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ウエストミンスター・カリヨン!

『今日、グラン・ソヌリ ウォッチといえば、片手で数えられる程度の一流時計メーカーのみが立ち入ることのできる極めて特別な領域ですが、その誕生は、時計づくりの起源にまで遡ります。最初の文字盤や針が登場する100年も前の1300年頃、初期の大型時計は音で時を告げる仕組みで設計され、遠くからでも、また、暗い時間帯でも時刻がわかるようになっていました。その後、音で時を告げる機構に組み込まれたベルは徐々に小型化され、置時計、そして懐中時計へと変化していったのです。』


上の文章は、あのユリス・ナルダン社が今年のバーゼルで世に問うた、ある新作時計のプレスシートの冒頭部分です。
同社がかねてから進めてきた「ロイヤル・ブルー・トゥールビヨン・シリーズ」に、その究極ともいえる作品、「インペリアル・ブルー」が発表されました。
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そうです、フライング・トゥールビヨンの「ロイヤル・ブルー」にグラン・ソヌリ機構を搭載したうえに、「アレキサンダー・ザ・グレート ミニッツリピーター」で実験されていた4ゴング(「ミ」・「ド」・「レ」・「ソ」)によるウエストミンスター・カリヨンも実現したのです!

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上の写真のようにハンマーは左右2重になっています。これは8時側の「ド」と「ソ」の拡大。


さて、ナルダン社のプレスシートを続けましょう。
(ただ、原文を翻訳した方がたぶん日本人でなかったのでしょう、ちょっとおかしな部分が多々あったりしたので、こちらで少し手直ししてあります)


『ユリス・ナルダンは、ソヌリ時計の歴史において輝かしい地位を占めています。
1893年に開催されたシカゴ・ワールド・フェアで、ミニッツリピーター・クロノグラフが金賞を受賞した唯一のブランドです。さらにその100年後、ユリス・ナルダンは「サンマルコ」(1989年)や「ジンギス・カーン」の発表で、ジャックマール人形を腕時計に用いる伝統を甦らせるブランドの一つとなりました。
そして今、ユリス・ナルダンは、「インペリアル・ブルー」の発表で、再び高級時計製造の殿堂へと戻ってきました。
ミニッツリピーター機能と毎時の時打ちを兼ねるこのソヌリ機構の小型化を実現するために、膨大な数の技術的課題を乗り越えなければなりませんでしたが、それだけで満足できなかった同ブランドは、12 時位置に日付表示をも加え、14 時位置のプッシャーで素早く調整できるようにしました。

このマスターピースを完成させる上で間違いなくもっとも困難だったのは、動力の管理です。毎時の時打ちと任意に鳴らす時、15 分、分のストライキングは、同じ香箱から動力を得ています。この香箱は、ミドルケースの9 時位置にあるリピーター・レバーを作動することで部分的に巻き上げられるほか、リューズを反時計回りに回すことで完全に巻き上げられます。リューズを時計回りに回した場合は、50 時間のパワーリザーブを誇るムーブメントの動力源となっている2 つ目の香箱の巻き上げを行うことができます。
さらに残された動力を管理し、ソヌリが完全な状態で作動することを保証するように精巧につくられた機構によって、ケース越しに心地よく華やかな「ソ」音の時打ちを堪能できます。しかも必要に応じて、ミドルケース裏側の11 時位置にあるオン/オフ ボタンを操作することで、時計を無音の状態にしておくことも可能です。

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もしかすると、グラン・ソヌリ機能をオフにしておくことで、インペリアル・ブルーに備わったもう一つの機能である、4 つの音を奏でるウェストミンスター・カリヨンによるミニッツリピーター機能に一層の注意を傾けることができるかもしれません。 ひとたびレバーを下ろしリリースすれば、ハンマーが躍り出しゴングが鳴り響き始めます。それは、サファイア製の地板の6時位置で浮遊するかのようなフライング・トゥールビヨンによってテンポよく奏でられる、うっとりするようなシンフォニーです。繊細なスケルトン仕様にされた時分針は、時刻調整時にはストライキング機能を停止するセーフティ・システムを採用したリューズによって調整することができます。
ホワイトゴールドケースと青みを帯びたサファイアガラスに彩られ、光に映えるつくりのインペリアル・ブルーは、まさに時計通のための時計と言えます。
20 本のみ製造される今作は、ひとつひとつが時計製造技術へのこの上ない精通を証明しています。』


レファレンス:9700-125
限定数 :20本
ムーブメント: 手巻きキャリバー UN-970、サファイア製のブリッジおよび地板
石数: 84石
パワーリザーブ: 約50時間
機能 :フライング・トゥールビヨン。時、分、日付表示。
    グラン・ソヌリ。ウェストミンスター・カリヨン。    
   ※ 4つの異なる音を奏でるチャイム(ミ・ド・レ・ソ)によって、毎正時の自動的な時打ち。
     任意のタイミングで時・15分・分のストライキング。
ケース: 18Kホワイトゴールド
風防: 無反射加工サファイアクリスタル
ケースバック: サファイアクリスタル
直径: 46mm
防水性 :30m(リューズ 防水)
ストラップ :レザーストラップ、フォールディングバックル

(以上、青字はプレスシートより引用しました)



この複雑機構は、先に紹介した「マーガレット~花占い」を発表したクリストフ・クラーレがすでに開発済みの4ゴング・ウォッチ「ソプラノ」を共同で改良したものだそうで、ここでもまたもや”クラーレ恐るべし”なのです!

そしてこの記事を投稿するにあたっては、これが出てくるまで待っておりました。
はい、動画でございます!!

それでは、ウエストミンスター・カリヨンのサウンドをお聴きください。













ん!?
学校の”キンコーンカーンコーン・・・・”というか、
ビッグベンみたく鳴るわけじゃないのね???



えー、まぁ、とにかくすごいということで、お値段は$850,000 USD オーバー。
とは言っても、わが陣営の「グランド・コンプリケーション」の3分の一なのですが・・・。







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by a-ls | 2014-04-29 13:19 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(3)

PP&ALS

「a-ls時計blog」というブログでは、下のようなブランドの製品が優先的に扱われています。


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左は「質実剛健」、右は「繊細」が特徴だと、昔はよく言われました。

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ま、こういうところですね、一理あるかもしれません(笑)。

スイス生まれののコチラは芸も細かく、そういう点を見つけると「ああ~」と思うのですが、はたしてそれがカッコ良いかどうかは・・・・
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ちょっぴりクエスチョンだったりするのが、最近は逆にとってもツボだったりもします。



えー、繰り返しになりますが、「a-ls時計blog」は、
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ランゲ&ゾーネ パテック・フィリップなど、機械式の時計に関するブログです。









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by a-ls | 2014-04-28 08:53 | 雑記 | Trackback | Comments(3)

不思議なランゲ1



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不思議なランゲ1を発見!




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2004年頃の10本限定のランゲ1
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このランゲ1の不思議は、珍しさだけでなく、見た目が、2005年3月にチャリティー・オークションで落札された"Honoris Causa"と呼ばれる伝説のLANGE1と同じデザインで、そのホワイト版であるということです。

ちょっと腑に落ちないのは、もしわたしの知っているストーリーが正しければ、あるところで進展していた"Honoris Causa"のオリジナル・デザインが、デザイン者の知らぬうちに転用されたことになるからです・・・。うーん。。。謎は深まります!!!!











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by a-ls | 2014-04-26 22:08 | Lange 1 | Trackback | Comments(2)

時計な夜会

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昨日書いた、ティム・ボーンさんとのお食事会。なかなかに盛り上がりました!
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出席者の時計を、ついキズミで確認してしまうのは”職業病”でしょうか(笑)。
時計を並べる手際も良いです(笑)。
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珍しいのは、こちらでしょうか。
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うぉ~。。。
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時代を超えた安定感を放つコチラも。。。。
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さて、昨日の続き、次回のサザビーズ・ニューヨーク・オークションに出品される予定の
”ウルトラ・レア・パテック”の件ですが、

なんと、なんと、聞いて驚かないでくださいよ~!!

それは

スカイムーン・トゥールビヨン(5002)の
ユニーク・ダイヤルで、さらに驚くことに、
チタン・ケース!!! なのだそうです。

しかも保証書上に記載されているレファレンス番号は、あり得ない番号5001だというのです!!!


さらに、ティムボーン氏が語ることには、
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同じオーナーから、
チタンケースセレスティアル!!!!など、

本来存在しないハズのチタン・ケースのパテックが、ぞろぞろ出品されているのだそうです!!!
マジなのか!!!!


しかしこの出品者、仮に”キング・オブ・チタン”と呼びますが(笑)、その正体は一体????????






画像など、
これらの詳細はわかり次第掲載します!!!!













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by a-ls | 2014-04-25 19:53 | GTG | Trackback | Comments(0)

2014 三越ジュネーブ・ウォッチコレクション

23日から29日まで日本橋三越にて、「2014 三越ジュネーブ・ウォッチコレクション」という催事が行われております。
このイベントは、1月にジュネーブ行われたSIHHを再現して、新作をいち早く日本で紹介しようという、今年から初めて開催されるもの。

リシュモングループのブランドを中心に、A.ランゲ&ゾーネ/ボーム&メルシエ/カルティエ/ウブロ/IWC/ジャガー・ルクルト/モンブラン/ピアジェ/ラルフ ローレン/ヴァシュロン・コンスタンタンなどのブランドが出展しています。

詳細はコチラ: http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/genevawatch/
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イベント前日の内覧会にご招待いただきましたので、我が陣営ランゲ&ゾーネの応援も兼ねまして(笑)、出かけて参りました。
そこでお会いしたのは、このイベントのスピーチ・ゲストとして招かれていた、時計業界では超有名なテム・ボーン氏。現在はオークション・ハウス、サザビーズの時計部門グローバル・マネージャーを務めておられます。(上の写真のマイクを持った方、その隣はサザビーズ・ジャパンの社長さん)。
今回は、オークションの裏側や仕組みなど、興味深いお話をうかがうことができました。

さて展示の方ですが、今は各ブランドとも新作を世界中に回して受注を受けている最中ですから、新作の品揃えはバラつきがありますが、ま、今年から始まった試みですので、何度か回を重ねることで定着させ、今後の充実を期待していきましょう。
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このイベントのためのカタログは、表紙を開くと”Welcom Geneva"のタイトル共に、ドイツはグラスヒュッテ生まれの”テラルーナ”が現れるのは光栄至極です(笑)。
また、ランゲ新作ではグランド・ランゲ1・ムーンフェイズ全色が展示されておりました!



さてこの翌日、久々にお会いしたテム・ボーン氏とお食事をご一緒することになったのですが…、
そのディナーの席で、非常ぉぉぉぉぉぉぉ~にレアなパテックの話をうかがいました!!!
しかも、次回のサザビーズ・ニューヨーク・オークションに登場予定なのだそうです。


詳細は次回ブログに書きますが、ちょっとヒントだけ。。。。そのパテックのリファレンス番号は



なんと   5001 !!



いろいろ想像しながらお待ちください(笑)






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by a-ls | 2014-04-24 21:27 | イベント | Trackback | Comments(2)

有田焼・ポーセリン・ダイヤル

豊臣秀吉の朝鮮出兵「文禄・慶長の役」は、別名「焼き物戦争」ともいわれますが、出兵した各地の大名たちは引き上げの際に多くの現地陶工や、技術者・学者を日本に連れ帰りました。
肥前の領主、鍋島直茂が日本に連れてきた陶工、李参平が、1616年(元和2年)に領内の有田東部の泉山で白磁鉱を発見し、ここから日本の白磁の歴史が始まるのです。この李参平は有田焼の祖と言われ、「陶祖」として有田の陶山神社に祭神として祀られてもいます。

ということで、再来年の2016年は、『日本磁器誕生・有田焼創業400周年』となるわけです。
有田をはじめ各地で記念イベントが予定されているそうですが、佐賀県有田町の段ボール会社社長、石川慶蔵さん(66)が企画し、地元の磁器メーカー「香蘭社」と大阪の時計輸入代理店「エムヴイ」が協力、5年の歳月をかけて仕上げた、有田焼ダイヤルの時計が、このたび先行でお披露目されました。


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そういえば、20代で初めて自分で購入した有田焼が「香蘭社」でした。懐かしい。。。「香蘭社」は図柄が軽やかでいまも好きです。  

今年のSIHHやバーゼルをみますと、今やエナメル・ダイヤル花盛りの感がありますが、文字盤としては、エナメル(=七宝焼き)よりもハードルが高いのがポーセリン(=陶器)・ダイヤルです。

その最大の原因が、割れやすさです。
今回の作品では、
『厚さ0・6ミリの文字盤の破損を防ぐため、時計本体との接合部分を緩衝性能があるプレート状部品で固定。落下テストを繰り返して強度を確認している』とのこと。さらに『有田焼の文字盤が精密な時計内にぴったりと収まるよう、100分の1ミリ単位の精度で加工。文字盤焼成時の収縮や上薬の厚みに職人の技と工夫が凝らされている』のだそうです。

香蘭社など有田焼メーカーは、2005年から欧州のメーカーや工芸家などと共同で、万華鏡や万年筆、オルゴールなどを作っており、腕時計はその第7弾にあたるのだそうです。
文字盤の図柄には染錦の技で描いた籠菊や桐、鳳凰などが施されており、いずれも絵付けの伝統文様をあしらった5種類で、今後さらに5種類が加わる予定。
時計は福岡の岩田屋新館7階の「日本・スイス国交樹立150周年×有田焼アニバーサリーフェア」でお披露目されました。


さて、肝心の時計のムーヴメントを手掛けたのは、スイスの独立時計職人、ポール・ゲルバー。(これこそSEIKOさんあたりにやっていただき、純日本製にしてほしかったかもなのですが…)
元記事によりますと、『18金製のケース内に動力スプリングを巻き上げるトリプルローターなどの独自機構を仕込んでいる』とありますが、
この時計のための独自機構というわけではなく…すでに開発は済んでる、こちらの機械でしょうね(笑)。




ポール・ゲルバー氏に関しては、以下などをご覧ください。

http://www.asahiwatch.jp/article/13195584.html

http://www.gressive.jp/satellite_site/paul-gerber/




18Kケース仕様・限定10本で、450万円(税込486万円)。
記事によりますと、10本のうち、既に1本は日本人男性の購入が決まっているとのことです。
問い合わせはエムヴイ、電話06(4963)5363。



とりあえず、一度実機を拝見したいものです。








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by a-ls | 2014-04-20 23:22 | 時計いろいろ | Trackback | Comments(0)

"The Concorso d'Eleganza Villa d'Este" in Como 2014

今年もまたあの時期がやってまいりました。
ランゲ&ゾーネのマスター・サポート・イベント、イタリアのコモ湖畔で開かれるクラシック・カーのコンテスト「the Concorso d'Eleganza Villa d'Este」です。
今年はロールスロイスの110周年、マセラッティの100周年にもあたる記念年で、かなり盛大なイベントになりそうですが、コンテスト優勝者には昨年同様、ランゲ&ゾーネから特別限定仕様の「ランゲ1タイムゾーン」が送られます。

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ところが昨年は、優勝者がまさかのラルフ・ローレン氏ということで、なんと時計ブランドも所有するコンペティターのCEOに限定時計をプレゼントすることに(笑)。
今年のデザインが発表されましたが・・・
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裏は、年号が2014となっている以外はいつも通りですよね・・・??
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そして表、タイムゾーンの都市が、ヨーロッパはグリニッジ標準時のロンドンと、本来はベルリンのはずが「コモ」に代わっています。




本選の優勝発表は5月25日とのことですが、
まさかラルフ・ローレン氏の2連覇なんてことは・・・ナイでしょうね(笑)。。。


















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by a-ls | 2014-04-19 22:47 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)

再びLange 1 SS

昨日に続きまして、クリスティーズのジュネーヴ・オークション・ネタなのですが、またもLange1のSSが出てまいります。

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昨日は''どーした''と書きましたが、この辺はやっぱ’’さすが’’と言えるでしょう。

ほぼ一年前のジュネーブオークションにも登場したステンレス・スチール製のランゲ1、その時のエスティメートは$53,000~110,000で、最終的に$156,000という高額で落札されたですが、当然のことながら、今回の出品はそれとは異なる個体です。

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非常に珍しいLange1ですので、久々、ランゲ探偵団の発動です(笑)。

前回と今回の個体、両者ともレファレンスは101.026で、保証書上の販売年度は同じ1998年ですが、かたやイタリアで、今回のものはドイツで販売されております。
こうして製作年度から見ると、両者は同じ流れで製作されたようにも思えますが、しかし個体番号を比べてみますと、前回のケース番号は114404でムーヴメント番号が1014だったのに対し、今回のものはケース番号が117965、ムーヴメント番号は6664と、やはりこの二つの個体の間には、かなりの製作時期の隔たりを感じます。

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ということは、まだランゲ1のセールスが安定していなかった頃、何らかのサービスもしくはオファーによって、1個ずつ作られたということになるのでしょうか。
WGケースにブルースティール針で、このSSと同じフェイスを持つランゲ1WGのレファレンスが、101.027xという、ランゲのリファレンス中、唯一末尾に”x”を持つのも、このおなじ顔を持つSSの存在と何らかの関係があるのかもしれません。

また、このSSヴァージョンの総個数について、TZにtahoeblue氏が投稿した以下の記述についても、

「there are maybe 23 examples of the L1 in stainless steel, 20 with white dial and painted indices, and 3 with black dial and applied indices. (The black dial examples may be distinguished at a glance from the PT "Darth" since the stainless watches have white date background.)」

まだ、その事実関係もソースも特定できておりません。

うーん・・・・

情報をお持ちの方はどうか当方、ランゲ探偵団までお寄せ下さい!!












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by a-ls | 2014-04-18 20:23 | Lange 1 | Trackback | Comments(0)

どーした、クリスティーズ!?

5月のクリスティーズ・ジュネーヴ・オークションに、Lange1の1Aが出品されるのですが、それがちょっと変なコトに・・・。
まずはカタログ写真をご覧ください。

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ん?????     あれれ、この箱は・・・・。。。。。

そして説明文をみますと。。。
b0159560_08273055.jpgつまり、100本限定で発売されたLange1Aの末番機である100/100が出品されるということなんですが…。

このモデルはケース番号117.400、ムーヴメント番号7400からスタートし、限定番号はすべて律儀に合致しておりますので、ケース番号とムーヴメント番号を確認しますと、自動的にその限定番号も解かる仕組みになっています。
説明には、それぞれ117.500(ケース番号)と7500(ムーヴメント番号)とありますので、この数字が正しければ、これは1Aの末番機で間違いありません。

しかし問題は、「With A. Lange & Söhne Proof of Origin dated 7 March 2014 confirming manufacture of the watch and original fitted wooden presentation box no. 100/100 and outer packaging.」というところ。

「2014年3月7日付のランゲ&ゾーネの原産製造証明と、木製のオリジナル適合プレゼンテーション・ボックス100/100と外箱付」って・・・。(下線部分が謎の部分)

Lange1Aの箱は、通常の黒いレザー製の箱であり、木製の箱がオリジナルだったことはあり得ません。

写真に写っているこの木箱は、どこをどう見ても、Wempeから限定発売された「マリンクロノメーター製造100周年記念ランゲマティック」(当ブログでの関連記事はコチラ)の木箱に間違いないのです!!!!

YGとPTが100本限定(PGは25本限定)だったこのモデルは、洒落っ気たっぷりなマリンクロノメーター風味に作られた木箱に収められ、蓋の裏にも「〇〇/100」という限定番号が書き込まれていました。(下の写真参照)

つまりこの出品者さんは、Lange1Aの末番を手に入れ、また別の機会に、Wempe限定モデルのYGかPTの100番を手に入れたか(もしくは箱だけを入手したか)して、それを合体させ、超珍品として出品してきたとしか思えないのです。

それ故の、この異様なまでの強気のエスティメート(それにしても強気過ぎ・・・笑)ではないか、と。
実際のところは、”箱ナシ・不完品”扱いなので、相場よりもむしろ安くするべきものです!

しかし本来、こういうオリジナル判定とか、合体モノの裏を”見抜く”のがクリスティーズさんの役割でもあるわけで、今回ばかりはちょっとガッカリなのです。


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Wempeとランゲが共同でマリンクロノメーターの製造に成功してから100年を記念してつくられた限定モデル。自動巻きのグランドランゲマティックという位置づけでした。
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絶対に理解しておかなければならないのは、「ランゲ&ゾーネの原産製造証明」は、時計についてのみ発行されるものであって、付属品その他についての確認や証明は行われないのが通例だということです。
ランゲのアーカイヴがあるからすべて安全という”錯覚”で、本当のところを知らずにこれを落札しちゃう方が出たら、ちょっと可哀想なんですが、ま、オークションですから、”自己責任”ということになるのでしょうね・・・。


皆さんもどうか気を付けてくださいね~~~!!








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by A-LS | 2014-04-17 09:15 | Lange 1 | Trackback | Comments(0)

Nomos~時計師の肩越しから

わがグラスヒュッテ陣営の大事な一翼であるNomosが、そのさまざまな工程を記録した動画を作成しました。

題しまして、「時計師の肩越しから…」。 良きタイトルではないでしょうか!

シンプルな工作機械と丁寧な仕事、Nomosの良心的なクオリティーとリーズナブルな価格の秘密が随所に織り込まれているようです。





大仰でもなく、重厚でもなく、ただ等身大の記録、なかなか好感の持てるビデオです。



サンバースト仕上げの過程は初めてみました!




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by A-LS | 2014-04-16 23:36 | Nomos | Trackback | Comments(0)