a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

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ブティック限定リヒャルトランゲWG納品式

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初夏の陽光にまぶしく映える青針・・・・。
なんという美しさでしょう。

先日はUP&DOWNの納品式の模様をレポートしましたが、慶事は立て続きまして、この度はブティック限定リヒャルト・ランゲWGの日本初号機のデリバリーがありました。

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ファーストランゲにこのモデルを選ばれたオーナーさまですが、当初は2つのモデルで悩まれていたところ、最終的にリヒャルトWGを推されたのは理解ある奥さまとのことした。素晴らしい! 本日もおふたりでご来店なされました。
また、先輩オーナーの面々も入れ替わりで参加され、祝いの席を盛り上げてくださいました。
まずはシャンパンで乾杯のあと、この日のために集めてきたWG(もしくはPT)ケースの青針ランゲを交えての記念撮影です・・・というか納品式にかこつけてこういう撮影をしたかっただけではという説も(笑)。

まずはローマン・インデックス・チーム
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リファレンツウーア(左)とマリンクロノメータ(右)
あっ、一個忘れてた!
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エマイルことランゲマティック・ジュビリーが手前に滑り込みです。

次はランゲ1ファミリーと一緒に。
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グランドランゲ1イタリアを手前に、タイムゾーン・リオデジャネイロ限定(左)とランゲ1・Blaues Wunder(青い奇跡)との4ショット。

続いてチーム1815です。
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キュベット(左)、1815U&Dウォルター・ランゲ限定(右)、カレンダーヴェルク(手前・ただし青針はカレンダー指針でのエントリー)

最後はエナメルのエマイル(左)とリヒャルト・ランゲPLM(右)に左右を固めてもらっていましたら、ここまで出番を失っていたトゥールボグラフが手前に乱入です(笑)。

今思えば、ランゲ重鎮の、“チームPLM”とのショットとすべきだった気もします・・・
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文字盤のクォーター部分の青文字も雰囲気があります。
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青針にこだわってのソロショット。
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あたかもライティングしたようですが・・・コンデジっす・・・。


とにもかくにも、本日は
おめでとうございました!! 
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by a-ls | 2013-06-30 04:48 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(8)

2013新作納品式at ランゲブティック

SIHH2013での発表時から非常に注目されていた、「あの新作モデル」が、ついにランゲ・ブティックにデリバリーされてまいりました!
もちろん日本初号機です!!

つまり、現時点では“日本唯一の所有者”となる幸運なそのオーナー氏を祝うため、先日、ブティック・スタッフの粋なはからいで、初号機の“納品式”を兼ね、そのモデルの歴代機を集合させたシャンパン・ナイトが開かれました。

さて、そのモデルとは誰ぁ~れ?
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当ブログでも何度かこの“後姿”の新しさはお伝えしておりますね。
そうです、真ん中のモデルが本日の主役・・・
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New1815UP&DOWNWGモデルです!
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そしてこの記念すべき夕べを祝福するために集まったのは、
オリジナルの1815UP&DOWN PT(右)と…
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1815UP&DOWN Walter Lange限定WG(左)
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そして、も一度スリーショット。
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ちなみにですが、径サイズは右から35.9mm、39mm、37mmとなっており、発売時期が後になるにつれてサイズがアップします。

さらに今回の新1815UP&DOWNの納品式には、大事な撮影任務がありました!
話題のあの機能、ゼンマイがほどけきった際の「ゼロ秒ストップ」であります!!
その貴重な瞬間を、KIHさん撮影による動画でどうぞ。



うーん、すごいっしょ!!

ではでは、新オーナーさま、この初ランゲをたっぷりとご堪能ください!!




と、そろそろこの宴を〆ようとした時、
「チョコっと待ったぁ~~~~!」という声がかかったのです。

そこにはなんと、もうひとつ別の1815UP&DOWNモデルが、
「俺を忘れるとは何事だなぁ~~~!!」と仁王立ち。


おおぁ~、確かにあったのです、
知る人ぞ知る、貴重な日本限定モデルの1815UP&DOWN・・・・





では最後に、
おそらく世界初と思われるUP&DOWNのスクープ4ショットをどうぞ!!

More・・・スクープショット!
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by a-ls | 2013-06-27 12:44 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(4)

ジュネーブ・ツアーII ランチwith 6002!

前ブログからのパテック・フィリップ・ジュネーヴ・ツアーの続きを書く前に、スペインのTVが作成したジュネーヴ工場訪問の動画をYou Tubeで発見しましたので、貼り付けておきます。
工場内部の様子など、イメージしやすくなると思います。

ただ、制作年が2010年なので、その年に発表された新ムーブメントを搭載した5170とレディーファーストがやたらと出てきますが、ま、そこはご愛嬌で・・・。


今回は、写真撮影がNGだったもので、ネットで探したこのような動画や画像を織り交ぜてみます。
まずは前回ブログのおさらいから。
玄関ロビーを俯瞰でみたもの。ウォールクロックとキャリバー89のオブジェの位置関係はこんな感じです。
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そしてゲストが着用する白衣はこのデザイン。胸に名前の入ったシールを張ってもらいますが、要返却です。
(ちなみに、ランゲは各自の名前を刺繍入れてくれますし、持ち帰れます、・・・エヘン)
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フィルム「Birth of a Legend」を見た視聴覚室。
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ちなみに「Birth of a Legend」は、パテックのHPでも視聴が可能でした。
(念のためYouTubeにあったものも貼っておきます。)



さて前回、フィリップ・スターン会長の後ろ姿を、「あ、わ、わ、わ・・・」と見送ったところまで書きましたが、その後に、グランドコンプリケーション以上のムーヴメント組み立てを行っているセクションへ。
パテックの場合、グラコン以上のムーヴメントはひとりの時計師が全部品の組上げの全工程をひとりで扱ういうことで、その他の時計とは制作過程・環境からして異なります。
(下はイメージ図)
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わたしたちも最初に支給された見学者用の白衣を脱いで、静電気防止加工された白衣に着替えます。さらに足から埃を散布しないように靴にもビニール製の防塵カバーをかけます。

廊下の両側にセクションごとに区切られた部屋があり、それぞれに大きな窓があって、廊下から覗くこともできます。そしてある部屋のデスクの上に、な、な、な、なんと作りかけのキャリバー89が!!
(下はイメージ図)
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実は今、5台目のキャリバー89を制作中とのことで、その担当時計師は本来定年退職のはずなのに、キャリバー89を組み上げるまで定年が停止されているそうです。
その時計師さんが次のレクチャーを担当してくれ、なんと本社内のありったけの現行品リピーターを集めて鳴らしていただきました。

実はこのレクチャーには事前のエピソードがあって、前日に訪れたローヌ通りのジュネーヴ・サロン2階のグラコン部屋で、リピーターを中心にした商品説明をしていただいたときに、「6002はこちらにあるのですか?」と尋ねましたら、「たぶん本社にありますので、明日、見ることができでしょう」と言っていただいたうえ、同行のパテック・スタッフから「みなさんはリピーターにご興味があるようですから、明日の上級時計師のレクチャーの内容はリピーター部分を増やしてもらうようにしましょう」という前フリの結果なのでした。

トレイの上には、5078、5074、5216、5213、7000R、5539(!)、5207などなど、そうそうたる面々がおり、
一個、一個の音を聴き比べさせていただいたのですが、やはり6002はおりません。その点を尋ねますと、
「どこかで展示会があって、そこへ持っていったのかもしれない」ということでした。

その後またロビーに戻り、ツアーメンバーとPP&PPJの関係スタッフ全員での記念集合写真を撮影しましたが、その一枚のためだけにプロの写真家を手配し、脚立やライトなどはもちろん、それぞれの立ち位置までセッティングされていて、そんなところにもなにごとにも完璧をきすパテック・フィリップの社風を感じました(笑)。

そしていよいよ本社工場内にある来賓用の特別食堂でティアリー・スターン社長同席のランチです。
しかし、6階にある食堂に行く前に、ロビーにいきなりティアリー・スターン社長が現れ、気さくにひとりひとりと握手。その隙に桃井社長にこっそりと「念のためティアリー社長に、6002がここにあるかどうか、訊いてもらえませんか?」と囁いたところ、そこはマブダチ関係の両社長、二言・三言話してお互い、「わははは」と高笑いです。
「どこにあるか調べてみる」というようなへんじだったそうですが、
ランチ会場に着席直後に、PPスタッフがシルクの布のかかったトレイを搬入してまいりました。

その瞬間、「あ、コレは来た!」、と(笑)。
個人的にしつこく尋ね続けた甲斐があったというものです。
満面の笑みのティアリーさんの短いご紹介スピーチの後に、ご開帳。下は御箱です。
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滅多に見られない(笑?)、桃井社長のプロフェショナルな表情
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白手袋が配られ、「どうぞご自由に」と。
しかしながら、ちょっとばかり興奮のため、写真がボケボケです。。。。
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ここでさらに図に乗り、「リピーターの音を聴けますか?」と訊きますと、ティアリー社長から、
これまた「ご自由に。ただし、二度引きさえしなければね」という、なんともツウなお返事。

ちょっと手が震えましたが、思い切ってスライダーを引き上げます・・・
ところがその時間がまさに1時4分という地味地味な時間で(笑)、不発花火な気分。
重ねて「時針を動かしてよいですか?」との図太い問いかけにも
「はい、ご自由に」と、なんとも太っ腹なお答え。
そこで、12時57分に合わせてもらって再トライ・・・・・。

音の印象はかなり大きな音を想像していたのですが、その大柄な外観にもかかわらず、
意外なことに高音で、今まで聴いたもので例えると、3939PTに一番近いものを感じました。
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ケース全面のエングレーヴィングは噂どおり物凄く細密で手の込んだ細工でした。
また、青エナメルのダイヤルはエナメルっぽく感じないほどの綺麗な表面でしたが、ティアリー社長いわく、
「ダイヤルデザインは、まだまだ変わってい行く可能性がある」ということでした。

実はティアリー社長とジェロームさんは、この後すぐにニューヨークに旅立つことになっていたそうですが、そのタイトなスケジュールの中でもギリギリの時間まで、わたしたちとのランチにお付き合いいただいたとのことでした。

とこかく、ものすごい体験でしたし、
PP&PPJのみなさんの暖かいホスピタリティーにいたく感動しました。


テーブルバターがカラトラバクロス!
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食後のコーヒーにはこのようなチョコレート菓子も。
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それぞれの席には、この日のメニューとパテック・フィリップの社章が。
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考えてみましたら、ティアリー社長、桃井社長、加えてPPJの長野社長という、業界でいえば“雲上時計クラス”の三社長同席のうえ、しかも6002のスライドレバーを引いた最初のエンドユーザーとして(笑)、実機をいぢり倒しながらのランチなど、生涯においてもあり得ない体験であり、とても印象に残る時間でした。

三社長ならびに、ゲストのみなさま、そしてパテック・フィリップ・スタッフのみなさまに、

心から御礼申し上げます。

















More・・・追記
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by a-ls | 2013-06-25 23:32 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(7)

ジュネーヴ・ツアー

とうとう念願が叶いまして・・・

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ジュネーヴのプラン・レ・ワッツにあるパテック・フィリップ本社工場の門をくぐることができました。

PPJとしては初めての実施になるらしいのですが、Retailers & Guestsというファクトリー&ミュージアム・ツアーの、幸運にもその第一陣メンバーに加えていただけることになりました。

ツアーの2日目、朝8時30分。これまで写真でしか見たことのなかった噴水とゼンマイをモチーフにしたオブジェの建つ本社回廊から、ついに正面玄関のロビーへ入ります。
壁面を飾る巨大なウォールクロックは、ACHIのメンバーである時計師Jean Kazésの手によるもので、銀座のアワーグラスの入り口正面に鎮座する時計と同じ作者だそうです。
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対面の壁には、キャリバー89をモチーフとしたレリーフが。
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しかしながら基本的に工場内は撮影が不可のため、写真があるの残念ながらここまで・・・。
ロビーと工場を隔てるガラス扉を過ぎると、カメラを含む荷物をロッカーに入れることと、白衣のウォッチメーカーコートの着用が義務づけられます。

まず視聴覚室で、Commercial and Marketing Directorのジェローム・ペルニーチェ氏より、今回のプログラムの説明と「Birth of a Legend」と題された30分程度のフィルムを見ます。
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ちなみに、この写真左がジェロームさん。隣のおふたかたは言わずもがなでしょうが(笑)、ともかく、こういう序列で写真に収まることのできる実力者であることは間違いなし。(こちらはシンガポールブティックのオープン時の写真から拝借しました)


この最初のレクチャーとフィルムとで、パテック・フィリップの簡単な歴史、企業の概要や規模、時計制作に対する姿勢・精神などを理解します。

たとえば精度と部品調達地の規格基準だけしかなかったジュネーヴ・シールを離脱して、「仕上げ」規格などさらに多くの規準項目を加え、より高度な規定を定めた、いわゆるパテック・フィリップ・シールを設立した経緯など。
(これについては、いつかまた別の機会に詳しく書きたいです)

そしてまずブリッジや歯車などのパーツ製造と、その仕上げの行程を見学。
こんなような日本製のワイヤ放電加工機が大活躍なのはランゲと同じ。
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たった一つの部品に、こんな感じの作業が何工程も行われ、
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それから、昔ながらの手作業を含む、美しい仕上げが施されます。

その後、PP5と呼ばれる別棟のファクトリーに移動して、先ほどのパーツ製造工程で見た歯車と軸とが、輪列に組まれる過程を見学後、まだ朝10時ですが、玄関ロービー・サイドのA-0と呼ばれる区画に移動して、最初のドリンク休憩に入ります。
ここで白ワインなどをいただいてしまったせいか、ふらふらした視界に突然フィリップ・スターン氏が現れ、目の前を普通に横切って玄関から外出されて行きました(笑)。その間わたしは、「あわわわ」と声にならない声をあげ、後ろ姿に手を振るのみでした・・・(笑)。

ここから、さらに内容が濃くなっていくのですが・・・、あとは後ほど・・・。


んで、とりあえず、予告です。

本社工場内の来賓用特別食堂にてティアリー・スターン社長同席のランチをいただいたのですが、
事前のわたしの一言から、その席に、6から始まるアレが登場 !、そして真っ先にスライダーを引くという栄誉に与ったのです・・・・





ティアリー・スターン氏とアワーグラス桃井氏、両社長の図。桃井さんの白手袋の上にいるのが、まさにアレ!
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以下、つづく・・・・・
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by a-ls | 2013-06-23 08:55 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(4)

スウォッチグループ

いよいよ、スウォッチ・グループの2013年新作展示会が銀座のハイエック・センターで22日から始まります。同じくバーゼル発表された新作群に関しまして、たとえばPPについて書いたブログなどで、ケースや文字盤デザインを変えただけの新作を"チーム・マイナーチェンジ”などと呼んだりしてきましたが、実は最近、スウォッチ・グループにも、かなり"大掛かりな”マイナーチェンジがあったことをを発見しました!!


ニコラス・G・ハイエック
言わずと知れた、スウォッチ・グループの総帥
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そして・・・・・・










ハイエック氏の跡を継いだ、氏の忘れ形見、
ナイラ・ハイエック女史





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お父さんを長髪にマイナーチェンジしたら・・・
似てるよねッ!!!
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by a-ls | 2013-06-21 07:07 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

Metiers D'art

最近、ヴァシュロンのメティエ・ダール文字盤の素晴らしさを何度かブログに書いていたら、
時計の神様からのご褒美でしょうか、突然、実機を拝見する機会が降ってきました!

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うわぁ~。

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さらに・・・

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こんなものまで
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ジャン=マルクさん、ありがとうです。。。。。。
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by a-ls | 2013-06-18 13:21 | ヴァシュロンコンスタンタン | Trackback | Comments(0)

Lange in Black

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ここ数年、カタログ品の黒文字盤を次々とディスコンにしてきたランゲですが、以前にティノ・ボーベにその理由を訊いたことがあります。

すると彼は、「9.11以降、欧州において"黒"は暗いイメージと重なって、黒い色に対する需要が急激に落ちている。そのため意識的に黒文字盤を減らしている…」というような答えを返してきました。

それはおそらくリシュモンのマーケティングの結果でしょうから、確実性の高い分析だったのでしょう。
その意味では、世界のイメージはようやく変わってきたのかもしれません。

今年のランゲは久々に"黒"を意識した新作を発表しました。

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この黒文字盤の件に関しては、もう一度改めて書きます。
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by a-ls | 2013-06-16 06:11 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)

続・ジュエラーの時計

先日、「ジュエラーの装飾ダイヤルよりも、結局ヴァシュロンの技術のほうがすごいんじゃね?」
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…みたいなことを書きましたら、早速、ものすごい反論が。。。。


『時計ブランドの貴石のセットは所詮バゲットが主流でしょうが、その道のプロである宝石ブランドのそれは、石のクォリティーは言うまでもなく、もうそのカッティングのクォリティーからして違うわけです』ということで、某氏からご教授いただいたのがコチラです。

戦後の設立、しかも一介の宝石職人から身を起こしたにもかかわらず、今や"大粒の宝石のみを取り扱う英国の誇り高きハイジュエラー”として不動の地位を得たローレンス・グラフ氏の率いるダイヤモンドジュエラー、「グラフ」の時計。
なるほど「キング・オブダイヤモンド」の名に恥じないアプローチを時計に導入して、ダイヤモンドのカッティング技法をフィーチャーした一味違うケーシング・コンセプトを採用していらっしゃいます。

先日発表された3部作などはその好例かもしれません。
そのコンセプトテーマは・・・
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バゲット・カットよりも高度とされる3つの伝統的なカッテング方法、(写真右から)ブリリアント・カット、エメラルド・カット、ハート・シェイプといった、ダイヤそのものの形を時計のケース形状に見立てるということです。
すなわち、その時計のシェイプ自体をまるでひとつの大粒ダイヤであるかのようにデザインし、(左右対称の妨げとなるリューズは除去! どこ行っちゃったんだろ~?)、さらに当然のことながらダイヤルとベゼルを同じカットのダイヤで埋め尽くした時計なわけです!

文字ではなかなかニュアンスが伝わらないと思いますので、
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とりあえずコチラのページからの動画でどうぞ。。。

ここまでやっているにもかかわらず、この3部作のシリーズ名はなんと「Baby Graff」・・・、ベイビーだぜぇ!
つまりこれ、洋服のブランドでいえば"アルマーニ・ジュニア”みたいなもん??

『とはいえ、時計はやはり機械でしょ。中味の機械がクォーツとかじゃ、やっぱ機械式時計ブランドとは違うんだよなぁ~』とか、聞いた風な口をきくと、これまた痛い目にあいます(笑)!

たとえばこれは昨年の作品ですが、

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その名もズバリ、 「ザ・マスターグラフ ダイヤモンド・ ミニッツリピーター ・トゥールビヨン」・・・・絶句です。


こうしたダイヤ圧着の高度な技巧はグラフの大きな特徴のようで、たとえば今年の新作はこんな展開です。

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12時位置の逆三角形の宝石がブランドのトレードマークのようです。
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つまりはもう、トゥールビヨンなんて、ごく当たり前なのです!!


腕に乗せるというか、実機を目にすることすら生涯においても縁はないと思いますが(汗・・・、
こういう世界があるということを知り、よい勉強になりました。





これらのグラフの作品は、装飾ダイヤルとはまたちょっと違うニュアンスではありますが、
時計芸術の世界は・・・まだまだ奥深いです。
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by a-ls | 2013-06-13 21:22 | その他時計 | Trackback | Comments(0)

スイス・フェイスとドイツ・フェイス

台風の接近で荒れた天候の中、またまた「とある夜会」です。
今宵のテーマは「シンガポール・ナイト」(笑)。

2月のツアーの同窓会を兼ねて、チリクラブやラクサなどシンガポール名物料理三昧の食事会。
とは言いつつ、料理写真はついつい撮り忘れましたが、
時計だけはしっかり押さえてきました!!


興味深かったのは、今宵のゲスト時計が、見事にドイツ顔とスイス顔に分かれていたこと。
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スイスフェイスは伝統的な三針で、それぞれに甲乙のつけがたい、上品な顔立ち。
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巨匠の作品、鳴り物レディース、ブレス装着の重量級カラトラバ・・・
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この3本にはモノクロモームな演出が似合います。
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そしてドイツフェイスは見るからに質実剛健(笑)
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透け透けデジタル、ブルーMOP、鬼フライバック割剣
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シックなスイス陣とは逆に、こちらチームはフラッシュでリアリティーを演出してみました。
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ちなみに、「チリクラブ」とはこのようなダイナミック料理
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「ラクサ」とはこのような辛旨い麺料理
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美味しかったぁ~愉しかったぁ~

ということで・・・

次回はランゲの「グラコン」を肴に(!?)、
「上海ガニ」の会での再会を約し、散会となりました!

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by a-ls | 2013-06-13 01:57 | GTG | Trackback | Comments(0)

ジュエラーの時計

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最近の装飾文字盤の流行に、その道の"プロ"であるジュエラーも黙ってはおりません。
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boucheronからの2本。鳥のような、虫のような、花のような、デザインの妙でしょうか。



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Harry Winston。



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van cleef & arpels
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一日の長のあるvan cleef & arpelsは、装飾文字盤の制作過程も積極的に公開しています。



見ていただいたように、ジュエラーからの作品はパターン的にも似てきてしまう傾向がありますが、
このアプローチの究極形といいますか、どんなジュエラーからも、これを超える作品はまだ少ないと思えるほど、高い完成度をもつ時計があります。


それは…
ヴァシュロン・コンスタンタンが昨年のONLY WATCHに出品した作品です。
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見た目にはそれほどの派手さはありませんが、よく見ますと、ダイヤモンド・セッティング、螺鈿、MOR、シャンルベ、クロワゾネなど、現時点で考えられる文字盤装飾の多くの技法を凝縮、しかもその画題は“だまし絵”で名高いエッシャーの平面充填による「鳥」という芸術性も高い作品。


さすがです。
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by a-ls | 2013-06-11 22:09 | ヴァシュロンコンスタンタン | Trackback | Comments(2)