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ノープレッシャー, フルケアー ”モリッツ・グロスマン・ブティック訪問”



先週の日曜日、つまりブティックの定休日にわざわざショップを開けてもらい、展示の時計に自由に触れ、それらの説明を聞き質問をしたり、さらにはバーゼル新作の最新情報を戴いたり、しかも合言葉は”ノープレッシャー, フルケアー”という、たいへんにユーザー・サイドに立った、元々は本ブログのコメント欄のやり取りから始まった思い付き企画を受け入れていただいたモリッツ・グロスマンのさんに、まず感謝申し上げます!!


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当日はグロスマン・ブティックのある播磨坂では「文京さくらまつり」が開催されており、予定では桜満開のイベントになるはずだったのだが、その数日前からの冷え込みもあって3分咲き程度ではあったものの、ブティック前の通りには露店や出店もでて、普段とは異なった華やいだ雰囲気のグロスマン・ブティックの昼下がり、全国からお集まりいただいた15名の時計ファン(今回はおよそ2倍の申し込みがありまして、参加いただけなかった方々は本当にごめんなさいm(_ _)m)の皆さんの期待に応えるべく、本ブロク初の試みである企画イベントがスタートした。



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まずは日本法人の工藤CEOが挨拶(上の画像・右下)、続いて不肖わたくしa-lsがこのイベントの趣旨をお話してから最初のコーナー、ブティックの高橋店長による「モリッツ・グロスマンの歴史および時計作りの精神」というテーマのレクチャーからスタート。


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高橋店長のお話は、グラスヒュッテにおけるグロスマンの歴史から、使用している工作機械、ヒューゴミラー理論に基づくドテピンの位置の説明(!)に至るまで、グロスマンの時計の特性や哲学を多岐にわたって解説するものだった。実に勉強になったが、ここに再録するのには情報量が膨大過ぎるので、今後、関係するテーマがあれば小出しにまとめて行くという方針で、どうかご勘弁を(笑)。

さて、続いて、バーゼルから帰国したばかりの工藤CEOによる、2016年新作情報のコーナーだ。
まずはそれぞれのモデルの画像を見ながらの説明。
(下の画像は上から順に、「アトム・ピュア・スティール・ホワイトダイヤル」、「同ブルーダイヤル」、「テフヌート・ピュア・スティール・ダークグレーダイヤル」)
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今年は”ピュア・スティール”という、ブランド初のステンレス・スティール・モデルが発表された。限定モデルとはいえ、これはグロスマンに注目してきたファンにとっても実に賛否の分かれる問題作であり、ある意味、今後のブランドの方向性にも関わる部分でもあるため、質疑が相次いだ。

モニター越しのためその質感まではわからないので、外装に関してはバーゼルで実機を見てきた工藤CEOの「モノとしては想像していた以上に良かった」という言葉を記すにとどめるが、先のブログでも紹介したように、スティールというケース素材にマッチさせるため、「華美な表面加工をしない」ことで、「素材と機能性が美しいバランスで両立」するという点が、最も賛否が分かれるポイントではないかと思う。

(下の画像が、通常キャリバーとピュア・スティール用キャリバーとの比較。上段がアトゥム、下段がテフヌート。中央が実機画像)

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仕上げが簡素化されたキャリバーについて、資料では19世紀のグロスマンのクロノメーター懐中の実例に倣ったとあったが、その画像自体はないらしいので、ランゲの例で言う、ALSとDUFの関係に近いのではないかと想像する。

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参考例として、ランゲ懐中の1Aクォリティー(上)と、後に出たディフュージョン・ラインであるDUFの比較(下)を挙げておく。上の実機の裏画像と比べると、仕上げの程度は非常に近く感じられるのではないだろうか。



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ただここで重要なポイントは、ブリッジやテンプ受けのエングレーヴィング自体は、莫大な時間やコストのかかる工程でもないので、このムーブ裏の見た目が”手を抜いている”というイメージと直結されてしまうと、それはそれで誤解が生まれるということである。

さらに言えば、キャリバー自体は従来品とまったく同じ素材(ジャーマンシルバー)を使用し、支柱で支える構造や後退式コハゼ、緩急針、ホワイトサファイアの受け石、二度組みなど、製造クォリティーに関しての基本スタイルにはほぼ変化がないばかりか、変更部分を見ると、従来品よりもむしろ進化・改善された点も多々あることが謳われている。

具体的に、「テフヌート」に関しては、
【キャリバーの変更点】
①4番車とガンギ車受けを一体化させることにより、一層の安定化を図る。
②2番車への伝え車の受けを片持ち式から3点ブリッジで保持したことによる安定性の向上
③グラスヒュッテ後退式コハゼを改良
④地板と3/5プレートは硝子粒によるサンドブラスト加工
⑤シャトンを廃し、プレートに直接埋め込まれたホワイトサファイアの受け石。
⑥スティールの色を活かした平面仕上げのネジ(ブラックポリッシュ仕上げ)
【ダイヤルと針の変更点】
①真鋳にロジウム仕上げを施したシルバー、ダークグレー、ブルーの2タイプ。
②ロジウム仕上げのステンレス製インデックス。
③手仕上げで鏡面仕上げを施したリーフ型ステンレス自社製針

「アトゥム」に関しては、
【キャリバーの変更点】
①新たに採用した平ヒゲ用に新設計した可動式のヒゲ持ち受けにより、ビートエラーを容易に調整することが可能。
②地板と2/3プレートは硝子粒によるサンドプラスト加工。
③シャトンを廃し、プレートに直接埋め込まれたホワイトサファイアの受け石。
④スティールの色を活かした平面仕上げのネジ(ブラックポリッシュ仕上げ)
【ダイヤルと針の変更点】
①真鋳にロジウム仕上げを施した、ホワイト、グレー、ブルー、メッシュの4タイプ。
②バーインデックスはステンレス製。
③小さなくぼみに白い樹脂を充填した後、丁寧にポリッシュ仕上げを施した、新たなランセット型のステンレス系自社製針。


ここまでの手間の積み重ねとここまでのイメージとの引き換えで実現した約40%にも近いコストダウンの大部分は、ケースの貴金属の実費が大半を占めるのではないかと思うが、今年以降、このSSモデルで広げた市場が、今後のグロスマンの展開にどのように影響してくるのか、たいへん注目に値する新作群であることには間違いない。

その他の質問としては、「年間生産200本ほどの規模にあって、これら限定数をどのように賄うのか」という問いには、今後数年間かけてのデリヴァリーになると思うとの回答があった。


いやぁ~、実際ね、ここではもっともっと書きたいことや分析したことや、具体的な情報があるのだが、それらは今後の別記事ということにしたい。
でないと、今回のブログがまったく終わらないのだ(笑)。

従って、テフヌートのメッシュ・ダイヤルである「ピュアM」についても、ちょっと次回に回すということで・・・ご勘弁を。。。。。



新作が落ち着いたところで、短い休憩をはさんでブティック会場は最後のコーナーへと移った。
ここでゲストは2つのテーブルに分かれて、ベヌーやアトゥムなどのラインごとの特徴を実機に触れながら楽しくお勉強。
各テーブルには、すでに購入されているグロスマン・オーナーが同席してくれて、オーナーでないと解からないような装着感などの質問にも答えてくれた。
グロスマン全機種に自由に触れながら、距離を縮めたゲスト同士がまるでオフ会のような和やかさの中で、時計談義や情報交換をする素敵な空間となった。

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※ゲストが着けておられたカラトラバと比べても、まったく遜色なし!!



で、気が付くけば外はすでに夜。
実質5時間という、もの凄い長丁場だったにもかかわらず、実感ではアッと言う間の時間感覚であった。それでも話が尽きなかったのか、ゲストの半数近くがブティックスタッフを交えた2次会へと、夜桜の街に繰り出したのであった(笑)。

そうそう、帰り際に今日の思い出となる、素晴らしいギフトを頂戴した!!





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グロスマンのキャリバーに実際に使われているテンプ(チラネジ付!!!)をあしらった襟ピンである。
バーゼルのスタッフ用に作られた貴重なものを、工藤CEOがゲスト分ハンドキャリーしてくれたという逸品。



ご、ご、ごっつあんです・・・。


今回の成功を実績として、今後も様々なブランドやブティック(正規店さん)との間でこうした機会を持てたなら、なかなか敷居が高かったり、入りづらかったりするブティックを、もっと身近に感じられたりして、ブランドとショップとユーザーそれぞれにとって、とても有益な空間となるのではないかなぁ~、なんて思ったりも。


ということで、自分の次なるステップである、ブログのニュースサイト可の目途がついたら、
今後もいろいろと企画していきたいので、よろしくおねがいします。





















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by A-LS | 2016-03-30 11:08 | グラスヒュッテ・ブランド | Trackback | Comments(5)

安息と宴



昨日は、本ブログ主催のブティック訪問企画、「ノープレッシャー・フルケアー」(笑)で、モリッツ・グロスマン・ブティックに十数名でお邪魔して、大変に有意義な時間を過ごすことができた!!
参加された皆さま、グロスマン・スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!!

さてその企画だが、約5時間の長丁場で、あまりにも情報量が多かったこともあり、どんな感じでレポートをまとめようか現在思案中のため、ちょっとひと休みして、こんな画像で。


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気のおけない友人と、年に1~2回しか集まることができない特別な”場所”で、時計に限らずいろんなことで”あーだ、こーだ”話すという不思議な食事会(笑)。
いろいろ気になる時計ばかりだが、特に目引いたのが、画像の最前に横たわっているローラン・フェリエ!!



エナメルダイヤルで、なんとSSケース!!!!
3本限定の御品らしい。


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わが陣営とエナメル比較(笑)。







そして未来の巨匠!!

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グロスマン・ブティックのレポート、そしてパテック実機画像の続き、

なるべく早く仕上げますので、
・・・ちと お時間を!
































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by A-LS | 2016-03-28 14:21 | GTG | Trackback | Comments(2)

ランゲ&ゾーネ価格改定



もう残すところあと数日しかないのだが、4/1からランゲ&ゾーネが価格改定する。


今回の改定のポイントは、2010年から行われてきたランゲ独特の価格システム、
同じ18KなのにWG素材はYGやPG素材よりやや高額に設定されていた価格を、均一にすることが主眼のようで(この方向性は今年のSIHH新作から実施されている)、
基本は、PG・YGのモデルをWG価格まで上げた感じだが、ものによっては、WGモデルの価格が多少値下がっているケースもある。

特に(たぶんWGのD-バックル自体の価格が下がったためと思うが)、WGのD-バックル付のモデルでは、多くのケースで値下げが行われている。


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で、その素材の価格その変更に合わせつつ、ユーロ圏・ドル圏との価格の整合性の調整をおこなったもののようだが、原則としてPTモデルは改定据え置きで、PGもしくはWGが存在しないモデルにおいても、基本的に価格改定はない。


たとえば、

ランゲ1YGとPGは 現行価格の3,440,000(税抜)から、今年のSIHHで発表されたWGの価格、3,550,000(税抜)まで値上がり。

逆に、サクソニアWGは、現行価格1,820,000(税抜)から、現行のPGモデルと同じ価格、1,710,000(税抜)に値下げとなっている。



なので、

(・・・あくまでも正規店で改定価格をご確認の上だが・・・)

YGかPGモデル考えていた方は急いで!
WGを考えていた方は4月1日以降に!!





















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by A-LS | 2016-03-26 09:45 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)

Patek Philippe ~Basel新作実機画像④



Patek Philippe ~Basel新作実機画像④



「暦の”顔”を知る」編


パテック・フィリップのカレンダー・モデルというと、多彩な種類があるよう思えて、リファレンスとフェイスが頭の中でなかなか一致しないが、そういう時、時計のフェイスで記憶していくと覚えやすい。ここでは、代表的なカレンダーフェイスのうち3つのフェイスについて、バーゼル新作を整理していくことにする。



5327G・R・J

完全新作というと語弊があるのかもしれないが、唯一3色セットでラインナップされたニュー・リファレンス。
このフェイスにあえて名前を付けるのならば、「サブダイヤル型」かな。


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これは月、閏年、日付、曜日、24時間計など暦に関わる表示のすべてがサブダイヤルの中に収められているモデルで、最も伝統的なスタイルを踏襲したフェイスと言える。現行では5140が同タイプだが、同じ薄型ムーブメント240Qを搭載、では5140との大きな違いはと言えば、インデックスがブレゲ数字となって、ケース径が39mmとちょっと大きくなったくらい・・・。

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しかしあなどれないのが、パテックのブレゲ数字インデックスというのが、実に蠱惑的な艶やかさを放つということ。今年の新作にいやに多用されているこのインデクッス・・・妙に魅かれてしまうのだ(笑)。
で、この5327が今後5140に取って代わることになるのだろう、実際、バーゼル前に発表されたディスコン・リストでも完全に”絶滅危惧種”扱いだった5140だったのだが・・・

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プラチナケース+グレーダイヤルという、まさかの新作。これによって5140はプラチナのみで黒もしくはグレーの文字盤からの選択となった。

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このグレーダイヤルの発色は、これまでの既存のグレー文字盤より際立って見えるのだが、早く実機で確認したいところ。





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こちらも元はバーインデックスでのデビューだったが、今回ブレゲ・インデックスにリニューアルされて登場した年次カレンダー。

このフェイスに名をつけるならば、「ウインドウ型」かな。

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曜日と月と日付が窓表示されるタイプ。
オリジナルのバーインデックスの端正な印象に対して、やはり艶っぽいなぁ~(笑)。





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時計の中心に円状に配された日付表示、月末に針が瞬時に1日に移動する。
名付けるならば、やっぱりその機構名をとって、「レトログラード型」。

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プラチナケースは以前にも発表されていたのだが、よく見ると、特徴とされる日付表示部分までがアプライドのインデックスに!!
(以前はプリントだったよね)

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残るフェイスには、円周上にウインドウを配したもっとも最近確立されたタイプの、いわば「モダン型」(笑)、がある。
リファレンスで言うと、5205のタイプ。
だいたいこの4つのスタイルを頭に入れて整理しておくと、リファレンスなども覚えやすくやすくなるのではないだろうか。





今年はディスコン・モデルも多く、新作にもブレゲ・インデックスが増加気味なのだが、とはいえ、多彩な選択肢を提示してくれるパテック・フィリップのカレンダー・ウォッチは、うん、値段とかさえ考えないことにしておけば、実に目を楽しませてくれる時計なのである。









このシリーズ、
まだ続けたほうがいいですかね?
ちょっと疲れてきた(笑)。




















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by A-LS | 2016-03-25 08:40 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(3)

Moritz Grossmann 2016新作


パテック・フィリップ新作画像の途中ですが、ここでちょっと”わが陣営”、グラスヒュッテ情報です。

バーゼル開幕早々、「モリッツ・グロスマンがステンレス・スティールの新作を発表した!」ということが、かなりの驚きとともに伝えられた。
というのも、グラスヒュッテ11ブランドのうち、ステンレス・スティール・モデルを出していないのは、ランゲ&ゾーネ(ま、特注品は除くとして)と、このモリッツ・グロスマンのみで、この2社は高級ラインに特化した孤高の道を歩んでいくグラスヒュッテ・ブランドなのだと勝手に想像していたものだから、自分としてもちょっとした驚天動地t的な印象を受けたのだった。

SSモデル発表のマネージメントのアウトラインについては、近日開催予定の本ブログのブティック訪問イベント「ノー・プレッシャー、フルケアー」(笑)で、ドイツ・サイドの意見などを聴取させていただいてから、私感をまとめてみたいと思う。


さて、オフィシャル・サイトを見る限り、新作は以下の3種。

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このうち「アトゥム・パワーリザーブ」がWGとRGモデル(※搭載ムーブメントはベヌー・パワーリザーブと同じ100.2のようだ)。
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残る「アトゥム」と「テフヌート」がステンレス・スティールモデル(※ただしともに限定品)なのである。


「アトゥム」のほうの正式名称は「アトゥム・ピュア・スティール(=Grossmann präsentiert das Pur-Finish und die TEFNUT Pur)」と
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同じくテフヌートも「テフヌート・ピュア・スティール(=Grossmann präsentiert das Pur-Finish und die ATUM Pur)」。
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タイトルに付された”ピュア・スティール”というのは、”ピュア・フィニッシュ”という新しい仕上げ特徴を活したモデルあること、そしてその仕上げ特性ゆえにステンレス素材が選ばれたというストーリーがあるそうなのだが、この辺りのことは、とりあえずオフィシャルHP、もしくはこの拙ブログの終盤を読んでいただけければと思うが、では今回なに故にパテック実機画像シリーズを中断してまでグロスマン新作を取り上げたかというと、上記3つ以外にもう一つの新作があるのに、それがいつまでたってもオフィシャル・サイトに登場しないからだ。


それが、コレ!!!!!!!
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メッシュ・ダイヤルのアトゥム!!
スケルトンでも蛍光でもない透明感から覗くムーブメントの深奥、アラビア数字だが「アトゥム」ラインからの新作第3弾、
つまりこれぞ、スチールケースとピュア・フィニッシュに、さらに透明性を加えた「アトゥム・ピュアM」(=Grossmann präsentiert das Zifferblatt mit Durchsicht und die ATUM Pure M) なのだ!!


とりあえず実機画像!!
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オフィシャル資料から引用すると、
「アトゥム・ピュアMは、2016年のバーゼルワールドで発表するモデルの中で最も明快で、モリッツ・グロスマンのマニュファクチュールから生まれた新しい三つの特徴が備わっています。それは、ブランド初のスチールケースとそのために設計したピュア・フィニッシュのキャリバー201.0、そして細かいスチールワイヤーの網目を用いた部分的に透明なダイヤルです。
イニシャルのMは英語で「網目」を意味する「メッシュ/Mesh」を表しています。現代建築ではメッシュのエクステリアは透明性や軽さを象徴します。それは構造とファサードの裏側にある生活を垣間見せてくれるものです。この透明性をいかしたダイヤルにより、アトゥム・ピュアMはモリッツ・グロスマンの新たな時計作りを明確に打ち出しています。
時計のダイヤル中央にある透明な部分は、アトゥム・ピュアMの特徴と言えるでしょう。ダイヤルは6個のパーツで形成され、細かい分目盛りと秒目盛りはアトゥム・シリーズに共通したディティールです。分を刻む目盛りから8個のアプライドインデックスが浮き上がって見えます。ランセット型の針はステンレス製でインデックスに合わせて白いHyCeram樹脂を使用し、職人の手で仕上げられています。」

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アトゥム・ピュアMは、2種のケース・バリエーション(ステンレススチール・DLC加工ステンレススチール)で、各50本限定!!
手巻きムーブメント100.2搭載。直径: 41.00mm、厚さ: 11.35 mm。パワーリザーブ約42時間
SS メッシュダイアル \1,600,000 / SS DLC メッシュダイアル \1,700,000


ここで踏まえておきたいのは、このステンレス・シリーズが単なる”廉価版”ではく、ブランドの理想とするグロスマンが19世紀に採用していた加工法に準じた結果のステンレス素材の採用という点なのだ。

再び資料からの引用で、その”ピュア・フィニッシュ”を読み解くと

「ピュア・フィニッシュでグロスマンはあらためて歴史的な特徴を取り上げています。当時モリッツ・グロスマンは表面加工を変えることでクロノメーターの外観にバリエーションを持たせました。その著しく異なる仕様は、様々なコンセプトを表しているように見えます。しかし、そこに共通して言えることは華美な表面加工をしていないということです。モリッツ・グロスマン社はこの伝統を受け継ぎました。ピュア・フィニッシュでは表面加工と時計作りにおける構造の細部に焦点を当て、素材と機能性が美しいバランスで両立しています。マニュファクチュール製の二つのピュア・フィニッシュキャリバーは、アトゥムとテフヌートの両シリーズにおいて新しいスチールケースと組み合わされます。現代的なスチールケースと研ぎ澄まされた美しさをもつピュア・フィニッシュキャリバーは、アトゥム・ピュアとテフヌート・ピュアにおいて創立者であるグロスマンの哲学を完璧に現わしています。「シンプルかつ機械的に完璧な時計」―これがまさに1854年から続く、モリッツ・グロスマンの時計作りです。」

この当時のグロスマンの表面仕上げに法についても、イベントでいろいろと訊ねてみたいと思っているが、どうでしょ、メッシュ・ダイヤル、なかなか興味深い作品といえないだろうか。















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by A-LS | 2016-03-24 01:46 | グラスヒュッテ・ブランド | Trackback | Comments(4)

Patek Philippe ~Basel新作実機画像③



Patek Philippe ~Basel新作実機画像③

「時を測る」編


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永久カレンダー+スプリットセコンド・クロノグラフ。パテック・フィリップの”花形”機が艶やかなローズゴールドで発売された。

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近年の流れからすると、いつかは出るヴァリエーションと想像できていたので特段の驚きはないが、いざ実機を見ると、「やっぱローズだなぁ~」とか、訳の分からんことを言ってしまいそうな気がする、”04”さま(笑)。

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昨年のノーチラスやセレスティアルもそうだったが、最近の高級機におけるパテックのローズ・ケースはしばしば理性を破壊させることがあるので要注意でなのある。





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今年のローズ攻撃はさらに続き、5170にホワイトとブラック、2色のダイヤルが加わった。

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昨年のPT黒ダイヤルほどの鮮烈さはないものの、というか「あれ。5170Rって初めてだったっけ!?」ぐらいの、親しみ深い王道クロノグラフ・フェイスにRGの選択肢が増えたのことは歓迎。




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パテックのオフィシャル・サイトでは新作扱いされていないような・・・
たぶん新しい気がするんだけどなぁ・・・もしも間違っていたらごめんなさい。

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ローズケース+黒ダイヤル+ダイヤという”大人時計の三種の神器”を盛り合わせた(笑)、スゴぉ~くエロティックな1本
このフェイスは5960/1Aで完成しちゃってる気もするのでバゲット愛好家向けとタカをくくってると、意外とそそられたりもする・・・。







あと何本書けばいいのか??
えーと、必須なのは「世界を旅する」編でしょ、「暦を気にする」編も必要だし・・・、あとは「奥様に貢物する」編もあるし、「工芸を味わう」編とか・・・。
うーん、先は長い!
なので他ブランドのバーゼルをちょこちょこ挟んでいくかも。。




















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by A-LS | 2016-03-23 12:27 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(0)

Patek Philippe ~Basel新作実機画像②



Patek Philippe ~Basel新作実機画像②


「音が出る」編


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パテックの伝統的フェイスである”74”系リピーターの新作。

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アラビアック・インデックスの5074から、バゲット+バーインデックスの5073を経て、ブレゲ・インデックスに仕上げられた本作。
完成されたデザイン・バランスの美しさには言葉がないが、やや大きめの42mm径とカセドラル・ゴングに好みがわかれるところか。

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同じWGケースでブラック・エナメル・ダイヤルが先行した5539G-001(画像・右)に続く、ブルー・エナメル・ダイヤル。

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比較すると、青の発色の良さがわかる。ディスコンとなった6002のブルー・エナメルの技術が本作に傾注されたようだ。
先の記事でも触れたが、今年のパテック・フィリップ・ブース壁面展示はストラップやブレスを取り外し、時計本体で見せるという斬新・革新的なものだった。




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レギュラーカタログから外されているので、かなり希少数と思われるレディース・リピーター

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文字盤全面に貴石が敷き詰められており、上の画像はダイヤモンド・ヴァージョン。
他に、ルビー、イエローサファイア、ブルーサファイア、エメラルドの計5ヴァージョンがある。


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パテック・フィリップの高度なジェム・セッティング技巧がベゼルとケースサイドにもみごとにあしらわれているほか、一番の特筆点はスライダーの装飾。女性用の小さな径に合わせてると、通常はスライダーも小さくなるところを、装飾を加えて逆に大きく造形して、操作しやすくするという優しいアイデアが活かされている。






鳴り物系でいうと、密かに期待していたのだが、手巻きのシンプル・リピーターは今年もお預けという結果になった。
ここ数年リピーターの意欲的新作が続いたので、ま、”ひと息”といった感じだろうか…。
万一、40周年記念でノーチラス・リピーターとかが出たらどうすればいいだろう(笑)・・・。












Basel新作実機画像、①と②は壁面展示など、ショウケース越しの画像でしたが、
③以降はブース内での新作クローズアップ・ショットとなります。
ではでは。



















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by A-LS | 2016-03-22 08:54 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(0)

Patek Philippe ~Basel新作実機画像①



届き始めました! 実機写真!! 
ありがとうございます。m(_ _)m


Patek Philippe ~Basel新作実機画像①

「黒い怪物たちの宴」 編

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175周年記念で発表されたモンスターピース5175と機能的には同一。


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あくまでも勘ぐりだが、親から孫まで3代のお付き合いをしてきたような”超お得意様”は”たった7家”では済まなかったためのレギュラー化ではないだろうか。
まずは昨年5175を諦めなければならなかった御方様たちへのお届けに務め、PORアイテムとして予約は可能とはいえ、通常VIPさまへのデリヴァリーは、もちょっと先になるのでは。もしかしたら本来の役目が清んだ頃に意外と早くディスコンになったりして…。
しかし、タイムピースとしては、もう完全にひとつの頂点を極めた、いわばドリームウォッチ。




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オリジナルの青文字盤を、ブラックに変更。

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好みは分かれるところかもしれないが、黒によって締まって見えるし、特にアストロノミー・サイドの宇宙ダイヤルが、昨年の新作で絶賛された6102Rセレスティアルと同手法の黒ダイヤルであれば、その”深み”は素晴らしい仕上がりとなるハズである。

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スカイムーン・トゥールビヨンの最高”進化形”。













実機画像シリーズ、まだまだ続きます!!
(空いた時間を見ながらなのですぐにはUPできないかもしれないけれど…)
お待ち下され





















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by A-LS | 2016-03-21 17:56 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(2)

Patek Philippe~ハンドクラフト・タイムピース Basel 2016



前稿からの続き。


ティエリー社長からのメールにあったもうひとつの動画、
それが「Patek Philippe 2016 Rare Handcrafts timepieces collection」に関するものである。

バーゼルワールドは入場料を払うと誰でも観覧が可能なのだが、入場チケットで見ることができるのはブース壁面に展示された”レギュラー・カタログ用の新作”のみで、限定品や希少品などは、ブース内部か商談ルームなど一般は入場できないスペースに鎮座していることが多い。

パテック・フィリップの「Rare Handcrafts timepieces collection」もブース内展示のみなので、これらの時計は発表された事実すら知られないか、知られたとしてもその画像がメディアに出てくるのは会期後半か、バーゼル終了後のことが多かった。

それが、動画で一挙公開されたのである。

https://www.youtube.com/watch?v=UwrXHCyj8cA

すごい時代になったものだ(笑)。



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動画からキャプチャしたレディース・ウォッチ。上から、
「スパークリング・ドレープ」と題されたインデックスとベゼルに同色の貴石を配した流麗・豪華なコレクション。
「フューシャ・ローズ」(フューシャ:fuchsia、は非常に鮮やかな赤紫色のこと)。
「ウインター・シンフォニー」名付けられたダイヤに覆われた女性用のミニッツ・リピーター。



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今年のミニュアチュールのテーマは”鳥”のよう。
カラトラバと懐中時計。そして貴石で描かれた”不死鳥”をモチーフにしたノーチラス。



最後はドームクロックのコレクション。
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もはや芸術作品と言える素晴らしい工芸技巧。
実物を目にすることはとても難しいとは思うので、このような形で一般公開してくれた今年のパテックの発信方法は非常にありがたく、高く評価したい。




ほかのブランド(SIHHチーム含む)もぜひ参考にして欲しいものである。
























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by A-LS | 2016-03-19 16:51 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(2)

パテック・フィリップの情報発信



今年のバーゼル、まだ全貌は全然把握できていないけれども、ひとつ感じるのは、インターネットを通じで発信される圧倒的な情報量である。各ブランドおよびメディアからの情報はいうまでもなく、加えて、個人から発信されるインスタグラムやツイッター、フェイスブックの類は、もうカヴァーしきれないレベルだ。

つまりこのことは、”最新情報に触れるためにはまずは現地に行かなければ始まらない”、という常識を覆しつつあるのだ。

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     ※Baselworld2016のオフィシャル画像より


特に象徴的だったのは、やはり業界をリードするパテック・フィリップだ。

バーゼルの会期は3月17~24日で、オープン前日の16日に公式のプレスカンファレンスが開催される。
で、パテックはその16日に、ユーザーに向けてメールを送り、

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2016年新作を一早くネット公開したのだ。

つまり、バーゼル初日に現地入りしようと16日に飛行機に乗っていた関係者がいたとしたら(たくさんいると思うけど)、彼らよりも先に一般ユーザーがその全貌を知ったことになるのである。

そしてこのメールで予告されていた18日発表という動画がこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=fJG2PzaFPBI

https://www.youtube.com/watch?v=lPpOinhpbO8


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その動画では、ティエリーCEOへのインタヴュー形式をとりながら、新作およびそのコンセプトのアウトラインや、今年から時計本体とベルトを分けたユニークな展示方法がとられたことなど、現地情報をいち早く共有できるような心配りがなされているのである!


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※画像はパテック・フィリップ配信動画より

バーゼルはいわゆる国際見本市であるため、ディーラーさんやホールセイラー向けであるのは確かなのだが、ユーザーには極秘でマスコミ優先のようなスタイルは、このネット全盛の時代にはもはやそぐわなくなっているような・・・今後追従するブランドも増えるのではないかと感じさせる今年のパテック・フィリップの情報発信であった。





また、メールの予告されていたもうひとつの動画、「希少なハンドクラフト・タイムピースの2016年のコレクションに関する特別動画」も予告通り公開されているが、長くなるので、それについては次の別記事で。。。













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by A-LS | 2016-03-19 12:10 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(0)