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アストロノミー・ブルー

時計好きは、得てして宇宙好きだったりします。

思えばそれも当然で、この世のあらゆるすべてが始まったとされる137億年前の“ビッグバン”(ウブロちゃうよ)から数えてその91億年後、今から46億年前あたりに宇宙の隅で生まれた太陽系の地球に在るわれわれにとって、この宇宙という概念を把握するためにも、時間(光年とか)という概念は必然なわけで、さらに言えば、われわれの使っている時間にしても、その基準とされているのは地球の自転というそもそも偶然の宇宙の法則を、目に見えるように文字盤に置き換えたものだったりするわけです。

で、何が言いたいかといえば、その時間を扱う時計の表現が天文的なものと結びつくのはとても自然なことで、特に最近、宇宙を想起させるような青文字盤を持つ天文的な時計が目につきます、というお話です。
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まずは、意外なブランド、グラハムから。
グラハムといえば、左リューズと巨大なクロノグラフのレバーシステムを持つ「クロノファイター」が有名ですが、もともとこのブランドは、イギリスの歴史的な天才時計師ジョージ・グラハムをリスペクトし、時計史に偉大な足跡を残した彼の遺産ともいえる優れた英国時計の伝統や精神に基づいて作られた、“スイス・メイドの英国ブランド”なのです。
そして、その祖であるジョージ・グラハムの名を冠した新ライン、Geo.Graham The Moonという限定作品が、まさにアストロノミー・ウォッチです。
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宇宙をイメージした美しい青のハンド・ペインティング文字盤。星座を示すダイヤセットにトゥールビヨン。そして文字盤上部にある巨大なムーンフェイズは、29日間12時間44分2.9秒という、本来の月の周期が経過するとレトログラードでスタートポジションに戻るというウルトラ天文技を持っているのです。
そのため、このムーンフェイズの誤差修正は122年に一度で済むという、まさに孫にでも操作を託すしかないレベルなのです(笑)。
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実は最初の天文学者っぽい写真は、この新シリーズGeo.Grahamのためにグラハムが用意したもので、机の上には、グラハムの「直進脱進梯(=グラハム脱進機)」らしきものが写っているという念の入れようなのです。
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グラハムの当時の作品。





英国の時計産業はスイスにそれが根付くはるか以前の17世紀に世界最高水準にあり、なかでもジョージ・グラハムは特許を取得することを拒み、時計の発展のために、自らが開発した発明を他の時計師が自由に使うことを許したという人格者としても有名ですね。

さて、今回のこの「The Moon」のもうひとつの大きな特徴は、トゥールビヨンが軸ではなくベアリングで制御されることで、96時間ものパワーリザーブを持つフライング・トゥールビヨンの新機構を備えているということだそうです。
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外装は、46mmのPGケース。針の加締のセンター位置をポラリスに見立て、周囲を45個のダイヤ(約24カラット)がペルセウス、カシオペア座、おおぐま座、こぐま座などを表現します。
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また、リューズの頭にはブルー・サファイアもセットされています。
世界限定10本(ほぼ予約完了で残り数本だそうです
お値段は240'000 CHF (ドルベースだと256.000 USD).
うーむ。


そしてもうひとつ、宇宙の青といえば、自分の中で評価高いのがDe Bethuneなんです。
DB25 S JEWELLERYなんて、3Dムーンフェイズを搭載した、まさに宇宙空間そのもの。
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その他、DB28 SKYBRIDGEも、宇宙!
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ラグがちょっと「やりすぎ建設」風味なのですが、文字盤と針のシェイプは非常に美しい。

このブランドには、DB25だけでも様々なバリエーションがあり、DB27、DB28の新たな展開も素晴らしいので、興味持たれた方は、ぜひコチラをお尋ねください、プレスキット資料や画像が自由にダウンロードできますので。


さてもちろん、宇宙の青といえば、こちらを忘れるわけにはいきません!!
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当ブログでも何度も紹介してきましたPatek Philippe ref.6002G、裏面のセレスティアル・パート。
なんでも、購入後にパテック指定のサイトにアクセスし、自宅の緯度・経度の座標を打ち込むなど、何やら指示に従って調整していくと、なんと自宅から見える星空と同じ天空図が文字盤に現れるというすごい仕組なのだそうです・・・。

ああ、宇宙っていいなぁ~!


というのも、最近、HDDの中にたまっていたアニメ版の「宇宙兄弟」を一気にまとめ見した影響からかもしれないのですが、やっぱ感動でした!
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(c)小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1Pictures
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特に日々人とブライアンとの月面のあの名場面ったらもう・・・(涙












しかし、最近、本家本元のランゲ記事がないなぁ~
なんとかせねば。。。。。。
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by a-ls | 2013-07-31 16:22 | その他時計 | Trackback | Comments(2)

ドームクロック

銀座のアワーグラスさん店頭に鎮座されていました。

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今年のバーゼル発表作品ですね。
ほぼすべてがワンオフのため、購入を申し込んだ正規店で抽選となるのだそうです。

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とはいえ、平均競争率は20倍以上という厳しくも狭き門。
アワーグラスさんも本当に久々の当選ではないか、と。

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もちろんお値段も、それはそれは(懐にとって)厳しいもの(笑)・・・です
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by a-ls | 2013-07-29 14:07 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(0)

腕時計の新ライバル

こんなものが、あと数年もすると実用化されるそうです。

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リストPC!


ま、当然、時間もわかるんでしょうね(笑)。。。。




そ、そ、そ、Sony さん、どうかお手柔らかにお願いします・・・・
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by a-ls | 2013-07-27 12:41 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ピース・ユニーク again ! 5160 Black!!

先日のプラチナケースのノーチラスの余韻も冷めやらぬうちに、
またもやピース・ユニークが日本にデリヴァリーされました。

なんと5160Gの黒ダイヤル!!

え、5160? どんなんだっけ?? となる方も多いのでは。
レトログラードの永久カレンダーであります5159にエングレーヴを施したスペシャルバージョンが5160なのですが、なかなか思い浮かばないのも無理もありません。
もともと5160のノーマル・ヴァージョンでさえ、日本への入荷は非常に限られていて、ウエイティング・リストは常に数十人が名を連ねているというモデルだからです。
過去に5160Jを紹介したブログはコチラ

オーナーさん自らパックを開封です・・・。
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うわ! 恐るべき存在感です!!!!
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クラシカルなリューズ。エングレーヴのディティールも素晴らしい。

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ベルトを固定するネジのヘッドまで、細工されております!

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裏蓋は・・・
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ハンターケースで、クリスタルガラスの縁までエングレーヴされています。
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ちなみに、ノーマルバージョンは(↓)こちら。保証書ケースはPOR品並みの豪華版でした。
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箱も内部に線画装飾され、ただ事ではないスペシャル感ですし、ワインダーまで付属です。
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ダイヤルのエングレーヴもこのクオリティ
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言うまでもありませんが、バックルも・・・
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針は4層。
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しかもこの針先の曲がり!!
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(クリックで拡大してお楽しみください)

もともとエレガンな5160が、ここまで凄みのある時計に変貌するとは。。。。
ちょっと見にはパテックには見えないかもしれません!!
それくらいクールな作品です!!

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仕上がりイメージの確認のため、スイスと東京との間で画像を何回もやり取りする中、黒文字盤に対するインデックスの文字色は、“白”となるのが当然と誰もが思っていたところに、ティアリ―・スターン社長自ら、
「(インデックスと針のカラーは)シルバー・グレーを推奨する」というアドバイスがあったそうです。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、文字色も針も明らかにシルバー方向に寄っていて、それがまたなんといえない重厚感を醸し出しています。

ううう~む。
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間違いなく、
パテック・フィリップ渾身の一本と言えるのではないでしょうか。

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by a-ls | 2013-07-25 14:24 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(8)

時計のサイズ130年史

面白い表を見つけましたw

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時計の径の変遷です。

ネタ元はこちら

ちょっとばかり解説を加えますと。。。
懐中時計の55mmからはじまりまして、20世紀初頭のアールデコの時代、まず薄い時計が流行の最先端となり、それに合わせて径もやや小型します。

やがて腕時計の時代が開幕しますと、時計の製造技術を競う戦場は「精度」&「小型化」となり、32~35mmがメインサイズとなります。

続いて36~38mmあたりという、今にして思えば非常にリーズナブルな大きさが主流となりますが、70年代に日本(SEIKO)を震源地とするクオーツショックによって、スイスをはじめとする世界の機械式時計産業は大きな打撃をうけ、特にアメリカの時計産業は壊滅の憂き目をみます。

その後、クオーツの汎用性&低価格化が確立すると、次第に一部の好事家によってマニアックな機械式時計が注目を集めるようになります。その結果、時計の製造技術を競う戦場も「永久カレンダー」や「トゥールビヨン」などの複雑な付加機能に移り、それらの機能を収納するためケースの径も大型化していきます。

そして、その径の拡大をデザイン上でも折り合いをつけた、外見的に”押し出しの強い”時計、いわゆる「デカ厚」時計などが相次いで登場してきます。

大きな時計に人気が集まりますと、小さいムーブメントをファッション的な理由から大きなケースに収納するようなことも日常的となり、最近ではファッション・テーマのように、時計にも毎年のように新たなスローガンが生まれます。
ついこの前は「デカ厚からデカ薄へ」。
そして今年のトレンドは「モテる時計は“ちょい小ぶり”by Leon」(笑)、なんだそうです。
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同じ腕時計でも、時代によってこんなに大きさが違うわけです。

精度優先の時代、機能重視の時代、ファッション性の時代など、変遷と多様化を経過した時計史の、そのどの時代をリスペクトするかで、個人的な時計の楽しみ方も当然異なってきます。
1.懐中時計含めた時計の歴史的な変遷を愉しむ人もいれば、
2.精度がすべての方がいて、
3.複雑機能を楽しむ人も、
4.ファッションとして楽しむ人も、
5.単に宝飾品のひとつと捉える人も、
いろいろいらして当然で、
ここまで多様化しますと、ひとくちに「時計趣味」と言っても、それぞれで相容れない要素もあったりしますし、また同時に、時計を着用するシーンやライフスタイルによっても、好みや所有時計は大きく変わってきます。

でもまぁ、同じ時計趣味なのですから、自分の好み以外を頭から否定するのではなく、お互いを認め合っていきたいものですね。













今日はなんか理屈っぽいぞ(笑)
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by a-ls | 2013-07-24 13:09 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ロイヤルベビー限定~!!

祝キャサリン妃ご出産!

ということで、イギリスを代表するブランドAston Martinが、リトル・プリンス誕生記念企画として、800台限定のベビーカーを発表しています。
時計ネタじゃないですが、ま、”限定”とか“ユニークピース”という単語に弱いもので・・・(笑)

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これは英国屈指の超高級乳母車メーカーSilver Cross Surfとのコラボレーションで、Aston MartinのOne-77に使われているものと同じアルミ合金ホイールを基本に組まれており、7.5キロの軽量化をなし遂げているそうです。こちらはAston MartinのOne-77
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限定台数800台、お値段は$3,040(車に比べたら格安です!)、ハロッズでのみの販売。
もちろん、Aston Martinのおなじみの羽のロゴプレートもバッチリで、マニアであれば、ベビーがいなくとも欲しくなるような逸品では!!

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by a-ls | 2013-07-23 16:06 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ノーチラスのピース・ユニーク 5711P !!

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早くも届きました!!
先のファクトリー・ツアーでのこと、雑談の中からポロッと話に上がったサロン限定のノーチラスをみごとにたぐり寄せたオーナー氏のものに、早くもデリバリーがありました。

その名は5711/1P
プラチナ・ケース&ブレスのノーチラスです!!
上はSSとの対比写真、どちらがPか、お気づきでしょうか?

まずは、PTという証拠のクローズアップ
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ブレスにも。PPシールの刻印も見えます。
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極めつけはPatekのルール、PTケースは必ず6時下にダイヤというお約束も。
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対比のリストショット。もうお判りかと思いますが、ダイヤルのブルーが鮮やかなほうがPT
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ヘアラインの風合いもSSとは微妙に異なります。
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ブレスの厚みは(おそらく総重量を考慮して)PTのほうが薄く作られています。
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ファクトリ―ツアーで教わったのですが、パテックの金属成形で最も多くの工程を使用するのがノーチラスのブレスだそうです。その工程数は50を超え、ケースの2倍以上の手間がかかるそうです。

拡大してみないと分からない違いとして、ダイヤルの山型の幅の違いと
さらに、Patek Philippeのロゴが、PTは山型の部分を削って入れらており、ひと手間余計にかかってます。
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こちらがSSのダイヤル
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宝飾ノーチラスさんとご一緒に
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この日、レアピースのデリヴァリーを祝した納品式には、気のおけない仲間が集合しました。
さて、ここで問題。
皆さんの時計を、いちおう”リューズ下”で並べてみましたが(笑)、
この中で「仲間はずれ」の時計がいるとすれば、それはどちらさまでしょう。
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by a-ls | 2013-07-22 15:53 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(12)

ジャケドロ―のOnly watch

今年9月にモナコで開かれる予定のチャリティー・オークション「Only Watch 2013」。
以前、パテック・フィリップの5004チタン・ケースの出品をご紹介しましたが、各ブランドの出品作品が出揃う中、面白いと思ったのが、最近ちょっと気になっているジャケ・ドローです。

まず出品作品のオリジナルをご覧ください。
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28本限定の美しいエナメル彩色ダイヤルの作品です。

それが、Only Watch用のスペシャル版として・・・
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背景の書き込みが増えた…だけではありません。
蝶がゴールドにエングレーヴされまして…
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さらにガラス絵具で彩色を加え…
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ダイヤルにセットされますと…
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なんと3D化された蝶が文字盤を舞う、素晴らしい作品となりました!

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うーん、

実物を見てみたい一本です。
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by a-ls | 2013-07-20 19:41 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

リューズは下に

※前回ブログ「ジュネーヴ・サロン」から続いております。暖かいコメントいただいたので頑張っちゃいました(笑)

そしてエレベーターで5Fの部屋に通されまして、ドリンク・サービスを頂戴しました。
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この特別な貴賓室はパテック・フィリップのHPには、次のように記載されております。
「The 5th floor is dedicated to private events and offers a unique and breathtaking view from the Art-deco salon over Lake Geneva and it’s Jet d’eau.」

その“breathtaking view”がこちら
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そして“Lake Geneva and it’s Jet d’eau”とあるのが、レ・マン湖の有名な“コレ”ですね。
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一番上のパノラマ写真部分は、実はこのフロアの約3分の1でしかなく、HPの解説文中にある“the Art-deco salon”という表記も、湖面に向いた窓際のこのスペースを象徴してのものだと思います。実際、この窓際スペースの調度品はアールデコ調に統一されていて、シェルフにはわたしも好きな女流画家タマラ・ド・レンピッカの画集まで飾ってあるという、念の入れようなアールデコです(笑)。
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このスペースから、ガラスの飾り仕切りを挟んで次の間があり、
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ソファーの置かれた、落ち着いた空間になってます。
このさらに奥に、ようやくダイニングルームが登場します。
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この部屋でお食事できるようになるには、いったいどれだけパテックさんと深いお付き合いをすればよいのか…想像もつきません。

さて、今回のカスタマー・ツアーに参加されたのは総勢9名だったのですが、さすが素晴らしい時計のオーナーさんが多く、ちょっとの休憩時間に何気なく外された時計が並ぶと、こんなレアショットになります。
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ちなみに上の写真はアールデコ・サロンの小テーブルの上でのショットですが、テーブルの木質に注目です。
なんと、パテックの時計箱の木質と同じなのです!
さらにまたすごい1本が、ごく普通に撮影に加わります。
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と、このときに、今回のツアーにご同行いただいたPatek Philippe Japanの長野社長から、アドバイスをいただきました。
「パテック・フィリップの時計をこのように置かれる場合は、ぜひリューズを下にお願いします。といいますのは、パテック・フィリップでは、オーバーホールの際にリューズを必ず新しいものに交換します。つまりリューズは消耗品ですので、リューズを下にすれば接地か所はリューズのみになり、傷がついたとしてもリューズだけですが、ケースを下に置かれますと、接地時にケースが傷つく原因にもなります。ケースの傷はポリッシュで取ることができますが、ポリッシュを繰り返しますとケースの痩せにつながります。どうかご注意ください」と。

リューズを下にすると、やじろべい的な動きで、時計本体がコツンと下にあたるのではないかという怖れがあって、撮影などもリューズを上にして置くことが多かったのですが、帰宅してからいろいろ実験してみました。

他のブランドには安定が怪しい場合もあったのですが、パテックの時計はどれも、リュウーズを下にした際に、ピタっと安定するようにデザインされているようなのです。
たぶんこのこともPPシールの基準条件とされているではないでしょうか!

リューズは下に

ということで、この一枚。
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この後、ツアー一行は、パテック・フィリップ・ミュージアムに向かうのですが、
そろそろ記憶も薄れてまいりましたので、書けるのはいつになりますやら。。。。。
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by a-ls | 2013-07-17 14:31 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(9)

ジュネーヴ・サロン

6月にお世話になったパテックのファクトリーツアーの旅程で、1日目、最初に訪れたのが、ジュネーヴのパテック・フィリップ本店、いわゆる「ジュネーヴ・サロン」です。
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ちなみに「サロン」とはPatek Philippeで最上位の販売店を意味し、この名を名乗ることを許されているのは世界中にわずか3か所のみです。ジュネーヴのほかにはパリのヴァンドーム広場とロンドンのニューボンド・ストリートのショップがそれに該当します。
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実は、あの有名なニューヨーク5番街のティファニー本店内にリニューアルされた「ニューヨーク・サロン」が4番目のパテック・フィリップ・サロンだと認識しておりましたが…、
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上はティファニーの日本語HPから転載したものですが、
パテック・フィリップのHPで調べますと、Tiffany & Co. Salonという呼称で、その位置づけはいまだ通常の正規店扱いになっておりました。ですから、この辺りはまだちょっと微妙な感じです・・・。

そしてジュネーヴ・サロンですが、
入店しますと、まず大きなシャンデリアのあるグランド・フロア(日本的に言うと1階ですが…)があり、壁面に、ノーチラス、クロノグラフ、カラトラバなど、シリーズ別に時計が展示されております。
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なお、このシャンデリア、かのベルサイユ宮殿を飾るものと同じフランスのシャンデリア職人の製作ということで、歴史的にも貴重な逸品だそうです。
ここはショー・ルームと呼ばれ、ケース越しに時計を見るためだけの空間で、実際に商談を行う場合は、この写真奥の突き当りに見える、次の間に続く入り口をくぐって大きな部屋に通されます。

※ちなみに、今回のツアーではこのグランド・フロア(GF)と1Fの撮影許可がいただけていなかったので、写真は主にPPのHPからお借りしております

GFの商談スペースはこんな感じです。
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この部屋には時計の展示はなく、商談テーブル付いたスタッフに希望の時計や好みの時計を伝えると、別のスタッフが金庫から出してトレイに載せてテーブルまで持ってきてくれます。
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この男性の後ろに見えるのが、1876年以来使われている有名なティファニー金庫。
拡大図です。
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このショールームで見られるのはカタログに定価表示のあるもののみで、それ以外のいわゆるPOR(プライス・オン・リクエスト)品はその上階、1階(日本流にいいますと2階)で見ることになります。
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日本でいう1Fがグランドフロア(GF)となるので、2階が1階、最上階は6階でなく5階となります。
一番上の写真と比べてみてくださいね。



もともとPOR品というのは、サロン限定の、それもVIP顧客だけに販売することを想定した時計だったそうです。現在、通常の正規店でPOR品を購入できるようになったこと自体が、パテックの太っ腹なサービスとも言えるわけです(笑)、“ありがたや、ありがたや”、なのです。

そんな歴史的経緯もあって、ジュネーヴ・サロンの1Fには、特別のフェアーで貸し出中などの例外を除けば、ほぼすべてのPOR品が揃っており、手に触れることができます。

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これが1Fの大広間で、ルールはGFと同じですが、前述したような理由から壁面展示はリピーターなどPOR品だらけです(笑)。
しかし、5002などの超絶モデルはさらに別格扱いで、1階広間の奥にガラスで仕切られたブースに飾られており、そのクラスの展示・商談はそのブース内で行われます。
またこの1階フロアには、修理サービスを行うウオッチメーカのブースもあり、ここに通された顧客は大きなガラス越しにウォッチメーカーの作業を見ることができます。

今回のツアーでは、サービス担当の時計師の解説のもとで、展示中の全リピーターの音を聴き比べることができました。
撮影不可だったのが残念でしたが、ここでは、通常のゴングとカセドラルゴングとの違いや、ケース材質による微妙な音の違いなど、たいへん興味深い体験ができました。

その後、最上階の貴賓室に移動して、ドリンク・サービスを受けます。
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ここからの眺めがまた素晴らしい・・・







手元に写真がないので、いろいろ画像を探しながらまとめると記事構成が大変にかったるいです。
本業以上に時間かかりますので、この続きは、また後ほどということでご勘弁ください。
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by a-ls | 2013-07-15 17:57 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(6)