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ウルバンヤーゲンセンのバーゼル新作は、Ref.1140 PTケース Blue Limited !!


渾身の仕上がりが見られるハズ!



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by A-LS | 2017-04-20 23:14 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(0)

トラディショナル・ワールドタイム


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by A-LS | 2017-03-22 06:49 | ヴァシュロンコンスタンタン | Trackback | Comments(0)

モンブラン 銀座ブティック10周年記念のスペシャルエディション


もう2年も前に書いた記事にもかかわらず、現在まで日々一定したアクセスを戴いているページがある。

「モンブラン、そしてミネルバ」というタイトルの記事だ。

それは、このメゾンがいかに世間の注目を集め、いかにネット検索されているかを物語る証左と言えるのではないだろうか。

時計というビジネス・シーンにおいて、これまでかなり多くの経営者と会談する機会を得たが、そのなかで(そのやり方はともかく)経営者の視点から時計業界全体を語り、なおかつその信念に特別な敬意を抱いた人物が2人いる。ひとりは、いまやLVMHグループの時計部門を総括するジャン・クロード・ビバー氏、そしていまひとりがモンブランを率いるジェローム・ランベール氏である。

ジェロームは”わがランゲ陣営”にも短期間関与したのだが、自らの成果を明確な形にする前にその地位を離れてしまったことで、彼の改革が充分に咀嚼されないまま現体制に引き継がれてしまったのは、ある意味でたいへんに残念である。(このことはいつか文章にまとめたいと思ってはいるが…)



さて、今日のニュースは、
そのモンブランから、銀座ブティック10周年記念のスペシャルエディションが発表されたということ!

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(以下、ブラントの資料から引用)

世界各国のモンブランブティックでも有数の規模を誇る銀座本店は、2016年にオープン10周年を迎えます。これを祝い、日本のモンブランファンに感謝をささげるべく、日本限定のスペシャルエディションのタイムピースが登場。
登場から3年で早くも定番の座を占めるにいたったモンブラン ヘリテイジ スピリット。丁寧にはめ込まれたアップライトのインデックス、垂直方向にヘアラインが走るマットな横顔を持つシリンダーケース、そして外周に溝を走らせたボンベダイヤルなどの端正さは、世代を超えて受け継がれるタイムレスな美を醸し出しており、控えめなスタイルを好み確かな審美眼を持つ日本人にふさわしいタイムピースです。

モンブラン ヘリテイジ スピリット デイト オートマティック
ギンザ10周年記念
スペシャルエディション100 (SSケース)

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モンブラン ヘリテイジ スピリット デイト オートマティック
ギンザ10周年記念
スペシャルエディション10 (RGケース)

日本限定発売となるスペシャルエディションは、エッセンシャルな3針+デイト表示のオートマティックモデルを落ち着いたネイビーブルーに染め上げました。日本人男性の凛々しさを引き立てるネイビーブルーに、古来より日本を象徴する真紅を秒針の先端に用いたカラースキームは、「銀座-GINZA-」を象徴的に表しています。
ギンザ10周年スペシャルエディションは、100本限定のステンレススティールケース、10本限定のレッドゴールドケースで展開します。どちらもケースバックには「GINZA BOUTIQUE 10th ANNIVERSARY」の文字が刻印されています。
モンブラン銀座本店で先行販売中です。

詳しくはコチラ参照
http://www.montblanc.com/ja-jp/discover/blog/ginza-btq-anniversary.html?utm_source=enewsletter&utm_medium=email&utm_campaign=201607





文章にもあるとおり、
日本の象徴的なイメージを綺麗に落とし込んだデザインだ。

ひさびさに銀座ブティック、いってみよぉ~かなぁ。






































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by A-LS | 2016-07-13 16:42 | モンブラン | Trackback | Comments(0)

RAYMOND WEIL ~ ビートルズ限定


RAYMOND WEIL。
1976年に創設されたブランドの40周年を記念し、代表モデル「マエストロ」とビートルズがコラボした限定ピースを発表。





文字盤には名作のアルバム名が。











自動巻き。パワーリザーブ38時間。39,5mm径。9.2mm厚。
ステンレススチール。裏面はビートルズのロゴを描いたスモークガラス。
3000個限定。
約1.400USD。



for more information: RAYMOND WEIL Official
http://www.raymond-weil.com/en/maestro-beatles-limited-edition/






※製作中の時計サイトの投稿実験も兼ねており、
その関係で、記事があっさりですみません。

※この記事は短期間内に削除される可能がありますので、ご了承ください。



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by A-LS | 2016-05-29 14:22 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(1)

1816-2016:クロノグラフ200年記念時計


「もしこのフェイスで41mm以下だったら絶対アリなのになぁ~」と思う時計はけっこうある。

しかし今日紹介する時計は、なんと46mmという大型サイズながら、個人的には「うーん、全然アリじゃね?」と思わせてくれる逸品。

作品名は「Memorisー200th Anniversary Watch Basel」。
ブランドは、Louis Moinet (=ルイ・モネ)。


※画像をクリックすると拡大されます。
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シンメトリーを基本としながらも、ハーフスケルトンのダイヤルを透過してクロノグラフ・モジュールが正面から覗けるという大胆なデザイン。
加えて、ブリッジ裏に描かれた宇宙の星々がデザインの一部となって正面から見えるという発想も素晴らしい。

しかも、なぜ星が描かれているのか、なぜモノプッシャーのクロノグラフなのか、なぜルイ・モネがこのピースを出すのか、そうしたことのすべてが200年前のヒストリーに呼応しているという、歴史とかアストロノミーが大好物な当ブログからすると非常に”ツボ”な限定ピースなのだ。


「Memoris」自体は昨年に発表されたもので、そのフェイスがこちら。

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この段階では、星空は描かれておらず、青く彩色されたコート・ド・ジュネーヴ風の仕上げが覗くのみであったが、それが今年2016年のバーゼルで発表された記念モデルでは、星空に描きなおされている。


その理由を明かす前に、簡単にクロノグラフの歴史を紐解く必要がある。
クロノグラフの発明者は、(英国のジョージ・グラハムのストップウォッチの原型など諸説あるものの)、長いこと文字盤にインクを落として経過時間を計測する二コラ・リューセックが世界最古とされてきた。確かにクロノグラフという言葉は、その計測器に初めて名付けられたもので、クロノス(ギリシャ語の時間の意味)+グラフ(記録の意味)から得られたリューセック発明の造語だった、…確かに、2013年までは…。

2013年、歴史の中に埋もれていた時計職人、ルイ・モネ製作の画期的な懐中時計が”発見”されたのだ。

ルイ・モネは、天体望遠鏡で天体の正確な動きを観察するために世界で初めてのクロノグラフを考案し、これによって、天体望遠鏡の十字線の距離を正確に測ることができた。2016年ヴァージョンに宇宙が描かれたのはこの事柄へのオマージュなのである。



(以下ブランド資料より抜粋)
ケースバックにある刻印から、1815年に製作が始まり、1816年に完成していることが分かります。
中央の針は1/60秒を表示し、秒と分は2つの別々のダイヤル、時は24時間ダイヤルで表示されていました。

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クロノグラフのスタート、ストップ、リセット機能は2つのプッシュボタンで行うようになっており、この作品が、数年後にようやく登場することになる、現在業界で正式な名称として認められているクロノグラフに相当することは明らかです。
このクロノグラフは、当時としては革新的なリセット機能も備えていました。この機能はこれまで、アドルフ・ニコルが取得した特許に基づいて、1862年に開発されたものと考えられていました。
ルイ・モネ自身は、「...私は1815年に、60分の1秒計を作るためだけにパリに来た。構成が全く新しいこの計器は製作がきわめて難しく、試行されることはめったになかったが、私の目的にかなったものが完成した...」と書き残しています。
このクロノグラフ機構の振動数は、毎時216,000回(30Hz)という当時としては全く並外れたものでした。ちなみに、現代の腕時計の平均的な振動数は毎時28,800回(4Hz)です。ですから、ルイ・モネは高振動の先駆者であるといえます。実際、毎時216,000回を超える振動数で作動する別の時計が登場するまでに、ちょうど100年待たなければならなかったからです。


1816年にゼロ・リセットに21万6千振動とは(!)、にわかには信じがたい機構を持つ個体だが、現在のところではかなり多くの文献でこのルイ・モネがクロノグラフの嚆矢とされているのは間違いない。
2013年に発見され、復興していたルイ・モネ社が買い上げた。その際に製作された動画もご紹介しておく。
NPRキットによるレトロ・タッチのアニメーションでクロノグラフの歴史も学べる秀逸な作品だ。





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ケースだけでも52ピースの部品から成る17度角のモノプッシャー・クロノグラフ。
18KのWGとRGで、20本限定。46mm径・ 15.75 mm厚。

※この200周年時計の文字盤上に1806とあるのは、ルイ・モネ創業の年であり、有名な「ナポレオンの置時計(日付を表示する8日巻きムーブメントと、オルゴールが鳴り始めるとナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの戴冠を眺めることができるオートマタ機構を内蔵する複雑時計)」が納品された年でもある。



(以下、日本における正規ディストリビューターである、Muraki LTD, Watch DivisionのHPより引用)

Memoris の宇宙

この200周年モデルはすべて排他的な装飾、クロノグラフプレートのためのミッドナイトブルーの特別な覆いであるセンターピースは、夜空の実際の色を映しだしています。多数のそれぞれの手作業で彫り込まれた星は輝き、それぞれ真新しい安定した彫刻テクニックを使って精密につくられます。これは、特別に作られた旋盤を伝統的なrose engineに取り付けることを伴っています(ギヨシェのための道具としても知られています。)。

このアイデアは、rose engineのパワーと手作業の精密さとを融合させることです。最終結果は、機械による圧搾や 押し型による模様の印字生産のそれとは異なります。素材が取り除かれるので、それが、guillocheuseと伝統的に関連した効果と似ているけれども、このプロセスではごくわずかなエリアの深さの変化レベルに集中します。

その上、それぞれの星のすべては、それぞれの全てにおいてできる限り多くのライトを捕らえるように異なる角度と深さで作られます。これは、安定した彫刻が何度も使われることを必要とします。これは時計製造での前例がないテクニックです。顕著な結果は、実際輝いている星の斬新な印象を与えて、それらの下のナイトブルーのプレートの背景に対しユニークで豪華に輝きます。

Baselworld 2016で初公開されたMemoris Anniversaireは、20本限定で製造されます。

予定価格:8,300,000円(税抜)



この部分、ちょっと理解出来にくかったのだが、ま、非常に高度なギョウシェ応用技によって宇宙が描かれている・・・ということのようだ。



クロノグラフパーツという機械美と、スケルトナイズによって見せるギョウシェ宇宙という工芸美の共存。
これこそ、時計のフェイスという空間で究極の融合を果たした稀有なタイムピースと言えるのではないだろうか。



とりあえず、今年のバーゼル新作中で一番実機を見たくなった時計であった。






















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by A-LS | 2016-05-13 07:07 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(0)

夜 梟


まとめを書くとき用に残しておいた画像だけれども、

もう書かなそうなので放出するシリーズ~その②。

タイトルは「夜梟」。



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by A-LS | 2016-02-16 12:50 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)

「リヒャルトランゲ ジャンピングセコンド」考察


ランゲ&ゾーネの今年の新作、「リヒャルトランゲ ジャンピングセコンド」

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先日のブログ記事で、
『思い起こすと、ジェロームの古巣ジャガールクルトも昨年の秋に、”トゥルーセコンド機構”と名付けた新しいムーブメント、cal.770を発表しているのだが、これがまさにデッドビート(ジャンピング)セコンドなのだ。同じボスが離れてからほぼ同時期に完成したスイープ運針時計、通年のテンションだったらば両者の輪列図でも並べて、その相違点・共通点などを論じたところだが、誰かが調べてみていただけると有難い、いや、ほんとに』
などと不遜にもつぶやいたところ、拙ブログにもコメント寄せていただいている友人の CC Fan さんから貴重な寄稿を戴いたので、許可を得て掲載します(※画像に関しては当方での掲載)。



「ジャンピングセコンド」を分析しての感想は、"コロンブスの卵"だった。
既存のステップ運針機構をベースにしながら、シンプルにルモントワール(定力装置)と融合させた構造は素晴らしいと思う。

ジャガールクルトの"ジオフィジックトゥルーセコンド"の輪列と対比させながら、仕組みを見ていきたい。

どちらも、ステップ運針の秒針を作る仕組みは似ている。

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※画像上=リヒャルトランゲ ジャンピングセコンドの裏側。
画像下=ジャガールクルトの"ジオフィジックトゥルーセコンド"、引用はジャガールクルトのオフィシャルHPより。
http://www.jaeger-lecoultre.com/AE/ja/luxury-watches/geophysic-ja?name=geophysic?name=geophysic%3Fname%3Dgeophysic

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香箱からの輪列をガンギ車・テンプに至る通常輪列と、ステップ運針用のステップ輪列に途中で分岐させる。
ステップ輪列末端には板バネ上のレバーが装着され、通常輪列のガンギ車同軸の星形車によって規制されている。
ガンギ車が回転することで1秒に1回レバーが解放され、レバーが1回転すると秒針が1秒進むというのがステップ運針を作る基本的な仕組みになる。
規制されている時もレバーは微妙に動くが、解放時の動作と比べると小さいため、秒針は停止しているように見える。
また、星形車の形状とレバーの長さを工夫することで、レバーからガンギ車へのトルク伝達を少なくし、トルクを与えずタイミングだけをステップ輪列へ伝えられるようにしてある。

通常輪列はテンプの振動数(5振動/秒~8振動/秒)で動き、ステップ輪列は1振動/秒で動いているため、合計の回転数は同じであるものの、瞬間的な速度は異なってしまう。
歯車のみで直結していると上記の速度差を吸収できないため、トルクを一時的に蓄え、速度差を吸収するためのヒゲゼンマイをどちらかの輪列に入れる必要がある。

トゥルーセコンドをはじめとした、デットビートと呼ばれる時計はステップ輪列側にヒゲゼンマイを入れ、通常輪列は直結になっている。
これは、普通の輪列にデットビートを追加するという考え方で作られており、至極普通の構造である。
当然、直結であるので香箱のトルク変動はそのままテンプに伝わってしまう。


リヒャルト・ランゲ ジャンピングセコンドは逆に、通常輪列側にヒゲゼンマイを入れ、ステップ輪列は直結、かつ香箱から完全に二つの輪列を分けている。
3/4プレート中心のシャトンが香箱であり、その向かって右のコンスタントフォーススプリング周辺のシャトンが通常輪列、香箱の上側のシャトンがステップ輪列となっている。


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※リヒャルトランゲ ジャンピングセコンドの輪列図


結論から言うと、ヒゲゼンマイを入れる位置を入れ替えただけで、ルモントワールと同じ動作をすると考えられる。

直結しているステップ輪列は香箱のトルク変動の影響を直接受けるが、前述の通りガンギ車へのトルク伝達が少なく、直接の影響はガンギ車へは伝わりにくい。
ヒゲゼンマイを経由している通常輪列はステップ輪列が動いたときだけ、ヒゲゼンマイへのエネルギー充填が行われ、それ以外の時はヒゲゼンマイのエネルギーで動いている。これは、ステップ輪列が香箱を制御する1秒ルモントワールとみなすことができると思う。
ルモントワールはトルクをある程度"捨てる"機構だが、終端の回転数が高く(1回転/秒)、大きなクラッチシステム+針を動かさないといけないステップ輪列は捨て先として非常に有効だと考えられる。
またルモントワールで通常必要な制御カムやレバーなどの部品もいらず、ステップセコンド用の部品だけで実現できる。

ランゲのおむすび状のカムと1歯のガンギ車を使った10秒ルモントワール(ランゲ31、テラルーナ)、60秒ルモントワール(ツァイトヴェルク)とはずいぶん変わったが、極めてシンプルな構造で機能を実現できている。
これが"コロンブスの卵"と思った理由である。

製作が難しいかはわからないが、理論的には理に適っているように見える。
個人的にはセンターセコンドのリヒャルト・ランゲ顔にして欲しかったが、輪列を眺めていると確かにザイフェルト顔に合っているように思った。

考えてみれば、香箱までさかのぼって制御するルモントワールというのは非常に珍しい気がする。
ランゲの今までの作品は大体4番車相当の部分にルモントワールユニットが装着され、そこでトルクの脱進を行うものが多く、ルモントワールを備えている他メーカーの作品でも4番車相当の部分にあるものが多い。
ただし、理論的に考えれば、最終的なトルクの供給先であるガンギ車に直接ルモントワールを備えればカナの伝達誤差が無くなるため、良いはずである(ただしトルクが最も小さくなっているので、製作は難しいと思われる)。

ランゲと同じザクセン生まれのブランド、ラング&ハイネのCaliber Vはガンギ車にルモントワールを備える珍しい構造である。
ガンギ車部分のみ変更する非常に小さいユニットでルモントワールを実現している。
ブリッジの上にも歯車が追加されているが、これはセンターセコンド駆動用の中間車でルモントワールとは直接関係無いようである。

ルモントワールは結果として求められるのは唯一定力化だが、アプローチがそれぞれ異なり、それらを読み解く楽しみがあると思う。
ガンギ車にルモントワールを備える方法はIWCの94800/94900キャリバーのトゥールビヨンケージを生かしたアプローチも非常に面白い。



CC Fanさん、素晴らしいです!
本当にありがとうございました!!
そうなんですよね、このような画期的な機構を持つ時計だけに、限定ではなく通常品にしてほしかったと強く思う……わけです。


最後は”デ・ハース劇場”~「Jumping Seconds編」をどうぞ。





また、CC Fanさんの寄稿文中にも少し触れられていましたが、ラング&ハイネ「コンラート」と「リヒャルトランゲ ジャンピンング セコンド」は、ステップ運針+ルモントワールという同じ機構を持つメイド・イン・ザクセンのタイムピースですが、両者の機構の比較検討に手を挙げてくれた賢人もおられますので、楽しみにしております。
年頭のブログにも書きましたが、今回のように、時計ファンの方々からの発信を広く受け止め、最新情報をいち早く届ける場としての「時計サイト」の構築を目指しておりますので(早ければ今春にオープン予定)、ぜひとも皆さまのご協力をお願い致します。
●コンタクトはこちらのアドレスまで。 klublange@gmail.com


2月末か3月上旬にSIHHを振り返るオフ会をやってほしいとの意見を戴き、現在、計画中です。
案内を希望される方も上記アドレスもしくは非公開のコメント欄まで。
もろもろ、なにとぞ宜しくお願いいたします。




























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by A-LS | 2016-02-10 09:08 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)

SIHH2016ランゲ新作③~お待たせのコレ



お待たせです。


いよいよコチラの出番!
今年のランゲ&ゾーネのテーマである『メカニカル・マスター』をまさに具現化したかような機能と機構のハイエンドであり、
それでいて、機械というものが表現しうる緻密な美しさをも凝縮した、まったくもって”鋼”の極致・・・、


ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン


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今年のSIHHのランゲ・ブースの象徴をつとめる、このラスボス的な(まさに”メカニカル・マスター”な)表側の強烈な存在感と(笑)、
芸術的なまでに昇華された裏側の金属部品の配列。やっぱスゴイのである。


ではまずはプレスリリースの全文引用から。



クロノグラフ、永久カレンダー、トゥールビヨンを1 本の時計に統合

A.ランゲ&ゾーネのSIHH 2016 のハイライトは、三つの複雑機構と五つの付加機能を統合した本作です。機構の完成度の高さと、表示器の多さにも関わらず明快ですっきりとしたデザインで魅了します。

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多重複雑機構を開発する上での最大の難題は、高度に複雑な複数の機構を一つの論理的な設計によってスムーズに連動させることです。ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンは、A.ランゲ&ゾーネがそのような時計作りの関門を打ち破るマスターピースを作ることに力を注いだ成果です。
100 本限定製作のこの新作では、ブラックのシルバー無垢製ダイヤルに、直径41.5 ミリのプラチナケースおよびロディウム仕上げのゴールド製針とインデックスが鮮やかに映えます。モデルの名前は、その複雑機構のコンセプトにちなんだものです。



ダトグラフ
プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、フライバックおよびランゲ独自のアウトサイズデイト―これらの各機能を制御するコラムホイールクロノグラフが、A.ランゲ&ゾーネを代表する「ダトグラフ」です。精度の高いタイム計測を実現するため、ダトグラフ アップ/ダウンで実証された画期的なメカニズムを採用しました。このクロノグラフは、時計開発者たちが苦心して完成させた三つの優れた技術を巧みに統合したものです。
その一つ目は、コラムホイール制御機構です。この機構で、すべてのクロノグラフ機能を確実に作動させます。
二つ目はジャンピング・ミニッツカウンター。計測したタイムを正確に表示します。
そして三つ目は、タイム計測中にそれを中断して間髪を入れずに次のタイムを計測できるフライバック機能です。

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パーペチュアル
モデル名の真ん中を占める「パーペチュアル」が表すのは、ムーンフェイズ表示付き瞬転式永久カレンダーです。永久カレンダーの表示要素はすべて瞬転式のため、アウトサイズデイト表示の日付をはじめ、サブダイヤル表示になっている曜日、月およびうるう年をいつでもはっきりと読み取ることができます。このメカニズムは、次回うるう年が省略される2100 年の3 月1 日になるまで修正する必要のない設計になっています。さらにムーンフェイズ表示は、実際の月の動きとのずれが積算されて1 日分の誤差になるまでに、なんと122.6 年もかかるという高精度です。
三つの調整プッシャーは、ムーンフェイズ、曜日表示および月/うるう年表示を別々に調整するためのものです。時計が止まっていたのが数日間程度なら、10 時の位置にあるワンタッチ調整プッシャーを押すだけで、すべての表示を同時に進めることができます。
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トゥールビヨン
サファイアクリスタルの裏蓋から、トゥールビヨンの魅惑的な動きが見えます。繊細な造りのキャリッジに収められた脱進機が、自分の軸を中心にして1分間に1回転します。この回転運動によって、偏心錘付きテンプへの重力の影響が解消されます。50 時間のパワーリザーブ持続時間を通じて安定した歩度を維持できるのは、テンプに取り付けた自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイの働きによるものです。タキメータースケールの端に取り付けられているパワーリザーブ表示が、ゼンマイを巻き上げる時期を教えてくれます。通常、ランゲ製トゥールビヨンのテンプ振動数は毎時21,600 回ですが、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンでは初めて2.5ヘルツに相当する毎時18,000 振動に抑えました。これは、計測したタイムを5 分の1 秒単位で正確に表示するために必要な振動数です。特許技術のストップセコンド機構により、リューズを引き出すとトゥールビヨンのキャリッジ内のテンプが瞬間的に止まるため、秒単位で正確に時刻合わせができます。
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引用は以上。


時計の名称の由来となる”単語”を説明して終わるという、ちょっと拍子抜けするプレスリリースの内容だ。(笑)
せっかくの大作なので、それなりに抒情的に語っても欲しかったのだが、実際、情報解禁と同時に素早く動画がUPされたことを見ても、ブランドとしてはもはや語るべきことことよりも『その存在を見よ!』という、まさに”百聞は一見にしかず”の存在なのかもしれない。


もうすでに、2~3回くらい見ちゃって方もいるとは思うが、その動画を貼っておく。



続けて、デ・ハス商品開発部ディレクターの解説。(マニアにはツボの、いわゆる”デ・ハス劇場”w)




何度も繰り返すが、機械の詰まり具合、配列、位置、仕上げ、そのどれをとっても見事であり、文句のつけようもない。
価格からすれば、限定100本という判断も致し方ないのかもしれない。

でも、ここでちょっと言わせて欲しいのは・・・、


なんで限定100本のダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンだったのかということ。
ダトグラフ・トゥールビヨンで良かったじゃん!
それで価格が少し下がって、非限定のカタログ・アイテムにしたほうが、ランゲおよび時計ファンにとっては良い選択だったのではないかという想いがある!!
凄くあるぅ~~!!!


もともと、ダトグラフとダトグラフ・パーペチュアルでは、人気的にも存在感的にも”差”がある、みたいなことを、拙ブログでは以前にも書いたことがあるが、ダトグラフがディスコンとなっている今、”あの名作がトゥールビヨン付で帰ってきた! ダトグラフ・トゥールビヨン!!”っていう切り口だったほうが、ランゲファンにとって、もの凄いインパクトがあったのではないかと思うのだが、いかがでしょう?



さてさて、まだ実機を触ってないので何とも言えないが、
こうしたランゲ・ウォッチの重量級、しかもプラチナケースという”ヘヴィ―パンチャー”にありがちなのが、装着感と装着した際の安定感(重心の問題)である。

下に今回のダトパーペ・トゥールビヨン(上)と、ダト・パーペ(下)の機械を並べてみたのだが、

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見てわかるように、ダトパーペ・トゥールビヨンはキャリッジを裏に配置したこともあり、機械の詰まり具合がケース内に均一化されているので、意外と安定性は高いかもしれない。


ブースに展示されている巨大時計の裏のアニメーションにしたって、こんなに機械だらけなのだから、
機構的な部分では、今後の追加情報で明らかになるような部分もまだまだきっとあると思う・・・・。

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ま、ここまで来てしまったからには、今後このダトグラフパーペチュアル・トゥールビヨン・ラインは、
これがさらにラトラパンテの割剣となり、コンスタントフォース採用の超ロングパワーリザーブとなり、やがては鎖引きで”プールル・メリット”という称号を拝命するくらいまで、(あと2機種後くらいか?)、徹底的に攻めの姿勢で続けて戴きたいものだ!!





そして最後に、

ウルトラロービート、18,000振動に、

バンザイ五唱/秒!!!!(笑)

























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by A-LS | 2016-01-20 15:49 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(4)

SIHH2016ランゲ新作①~気になるもの順(笑)


例年以上に情報がいっぱいありすぎて、まず何から手を付けるべきか、やや混乱中だが(笑)、
とりあえず、プレスリリース&第一印象を、現時点で気になっている順に消化してみるとする。


まずは、機構とその開発力という、ランゲならではの”本当の意味での新作”といえるコチラが、今のところ一番気になるところである。



リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
※一時”ステップセコンド”という表記もあったが、ブランドとしてはこれで統一する模様。


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※画像はランゲ&ゾーネ・フェイスブックより。
以下、プレスリリースを引用。



1秒の重み
名は体を表す―新作リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド

リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは科学観測用デッキウォッチを現代風に解釈し直し、最高精度と最適な視認性を両立させた時計です。秒針動力制御メカニズムが、常に一定の力でテンプを動かし、動力制御メカニズムに内蔵されているステップ機構が1 秒ごとにしっかりと時を刻みます。直径39.9 ミリの大きなプラチナケースに特徴的なレギュレーターダイヤルを収めたリヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドを、100 本限定で製作します。


リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、相互に機能を補完し合う二つの機構を巧みに連動させた時計です。
その一つ目の機構である秒針動力制御メカニズムは、針を進める力を常に一定に保ち、最高の精度を支えます。
そしてもう一つの機構であるジャンピング機構は1 分間に60 回、つまり1 秒ごとに長い秒針を進め、時刻を秒単位で正確に読み取るのを助けます。
多層クラッチを備えるゼロリセット機構により、リューズを引き出すと秒針が一気にゼロ位置に戻り、時刻を素早く簡単に合わせることができます。
A.ランゲ&ゾーネは、かつて高精度機器として科学者や探検家にとって必要不可欠とされてきた科学観測用デッキウォッチを画期的な構造で現代に蘇らせ、2006 年に発表した時計リヒャルト・ランゲをシリーズ化しました。その伝統を次世代に継承してゆく決意を体現した時計―それが最新作、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドです。

跳秒、すなわちジャンピングセコンドは、精密時計の世界では一般的な複雑機構に数えられます。その昔、この機構を備えた懐中時計は、恒星時または太陽時を調べたり地理的な距離を計算したりするのに使用されていました。秒単位で時間を特定できるこの機構は、今日でもなお、短時間の計測に利用されています。フェルディナント・アドルフ・ランゲは既に1867 年の時点で「ステップ運針式秒単位ムーブメント」の開発に成功しています。そしてその10 年後、新設されたばかりの帝国特許庁はランゲの発明に対して特許を交付しています。このような背景により、ジャンピングセコンドはA.ランゲ&ゾーネの歴史の中で特別な位置づけにあります。


主役はステップセコンド
ロディウムカラーのレギュレーターダイヤルには時、分、秒それぞれに独立した表示サークルが三つあります。ここでは視線を秒表示サークルに向けるため、そのサイズを大きくして上部に配置しました。その左右下に、小さめの時表示および分表示サークルが並んでいます。ダイヤルデザインの機能美を際立たせるため、直径は39.9 ミリのケース素材として清楚な印象のプラチナを採用しました。


残り10 時間を知らせる赤い三角形
時表示サークルと分表示サークルが重なる部分に三角形の窓があります。パワーリザーブがなくなる10 時間前になると、この窓が赤くなり、ゼンマイを巻き上げる時期が来たことを知らせてくれます。

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終始一貫して同じ動力を
新しい自社製キャリバーL094.1 はジャンピングセコンドの開発につきものの難題をすべて克服したムーブメントです。その技術上の特色は輪列の配置にあります。これは、定力駆動と1 秒ごとの運針という二つの役割を別々の輪列に分けながらも連動させるという、実に独創的なものです。一つめの輪列は香箱からテンプの間の歯車で構成され、1 秒ごとに一定のエネルギーを動力制御メカニズムを介して脱進機に供給します。輪列受けのリセスから見ることのできるこのメカニズムは、ゼンマイがほどける力の減少分を補い、かつ1 秒ごとに針を進める時のトルクの変動を補正するという二つの機能を果たします。その結果、最長42 時間のパワーリザーブが持続する間、振り角を一定に維持できるという仕組みです。偏心錘付きテンプと自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイの連携で、最善の歩度を約束します。

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ストップセコンドの"からくり"
二つめの輪列は、運針のための動力を伝える香箱からジャンピング機構の間の歯車で構成されます。
この輪列の役割は、毎秒6 振動というテンプの振動数を秒針の1 目盛り分の運針に変換することです。このプロセスは、フェルディナント・アドルフ・ランゲが当時設計したのと同じように、ガンギ車の軸に取り付けた五陵星形の歯車で制御しています。サファイアクリスタルのシースルーバックから、五陵星歯車がガンギ車と一緒にその軸を中心にして5 秒で一回転する様子を見ることができます。1 秒ごとに五陵星の一つの歯が解放され、ムチを放つような動きをします。
すると、香箱から動力を受けるこの長いアームが一気に360°回転した後、次の歯の進行が制止されます。アームの360°の回転運動が秒針軸と連結している輪列から秒針に伝わり、秒針は次の秒目盛りに進みます。それと同時に、ステップセコンドの運針力を利用して、動力制御メカニズムのルモントワールスプリングを巻き上げます。

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しっかり帰零
リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、ゼロリセット機構を搭載しています。四番車の軸のクラッチを構成するのは、3 枚のディスクと特別に手作業で曲げたバネ1 個です。真ん中のクラッチディスクは四番車の軸に動かないように取り付けられており、クラッチがつながった状態の時には、バネが上下のクラッチディスクを真ん中のディスクに押し付けています。こうして、時計が動いている間、クラッチが長い秒針をしっかりと抑えつけ、1 秒ごとに勢いよく跳ねるように進めてピタリと止めているのです。リューズを引き出すと複雑なレバーメカニズムが作動し、ハックバネでテンプの動きを止めてクラッチを切り離します。こうして、四番車の軸を輪列から
切り離し、摩擦の少ない帰零を可能にしています。帰零する時には、ゼロリセットレバーがハートカムの方へ振られて秒針が一気にゼロ位置に戻る仕組みです。リューズを押し込むとクラッチがつながり、テンプがハックバネから解放されて、ムーブメントが再び動き始めます。


製作本数限定のマスターピース
390 個の部品からなる手巻きムーブメントは、ランゲ最高品質基準に準拠して仕上げられています。素材の表面をそのまま生かしながらグラスヒュッテストライプをエングレービングした洋銀製の受け、ハンドエングレービング入りテンプ受け、ビス留め式ゴールドシャトン8 石、そして時間をかけて丹念に研磨して艶出しした表面。これら手工芸職人の技の粋と完璧な機構をプラチナケースで包み込んだリヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、製作数100 本の限定モデルです。


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引用、以上。



で、とりあえず(実機を見た段階でまた変わるかもしれないけれど)現時点での感想。

ムーブメント番号はL094.1ということは、現モンブランのジェローム・ランベールがランゲに関与してから、(まだシュミットCEOが就任前に)矢継ぎ早に着手した2009年製作着手群(フラッハL093、新グランドランゲ1L095、テラルーナL096)の一番最後にベールを脱いだムーブメントとなった。つまり丸5年、かなりの時間と技術が傾注された渾身の一作であることは間違いない。プレスリリースでも、「機械&開発力のランゲ」という、最もランゲらしい面が一番フィーチャーされた作品と言える。


この作品はジャーナリズムはじめ、多くの人がホメると思うので、
ここでひとり、へそ曲がり的に、ちょっとだけ欲を言わせてもらうならば…、

最近のシュミット体制下でのライン化・シリーズ化の定着で、デザイン的にも革新的だったランゲ1を生んだ「デザイン力のランゲ」という面が、このところちょっと物足りなくなってきている気がする。精度や計測という歴史的な側面を持つ機構はほぼ”リヒャルト・ランゲ・シリーズ”というのが定番化しているため、今回のジャンピングセコンドもザイフェルト顔でのデビューとなったわけだが、もしもこのムーブメントの基本機構から本当に自由な発想で文字盤デザインを起こしていたら、機械&開発力&デザインという、2000年代前半を彩った最強のランゲのDNAが甦えり、ここに凝集されたかもしれないのに、と思っちゃうわたしは・・・(以下、自己規制w)



あとはまぁ、お値段でしょうね。
未確認だが、€78000(VAT込)という情報があるので、たぶん4桁ですわな・・・わなわなわなw。
過去に、A.Lange製のステップ運針の懐中時計を見たことがあるが、とても美しく興味深いものだったので、いま思えば落札しておきゃあ良かった。
そしたら「デッドビート・セコンドは、オリジナルのA.Lange懐中持ってるんで、要らないんです」とか、買えない理由をカッコ良く美化できたのに(笑)。


さらに、もひとつ欲を言うならば、
これは限定にせず、カタログ・アイテムとしてランゲの実力を常に店頭展示しておける方向のほうが良かった気がするが、どうでしょう?


とはいえ、
2016年ランゲからの、これは間違いなく、
最押しの一本っす!!

























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by A-LS | 2016-01-19 13:29 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(5)

Opus14

スウォッチ・グループの傘下に入ったことで、Opusのプロジェクトがどうなることか危ぶまれていたハリー・ウィンストン。
実際、毎年コンスタントに発表されていたシリーズに、2年半近いブランクが生まれたことで、ちょっとした”終わった”感もあったのだが、
2015年10月27日、南ドイツのバーデン・バーデンで、Opus14の発表イベント&パーティが大規模に催された。

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今回の時計師は、フランク・オルニーとジョニー・ジラルダンとのパートナーシップ(モンブランからの文字盤が入れ替わる「メタモルフォシス I」の製作に深く関与していたふたり)で、1950~70年代に流行った「ジュークボックス」をインスピレーション(小型化ジュークボックス機構の特許を取得)した時計とのこと。

アナログ・レコードのことやそれを使った「ジュークボックス」を知らない世代にとっては”なんのこっちゃ”かもしれないが、つまり、ジュークボックスがレコードをアームでつまんでプレイヤー台に置いていた構造を、文字盤上のディスクに応用したシステムなのだ。

とりあえず、これもわかりづらいかもしれないけど、まずはオフィシャル動画をご覧あれ。




Opus14には4枚のディスク、すなわち、ローカルタイム、GMT、日付、そして創始者ハリー・ウィンストンのサインと星印が刻まれたディスク(購入後はオーナー固有のディスクにできるらしい)が収納されていて、ケースサイドのセレクターでディスクを選択、そして4時位置のプッシュ・ボタンを押すとマガジン全体が上下に可動して選択したディスクを文字盤上にセットする仕組み・・・・ということを踏まえたうえで、こちらの動画を見るともっとわかりやすいし、この機構を完成させるために、なぜメタモルフォシス Iのチームが必要だったかも、よく納得できると思う。





また、この動画をよ~く見ると、見知ったお顔が何人か映っている気もするのだが(笑)、
とくにアジア地域からの関係者が多数招かれた大きなイベントだったことがわかる。
54.7mm 径!! 
パーツ総数1,066。世界限定50本。値段は知らない(笑)!!






で、最後に過去のオーパス・シリーズ、
ついつい忘れてしまうので、備忘録がわりに。


[The Opus history]

2001 Opus 1 — with François-Paul Journe

2002 Opus 2 — with Antoine Preziuso

2003 Opus 3 — with Vianney Halter

2004 Opus 4 — with Christophe Claret

2005 Opus 5 — with Felix Baumgatner

2006 Opus 6 — with Greubel & Forsey

2007 Opus 7 — with Andreas Strehler

2008 Opus 8 — with Frédéric Garinaud

2009 Opus 9 — with Jean-Marc Wiederrecht

2010 Opus 10 — with Jean-François Mojon

2011 Opus 11 — with Denis Giguet

2012 Opus 12 — with Emmanuel Bouchet

2013 Opus 13 — with Ludovic Ballouard

2015 Opus 14 — Franck Orny and Johnny Girardin
















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by A-LS | 2015-11-07 11:19 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(4)