人気ブログランキング | 話題のタグを見る

a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

alszanmai.exblog.jp

復興20周年&設立165周年

12月7日という日は、1845年にアドルフ・ランゲがグラスヒュッテで時計の製作を開始した日であり、また同時に1990年のこの日は東西ドイツが統一され、ウォルター・ランゲ翁が復興A.LANGE&SOHNEを新会社としてドレスデンの裁判所に登記した日でもあります。
つまり今年の12月7日は、復興20周年&設立165周年という二重の記念年にあたることから、いくつかの特別なイベントが催されました。
先日投稿しました「ランゲ&ゾーネ新CEO 初仕事」のブログは、前日の6日夜の、
いわば前夜祭パーティの模様でしたが、翌7日にグラスヒュッテでランゲ&ゾーネ「復興20周年&設立165周年」のプレス・カンファランスが行われました。

復興20周年&設立165周年_b0159560_21335553.jpg

© Worldtempus / Elizabeth Lilly Doerr
写真は左から Jerzy Schaper (12月までの暫定CEO), Arnd Einhorn (広報担当),
Walter Lange(いわずもがな), Wilhelm Schmid(1月からの新CEO)。





またこの記者会見で、
「A.LANGE&SOHNE Young Talent Award for a next generation of watchmakers」というコンペ形式のコンテストの表彰も同時に行われました。 
これは、ユニタス6498をベースに均時差時計の機構を組み込むというサブジェクトに対し、世界の約30の時計学校から80名の学生が参加したもので、8名のファイナリストの中から、弱冠20歳のFelix Reppeくんが見事に優勝の栄誉と1万ユーロの奨学金を勝ち取りました。
ちなみFelixくんはランゲ時計学校の所属なので、なんか手前味噌的な匂いを嗅がれる方もいるかとは存じますが…、彼の名誉のためも、その受賞理由も書き添えておきます。
それにによりますと「残るファイナリストは月単位での設定のみだったが、彼のみが日単位の設定を可能にする打開法を提供していた」ということでした。
by a-ls | 2010-12-12 21:35 | ランゲ&ゾーネ