a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

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アンティコルム・香港オークション結果

3939フェイスの黒ダイヤル・リピーター2本が出品されるなどで話題となっていたアンティコルムの香港オークションが終了しました.


どーでしょう?

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意外と伸びませんでした・・・。



たぶんですが、セカンドマーケットでリピーターが高騰していた頃は新品も入手困難で、正規ユーザーでさえ数年待ちという状態だったのが、現在はPORモデルのデリヴァリーが安定してきており、パテック正規店とちゃんとしたお付き合いをしていれば、リピーターの入手のハードルが、10年位前のあの頃ほど高いものではなくなってきたことも大きいのでは、と思います。
だとしたら、これはやはりパテック・フィリップ社の運営方針の勝利といえるのではないでしょうか。







で、それとは逆に、リピーターのような派手さはないものの、
こういう限定品がエスティメート上限を超えるようになってきました。

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む、むむむ。。。。

いいことなのかどうなのか・・・・














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by a-ls | 2014-06-29 13:26 | オークション | Trackback | Comments(4)

まぼろしの? ツァイトベルク

とあるネット・オークションにて、不思議なツァイトベルクを発見しました。

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おっと、これは「もしや、ダンカン・ウォン氏の追悼モデルが売りに出ちゃったのかしら?」とか思いましたら、
ダンカン・ウォン氏のピースはデジタル数字部分もグレーなのに対して、こちらはホワイトなので、明らかに違う個体。

でも、製品のレファレンス番号などをよぉ~く見てみると、
どうやらノーマルのWGケース・黒ダイヤルでした・・・・・。






光を強くあてて撮影するとこう写るのですね!

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ちなみにこのオークション、€28,000 ~ €55,000というエスティメートに対し、
€34,000という低目の結果で終了してました。







落札した方はおめでとうですね。










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by a-ls | 2014-06-29 11:39 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)

おとなのOFF(笑)


a-lsと名乗ってはいても、
いつもいつもランゲな飲み会ばかりとは限りません。


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秋の”マル秘イベント”のための幹部会が招集されまして・・・

美味しいワインを頂き・・・

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グッバイ 革ベルト!!
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いろいろと成果の多いミーティングとなりました。
メンバーのみなさま、お疲れ様でした!!!





それでは本番に向けてがんばりましょう!!!!








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by a-ls | 2014-06-28 10:50 | GTG | Trackback | Comments(0)

A.Lange&Sohne 2014カタログ

ランゲの2014年カタログが完成した模様です。

e-カタログがランゲのオフィシャルHPにアップされました。
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日本語版も閲覧可能です。
コチラをクリックしてみてください。 http://www.alange-soehne.com/catalog_loader/index_2014.php?lang=JP





アナログ好きな方は、直接、正規取扱店にご連絡ください。












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by a-ls | 2014-06-26 15:05 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)

175周年記念”地域密着”ヴァージョン

この10月に発表されるという175周年モデルとは一線を画すのでしょうが、この特別なアニヴァーサリー・イヤーの記念として、実はごくごくひっそりと、地域密着型ともいえる(笑)記念時計を製作していたことが明らかになりました。

パテック・フィリップは、アイルランドのベルファストに拠点を置く宝石商ランズとのコラボレーションしたユニークなドーム・クロックを制作、その作品が現在ランズのショールームに展示され、注目を集めているそうです。

こちらがランズの宣伝。
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175周年記念を誇らしげに謳っていますが、そのクロック画像の下半分が黒くスミ塗りされていて、すぐには見せないのがミソ(笑)。


これが表。
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このクロックのユニークな特徴は、なんといってもそのテーマにあります。


このジュエラーの拠点である、北アイルランドのベルファストといえば・・・
そうです、同地にあったハーランド・アンド・ウルフ造船所で1912年に建造されたのが、当時世界最大の豪華客船、


かの有名な、タイタニック号なのでした!

これがクロックの裏側であり、テーマです。
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この作品はティエリー・スターンCEOの奥様で、パテック社デザイン部の最高責任者でもあるサンドリン夫人が直々に担当したそうで、22色以上のエナメル彩色と、金リボンに縁どられたデザインの仕上げには、5ヵ月以上もの時間がかかったということです。


もともと、パテックのドームクロックのシェイプは、タイタニック号などの往時の豪華客船に多く採用されたドーム型ガラスの天井からインスピレーションを得たとも言われていますので、このドームクロックは、最もドラマティックにして最もふさわしいテーマを得た記念作品ともいえるでしょう。


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現在、ベルファストのクイーンズ・アーケードにあるランズのショールームで展示されておりますが、テーマがテーマだけに、地元では大きな話題を呼び、ショールームはちょっとした観光地化しているそうです。










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by a-ls | 2014-06-25 11:20 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(0)

パテックとヴァシュロン…北京とモスクワ…両ブティックの限定モデル

先月の26日、パテック・フィリップは2012年の上海メゾンのオープンに続き、北京に2件目のメゾンをオープンしました。
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入り口からは2枚の肖像画が見えますが、それはパテック卿とフィリップ氏かな…。つまり階段を上っていくと、ここがエントランス・ホールなのでしょう。
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全景はこのような感じです。時計の展示はほとんどみえませんね。”メゾン・パテック・フィリップ”というのは、販売のための店舗というより、中国の人々にパテック・フィリップの歴史や哲学、そして高い品質や価値を知らしめる施設であり、つまりは、2005年以来中国マーケットでパテックとコラボレーションしてきたメルチャーズ・グループとの成功を形にしたものといえるようです。

そして記念の限定時計も発表されています。
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往年の名作、ハンターケースバック付きカラトラバ5053に北京メゾンの全景をエングレーブ、6時位置だったカレンダーを3時位置に。
なかなかセンスのある作品です。よりシックなWGケースもあります。
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さて、一方パテックと並ぶスイスの老舗であり、北京にはすでに2年前に荘厳なブティックで進出済みのヴァシュロン・コンスタンタンは、新しいブティックをモスクワにオープンしました。

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で、すごいのは、その記念限定モデル。
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すべてブラック(もしくはグレー)による4種もの限定モデルで、 話題はTraditionelle Calibre 2253でしょう。
価格もオリジナルモデルとほぼ同じ上に、モデルごとにセッティング可能なカフスも合わせての販売ということです。
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時計マーケット後進国の開発競争も熾烈を極めているようですが、VCもPPも、ちゃんとした東京ブティックって…ありましたっけ?
そういえば、青山のスフィアさんはブティックなのでしょうか?





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by a-ls | 2014-06-23 08:22 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(4)

奇跡的な一日~パテック2014バーゼル新作W納品式

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今年3月のバーゼル2014で発表されたパテック・フィリップ新作中の、ハイエンド・ピースが早くも日本にデリバリーされたということで、このディスプレーのある正規店さんに出掛けて参りました。

で、ちょっと早めに行ったら、なんと、別の御方の納品式に遭遇!!
え~! これも来てるのぉぉぉぉ!!!

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ビニパック開封の儀式が終了して、いよいよご尊顔を拝見です。
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5204P-001 !!!
ぐぅ~、やっぱりカッコ良いです。
黒で締まったフェイス、鋭く曲げられた針先、恐るべき存在感です!!
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はて、
そうこうしているうちに、お友達の納品式が始まります!!
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この箱箱箱具合でお解りの通り・・・・、あ、わからなかった方は、しばしこちらでお勉強ください(笑)。


ハイ、間違いなくPOR品ですね、
で、こちらの正解は・・・・

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5078R ミニッツ・リピーター!です。
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金色のハサミも大忙し、本日二回目の開封の儀に登板・・・
そしてわたしも、本日二度目の、

「うわぁ~~~~」
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リストショットからの、初スライダー、いきます(笑)

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強い打刻音、これまで聴いてきたパテックの中でも、一、二を競うくらいの強さでした。
ある意味、”ティアリーごのみ”の完成形と言えるかもしれません。

・・・・・・眼福&耳服(笑)
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みなで音を聴いてから、6分後の御姿(笑)・・・


そしてそして、
我がままを言って、納品式を一部合体させていただき、

奇跡の2ショットを撮らせていただきました!!!
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おおおおおおおおお、何て日だ!(笑)

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そして一行は、それぞれ夜の祝宴へ・・・

貴重な場面に立ち会わせていただき、ありがとうございました。
そして、おめでとうございました!!






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by a-ls | 2014-06-21 05:22 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(11)

グラスヒュッテ・ブランドをみる ~ 続・ドイツ時計の本気

昨日の投稿に、追加です。

グラスヒュッテには現在11のブランドがあります。これまでに紹介したことがあるのは…

・ランゲ&ゾーネ
・グラスヒュッテ・オリジナル
・ノモス
・ヴェンペ
・モーリッツ・グロスマン

そして昨日紹介した
・ミューレ・グラスヒュッテ
・チュチマ

あと4つですね。

そのひとつは、本日紹介するHEMESS(ヘメス)
基本ムーヴメントに日本のミヨタ製を採用しているということで知られるブランドですが、それでも ”Glashütte i/SA”という、グラスヒュッテ・マークをダイヤルに明記をできるのは、そのムーヴを2度組することで、「グラスヒュッテでの作業が、製造費と人件費合わせて、ムーブメント原価の50%以上であること」という規定を達成しているからなのです。
で、その新作がコチラの「アルファ・キャプテン」。ちなみにこのムーヴのベースはUnitas 6498なんですけどね。
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価格は4460ユーロという、このブランドにしては高価格帯。そんな、本来は1000ユーロ前後のこなれた価格帯が多いのも、このメーカーが最近人気を高めている理由であります。




もうひとつ忘れてはならないのが、ユニオン・グラスヒュッテという旧名門ブランド。
もともとはスイス時計のセールスで生計を立てていたヨハンとフリードリッヒのデュレンステイン兄弟が、1874年にドレスデンに開いた時計の卸会社「Durrenstein&Co. Dresden(=デュレンシュタイン商会ドレスデン)」を母体とします。
その後、時計セールスマン時代にスイスとドイツで培った豊かな人脈を生かして発展し、やがてランゲ&ゾーネの販売代理店のような位置づけを獲得、戦前のランゲ黄金期にはドイツ国内で販売されたランゲ製の時計のほとんどを扱うようにまでになります。ヨハン・デュレンシュタインは、アドルフ・ランゲ死後のランゲ&ゾーネの経営にもかなり関与したようで、1878年のランゲのいわばディフュージョン・ラインにあたるDUFの規格化はこのデュレンシュタインの手腕によるところが多いといわれます。
1893年に「the Glashütte Uhrenfabrik Union (グラスヒュッテ・ウォッチファクトリー・ユニオン)社」を設立して時計製作にも参入、グラスヒュッテ製の機械はもちろん、スイスからもエボーシュのムーヴを仕入れた自社ブランドを展開し、大成功を収めます。
特に1900年にライプチッヒの博覧会に出品した「Universal timepiece(万能時計)」は、ランゲのNo.42500にせまる超複雑機構の時計であり、長くグラスヒュッテから生まれた世界一複雑な時計として知られていました(現在はグラスヒュッテの時計博物館で見ることができます)。また、ローマ教皇にリピーター時計を納めたりもしています。
第二次大戦後は、他のグラスヒュッテ・ブランド同様、GUBに統合されます。そして東ドイツの崩壊後に、これまた他のブランド同様に復興するのですが、いまひとつパッとせず、ユニオン・グラスヒュッテというブランド名は維持しつつも、グラスヒュッテ・オリジナルの子会社となって、2000年のスウォッチ・グループのGO買収と同時にその傘下に入ります。
でも、今現在のスウォッチ・グループのHPなどを見ても、なぜかユニオン・グラスヒュッテというブランド名は載っておりません(ユニオンのHPにはスウォッチ・グループに属すると明記されておりますが…)。というわけで、日本未入荷のブランドとなっております。

彼らの栄光の歴史が始まった1893年を記念して、「1893」というシリーズがハイエンドのようです。
オフ・センターのデザインなど、なかなか・・・っぽいです。
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さて、残る2つのグラスヒュッテ・ブランドは、どことどこだかわかりますか??
ブルーノ・ゾンレーとSUGなのですが、どちらも1997年以降に設立された新興ブランドということもあり、
ま、おいおいに紹介するということで…またの機会に(笑)。



※数年前の記事ですが「ブルーノ・ゾンレー」について、ココで少し触れております。





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by A-LS | 2014-06-20 03:24 | グラスヒュッテ・ブランド | Trackback | Comments(0)

ドイツ時計の本気

ランゲ&ゾーネを筆頭に、グラスヒュッテ・オリジナル、ノモス、Wempe、グロスマン・・・などなど、ドイツ時計を洗練させる高級ラインを発表しているブランドに牽引されたかのように、グラスヒュッテをベースとする中小のブランドにおいても、高級ラインの発表が相次いでいます!



まずは、Mühle-Glashütte(ミューレ・グラスヒュッテ)から、
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ランゲやGOにも先例のある、マリン・クロノメーター・フェイスで、その名も「Robert Mühle&Sohn Auf/Ab」。「Auf/Ab」は英語にすると、ランゲでおなじみの「Up/Down」、そして「・・・&Sohn」という表記もいろいろとお馴染みですが、これらはドイツの慣習的な用例でして、別にパクリではありません…。
上の画像、左はSS、右がPGケース。


ミューレ社の歴史は、ロベルト・ミューレが家族経営による計測機械メーカーをグラスヒュッテに設立した1869年まで遡ります。
つまりミューレは時計メーカーではなく、時計産業が盛んになりつつあったグラスヒュッテで、時計の制作には欠かすことのできない(部品や部材をコンマ100ミリ単位で計測する)測定機械や精密機器メーカーとしてスタートするわけです。
そして第二次大戦後、ランゲなどと同様に半国営化されますが、時計ブランドではなかったためGUBへの統合は免れ、しばらくミューレ社として存続します。
最終的にGBUに統合されるのは1972年のことですが、東ドイツの解体とともに創業一族のハンス・ユルゲン・ミューレ(東ドイツ時代の1969年に社長に就任し、GUB統合後は輸出部長としてGUBに残った)によって、1994年に計測機械メーカー、ミューレ・グラスヒュッテとして復活、高性能のクロノメーターを発表しつつ、1995年からは「時計も計測器のひとつだ」という名言とともに腕時計の分野にも進出します。

つまり今年は復興20周年(創業からいうと145周年)に当たる年なので、創業者のロベルトの名を冠した渾身の時計を発表したわけです。
径44mm。56時間のパワーリザーブ。PGケースは20個限定で16,000ユーロ。SSは145個限定で6,900ユーロとなっています。

このミューレ社は、いわゆる「グラスヒュッテ・マーク問題」でも有名になりました。
あまり知られていないかもしれませんが、実はグラスヒュッテにも、ジュネーヴ・シールに似た、いわゆる”グラスヒュッテ・ルール”という規定があります。
それは文字盤に入れられた ”Glashütte/SA”(グラスヒュッテ・イン・ザクセンを意味する)という表記の有無で区別されるのですが、おおまかには、
 ■時計自体が上等な品質で作られ、グラスヒュッテの伝統及び名誉を誇れる商品。
 ■ケーシング、組み立て、精度検査が、全てグラスヒュッテ市内の工房で行われている事。
 ■ムーヴメントを含む時計全体が55%以上グラスヒュッテ市内の工房で作られた時計。
 この他にも、ムーヴメント、ケース、文字盤の仕上げなどに関しても決まりがあり、その全てを満たしてはじめて”ザクセン州グラスヒュッテ製の時計”として正式に認定を受ける事ができるのですが、「ミューレ社のグラヒュッテからの部材調達率って50%以下じゃねぇ~の」と、2007年に、こともあろうに以前に同じ問題で訴訟を起こされた経験を持つ同業のノモスさんに訴えられちゃいます。
で、条文の「時計全体が55%以上」とは部品数の55%なのか、部品容量の55%なのか、部品の仕入れ額の55%なのか・・・など、条文の解釈を含めて裁判で争うことになり一躍有名となりましたが、裁判所の解釈は「グラスヒュッテでの作業が、製造費と人件費合わせて、ムーブメント原価の50%以上であること」ということとなり、結果的にミューレは敗訴し財政的にも大きな打撃を受けますが、創業者一族のティロ・ミューレが5代目社長に就任して立て直しに尽力、ま、波乱万丈いろいろありましたが、現在に至っているというわけです。(笑)。

もうひとつ限定モデルがあります。
「The Robert Mühle Kleine Sekunde」("Kleine Sekunde"はスモールセコンドの意味のドイツ語)。
それがコチラです!
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このグラスヒュッテ様式に基づいた自社ムーブ(5分の3プレートを採用したのだそうです)にも、本気度がうかがえます!!

こちらも44mm径、56時間のリザーブで、ミューレ社独自のウッドペッカー・ネックという緩急針に、テンプ受の板にエングレーヴ仕様。
SSケースで限定数は145個となっています。




続いて、
1983年創業の、通常はミリタリー・ウォッチのブランドとして知られるTUTIMA(チュチマ)社の「Patoria(パトリア)」も、発表自体は昨年ですが、グラスヒュッテへの郷愁から生まれた伝統的ラインの作品なので、ここで紹介しておきます。

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コチラが自社ムーブの画像。伝統的なクラスヒュッテ様式である4分の3プレートを採用しています。


チュチマ社の歴史もグラスヒュッテから始まります。
1926年、法律家Dr.エルンスト・クルツの呼びかけで、アドルフ・ランゲが育て独立させた職人など、グラスヒュッテのいくつかの小規模な工房を再編・合併した共同時計会社が作られます。そして、それらを母体として、翌27年に2つの新会社「グラスヒュッテ時計ベースムーブメント工房株式会社(UROFA社)」と、「グラスヒュッテ時計工房株式会社(=UFAG社)」が設立されます。
第二次大戦下に、フリーガークロノグラフのベース・ムーヴとなるキャリバー59を開発したことでも知られますが(UROFA社)、対戦が終了してグラスヒュッテが東ドイツ占領下となる直前の1945年に、Dr.クルツとUROFA社・UFAG社の幹部は西ドイツに移りクルツ社とNUFOFA社を設立、ブレーメン近郊のガンダーケッセを拠点に再びムーブメントと時計の製造・開発を始めます。
1960年にDr.クルツが引退するとオリジナルムーブメントの製造は中止されますが、ディーター・デレカーテがNUFOFA社の名称を引き継ぎ、他社ムーブを使った時計製造を継続。70年代のクォーツショックをも乗り越え、1983年、社名をTUTIMA(チュチマ)社とし現在に至ります。
この「TUTIMA」という社名は、グラスヒュッテ当時のUROFA社・UFAG社が製作した最高精度の時計に、ラテン語で「精密な」を意味する形容詞”tutus”に由来する「TUTIMA」という商号を付けていたことによります。

そして、2011年5月、本社機能を”創業の地”グラスヒュッテへ移転し、念願であった帰郷をついに果たします。ようやく戻ってきた”故郷”ということで、この記念時計は、ラテン語で「故郷」の意を持つ単語、「パトリア」と命名されるわけです!! (良い話だぁ~~感涙)。
「パトリア」は、チュチマとしては初の自社製作ムーブメントを採用し、細部にまでこだわりを貫いた、まさに原点回帰の作品なのです!!!


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上の画像、左が「Patria Small Second」、右が「 Patria Dual Time」。ともに43mm径・PGケース。65時間のパワーリザーブ。




ま、オリジナリティー的な部分など、いろいろとご意見や、ツッコミどころなどもありましょうが(笑)、こうして、グラスヒュッテ・ブランドが頑張っていくのは良いことだと思います。


これはもはや夢物語ですが、いつの日にか、ランゲ&ゾーネやグラスヒュッテ・オリジナルなど、グラスヒュッテの全ブランドが連合して、スウォッチ・グループやリシュモン的な連合体を作って、本当の意味でスイス時計と競い合う構図ができたら、どんなにか素晴らしいだろうと・・・、ま、夢想したりもする今日この頃でした。




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by a-ls | 2014-06-18 15:31 | グラスヒュッテ・ブランド | Trackback | Comments(0)

ランゲ小ネタ集

ランゲがスポンサードを開始して今年で3年目を数える「Concorso d'Eleganza Villa d'Este」、
その2014年大会も、盛況のうちに先日終幕したのですが、その際の動画がランゲ公式でUPされました。


1920年代・古き良きアールデコな時代とかを彷彿とさせてくれます。

しかし、GOさんが11年も続けているドレスデン・ミュージック・フェスティバルにおける「the Glashütte Original Music Festival Award」のようなアーティスト援助やベルリン映画祭へのスポンサードみたいな、よりランゲらしい文化的なイベントも・・・そろそろ、ね(笑)。


そして今年はランゲ1が発表されて20周年ということで、
それを記念した「ランゲ1写真コンテスト」が行われるそうです・・・・(んー、なんか似た企画だなぁ・・・んー~ー)q。。。

コンテスト優勝者は今年の10月24日にドレスデンで開催される”20周年記念パーティ”へご招待なのです!

で、詳細はコチラ
http://forums.timezone.com/index.php?t=tree&goto=6808695&rid=0#msg_6808695

http://alang.watchprosite.com/show-forumpost/fi-10/pi-6465838/ti-935843/s-0/t-alange-sohne-lets-celebrate-the-20th-anniversary-of-the-lange-one-with-a-contest-/.


(ふぅ~ん、ピューリストとタイムゾーンで並列というところ…、これまたいまいち釈然としないのですが、ま、気を取り直して)。。。(笑)。。。。


こんな感じではどぉ?
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エントリーはランゲ1ファミリー(ランゲ1から派生したモデル)でも可だそうです。
こんなのとかね。
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というわけで、小ネタでした。












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by a-ls | 2014-06-17 21:32 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)