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a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

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グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ 実機写真(PT編)

Grand Lange1 Moon Phase PT

実機画像シリーズ、最後となりますが、PTケースの紹介です。
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華やかさのあるゴールド系に対し、月の持つ”神秘さ”を感じさせる佇まい。
ランゲ1の場合は、ムーン・ディスクとセットの扱いがお約束だったルミ針が、今回は採用されていなかったのも正解でしょう。

本当の月の裏側は”Darkside of the moon"と呼ばれ、地球から見ることはできませんが…
こちらの時計の裏側はいつもながらの荘厳な仕上げがなされています。
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名作である”スティルス”以上に、清楚かつ重厚なイメージを受けたPTケースでした。
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また、この発表イベントの正式タイトルは「PRE-SIHH PRESENTATION & F.A.LANGE WATCHMAKING EXCELLENCE AWARD 2013」ということで、
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来年の新作時計「Grand Lange1・ムーンフェイズ」の発表と同時に、ランゲ時計学校の選ばれた学生たちによるムーヴメント・コンペの最優秀作品の発表と表彰&奨学金(1万ユーロ)の授与式も兼ねておりました。
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受賞学生お爺様とシュミットCEO(後ろに写っているのが受賞作品)。

記念のディナーテーブルでは、ウォルターお爺様のお隣の席でお料理をいただきました…ありがたや・ありがたや…。
その席にCEOもやってきて談笑するの図(笑)。。。
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(実はこの日のお昼、ウォルターお爺様へ正式なインタヴューもさせていただきました。その内容については後日当ブロクもしくは次回の「Klub Lange」でお伝えしたく思っております)。

このディナーを終えて、翌朝目覚めますと、ホテルの部屋のドアノブにこんな御箱入りのバックが下がっていました…。
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開けてみますと…。月の満ち欠けをアレンジしたチョコレートが…
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まるでサンタさんからの贈り物のような、洒落た演出でした。
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といいますのも、ドイツではサンタクロース(聖ニコラウス)は12月6日にやって来るとされてるからです。この日は「ニコラウスターク(サンタクロースの日)と呼ばれ、贈り物の交換をするのもこの日なのだそうです。しかし、この日は子供にとっては楽しみな一日であるのですが、同時に、怖い日でもあるのです。ドイツで語られるサンタクロースは、片手にはプレゼントを満載した大きな袋を持っているのですが、もう一方の手にはムチを持っていて、素行の悪い子にムチ打ちの罰を与えると言われているからです。どうやら今年はムチ打ちの刑は免れ、お菓子をいただけたようです…、あ、もう子供ぢゃないけどね。(笑)


そしてランゲの誕生日、つまり、今を去ること168年前に時計師アドルフ・ランゲが奥様と15人の弟子を連れてドレスデンからグラスヒュッテに入り、自前の時計工房「A. Lange」を創設した記念日、奇しくもその12月7日に、わたしたちもドレスデンを発ち日本へと向かったのでした。


今回の旅は本当に素晴らしく、この貴重な機会を与えていただいたランゲ&ゾーネはもちろんですが、スケジュールを組んでいただいたランゲ&ゾーネ・ジャパンならびに宮田さんをはじめとする現地のみなさんの心のこもったホスピタリティに厚く御礼申し上げます。



この”旅の記録”は、またおいおいに本ブログでUPしていきたく思います。
本当にありがとうございました!










by a-ls | 2013-12-09 03:35 | ランゲ&ゾーネ