了されすっかりファンになりました(笑)、フォアン・カルロス・トレスCEOです。
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とっても気さくでオープンな性格でしたから、この紹介記事だって、きっと許してくれるハズ…(と思うんだけど)…(笑)。



以下の画像は旧作のマルタ・スケルトン・トゥールビヨンと新作との表裏比較。
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それにしても、金属の機械や部材がこれほど美しくなるとは… 
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今年のヴァシュロンに関しては、もっともっと紹介したいこと書きたいことが、たくさぁぁぁぁぁ~んあるのですが、
しかしその全貌はいまだ秘密のベールの向こう側に・・・・
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うむむむ・・・・。






もっともっとお知りになりたいという方があられましたらメッセージをください。ブランドの方に談判しますので…(笑)










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Commented at 2014-02-11 21:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by a-ls at 2014-02-11 23:02
2014-02-11 21:34付コメントさん はじめまして。
特性でいうとデザインの前者・精度の後者というイメージがありますね。わたしはデザインに惚れ込んでいるので、絶対に前者なんですが…、迷ったときは実機を手にした際の第一印象を大事にするようにしています。
(実機は絶対に見てください。できれば候補を並べて比べてください!)
次の要素は用途でしょうか。あまり時計が目立ってはいけないご職業もあるそうで、後者のシンプルなデザインを好まれる方が多いのも事実です。
機械の美しさはイーブンとして、機能面で言えば、パワーリザーブに大きな差がありますね。毎日巻き上げたいタイプ、巻き上げをつい忘れてしまうタイプ、これは意外と大きな差異かもしれません。
ま、いずれを選ぶにしても、それぞれ間違いのない素晴らしい作品ですし、迷っている時間もまた時計コレクションの醍醐味でもありますから、どうか、いっぱい悩んで、いっぱい楽しんでお選びください!!
お決めになったら教えてくださいね~(笑)。
Commented at 2014-02-12 02:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by a-ls at 2014-02-12 19:48
2014-02-12 02:27付コメントさん
個人的にはWGが好みなんですが、ルミ針が得意じゃないので…、消去法でPGでしょうか。。。後者なら限定WG青針が間違いなくイチオシです!!
Commented at 2014-02-13 01:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by a-ls at 2014-02-13 08:23
2014-02-13 01:02付コメントさん
どうぞがんばってくださいませ~(^.^)/
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by a-ls | 2014-02-11 15:29 | ヴァシュロンコンスタンタン | Trackback | Comments(6)