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SIHH2013~ランゲ新作【総括②】

なかなか書けなかったSIHH2013~ランゲ新作【総括:後半】・・・
一カ月も放置していた形になってはしまいましたが、その間ずっと悩んではいたのです。

 もともとは、今年の新作発表によって読み取とれるランゲの未来的な指針や方向性を語るために、復興ランゲ史上初といえる幾つかの大きなエポックの中から、発表しても差し支えのなさそうな3つを(笑)、さっくりとまとめるつもりでしたが、いざ書き始めると、「書いていいこと、書くべきこと、????なこと」など、その辺りが混乱をはじめて、書き方を間違えると、せっかく好評な今年の新作の真価を誤解されかねない部分もあり、なかなかまとめられずにおりました。
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そこで、当初に考えていたエポックの要点を大幅に変更しつつ、なんとかかんとか着地させてみました(汗)。

だいぶ時間が空いてしまったので、まずは前半のおさらいから・・・。

エポックその①
待たれていたリピーターが出た。
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しかしそれは「旧ランゲ時代の懐中時計のアプローチをそのまま“腕化リケース”した位置づけから生まれた」ものであった。この大作についてはさらに別ブログで書きます。


エポックその②
アウトサイズデイトの呪縛を絶ち、指針によるデイト表示を認めた。
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アウトサイズデイトは復興ランゲの象徴的な意匠であり、ランゲ&ゾーネのアイコンであったと同時に、デザインの自由度や設計上の選択肢の幅をかなり拘束してきたことも事実でしたが、「グランド・コンプリケーション」というモンスターと「1815ラトラパント」という名機の登場によって、 “アウトサイズデイト縛り”をついに解き放ちました。

というのが、前半のまとめでした。そして・・・

エポックその③
それは・・・ランゲ史上初めてグランメゾンとしての最低条件モデルが揃った

「なんじゃそりゃ!?」と思われるかもしれません。

もともとはもっと違う解りやすい切り口だったのですが、試行錯誤の中で妥協的表現を探してきたものなので、まぁ勘弁してください。
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 たとえば、ひとつのブランドをグランメゾンと呼ぶ場合、まずブランドの顔となる「エントリーモデル」があることを最低条件として、それ以外に、どんなレベルのユーザーニーズにも応えることのできるいくつかの典型的な複雑時計をカタログに常備していることが、その条件のひとつであると思っています。
それらとは、「①ワールド(デュアル)タイム」、「②クロノグラフ」、「③年次カレンダー」、「④永久カレンダー」、「⑤永久カレンダー付のクロノグラフ/(永久カレンダー付きのスプリットクロノ含む)」です。
 例えばキング・オブ・グランメゾンとも言えるパテック・フィリップは、過去数十年間この5つのモデルを途切れさせたことは基本的にありませんし、後継機の発表と前任機のディスコンはほぼ同時期に行われます。もちろんこれ以外にも、スポーツモデルやレディースの充実など別の条件もあるでしょうが、この5つのカテゴリーをカタログに保持し続けることが、機械式時計ブランドの王道のひとつにあたる・・・みたいな意味でご理解ください。

さて、時間を2009年秋に巻き戻し、前CEOファビアン・クローネ氏が電撃的に退社した当時のランゲのカタログをみてみましょう。

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もっともプッシュされているのはツァイトヴェルク(デジタル表示)。
そしてカバレット・トゥールビヨン(ハック機構付き5日巻トゥールビヨン)、
ランゲ31(1ヶ月巻ロングリザーブ)など、スイス時計とそのマーケティングにあえて抗うかのような、非常に特殊かつ(ある意味では)面白い機構を持つ時計でした。

前述した複雑時計の基本ラインナップに関して言えば、
ランゲ1ファミリーからのタイムゾーン(ワールドタイム)以外では、
ランゲマティック・パーペチュアル(永久カレンダー)、
ダトグラフパーペチュアル(カレンダー付きクロノ)など、
発表からかなりの年数を経たキャリア組が孤軍奮闘する一方、唯一のクロノグラフが存在した1815シリーズは全機種ディスコン、ランゲマティック系もほぼ全廃という、そのカタログの内容は、グランメゾンを名乗るには大変いびつな状況でした。

ともかく、複雑時計で一番の“売れ筋”と言える、シンプルなクロノグラフと年次カレンダーがカタログにないというのは、マーケティング上からみても非常に特異なケースと言わざるを得ません。


 ファビアンの後を引き継いだのは、ジャガールクルトの若き総帥ジェローム・ランベール氏でしたが、ファビアン退任からわずか半年後に開かれた2010年のSIHHで、ジェロームがまず行ったことは、「1815クロノグラフ」の復活と「サクソニア年次カレンダー」の緊急投入でした。その性急ぶりからも、ジェロームの考えたランゲの理想的なあり方とファビアンのそれとの違いが窺えます。
そしてさらに2年の時を経た今年、「1815パーペチュアル・カレンダー・ラトラパント」の発表によって、
“ついに!”ランゲのカタログ内にもすべての基本的ラインナップが完成したわけです。

たとえば、前述のパテックとラインナップごとに比較するならば、
カテゴリー①  ワールドタイム=タイムゾーン
カテゴリー②  5170 = 1815クロノグラフ
カテゴリー③  5396他 = サクソニア・アンニュアルカレンダー
カテゴリー④  5496、5140他 = ランゲマティック・パーペチュアル、ランゲ1トゥールビヨン・パーペチュアル
カテゴリー⑤  5270 = ダトグラフパーペチュアル 
〃     5204=1815ラトラパント
番外       5959、5950他 =ダブルスプリット

カテゴリー④がちと微妙で(笑)、まだ改善の余地もあるかもしれませんが、とりあえずすべてのカテゴリーにおいて、充分にパテックの比較検討の対象になりうる競合機種が揃っています。
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ファビアン政権時代、スイス時計に対抗するために、あえてスイスの規格にはない“面白機構時計”を発表し続けてきたランゲが、今年は、スイス時計に対抗するために、ついに“古典に回帰した教科書的に美しい時計”を発表したわけです。それが1815ラトラパントです。

もちろん1815ラトラパントは本当に綺麗な作品ですが、あのランゲが、アウトサイズデイトへのこだわりを捨て、その結果として得られたデザインとムーブ設計上の自由度を最大限に活かし、渾身の本気を注入して“スイス・マーケティングのハイエンドモデル”である永久カレンダー・スプリット・クロノ(=5004タイプ)を作ったわけですから、それはもう、傑作が生まれて当然で、この作品の評価も良いのは当たり前なのです。
逆に言えば、もし今もファビアンがランゲのCEOであり続けたら、スイス時計にはない特徴を備えたままスイス時計と対峙するという彼のビジネス・スタイルが貫かれていたら、1815ラトラパントは100パーセントあり得なかった作品でもあるわけです・・・。
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ファビアン以後4年を掛け、ついに揃ったこの王道ラインナップの獲得と引き換えに、“面白機構時計”の発表が途切れた今年、このことがランゲの将来に何をもたらすのか・・・。期待できる点と気になる点が個人的にはそれぞれあるものの・・・この稿ではここまでとしておきましょう。




 
※いつかランゲ・ブティックのスペースでもお借りして、こうした微妙な部分を話し合うような“座談会”みたいなことを企画してみたかったりもするのですが、その際には参加してくれる方はおられますでしょうか?(笑)



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                                       お爺さま、また来年もよろしくです!












・・・なんかブティックさんに相談したら、意外とあっさり前向きなお返事が・・・。座談会、できるかも(笑)。




まだ五分五分なので、開かれなかったらごめんなさいなのですがOrz.....
3月上旬の週末とか、お時間があって、こういうお話にご興味がある方は、
メッセージを残してくだされば、万一、詳細がきまった際に、ご連絡しましょう。。。。

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by a-ls | 2013-02-27 15:33 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(6)

ジェローム・ランベール氏の予言(2011年ヴァージョン)

ランゲ新作エポック③が苦戦中でして、本当にすみません。
・・・なので、同じようにブログで予告した2011年のジェローム・ランベールの“予言”検証を、
とりあえず先にまとめました。

その予言というのは、2011年のSIHH後のインタヴューできいた、以下のような言葉です。

『あと2年待ってみてください。それまでの新作はわたしが関与する以前のプロダクトと平行して発表されますが、2年後のラインナップからは完全にわたしのイメージしたものになります。今はまだ具体的には言えませんが、その時に今年の新作の意味や位置づけがより鮮明となります』、というもの。

以下、逐語的に検証していきます。

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                                ※モデルのエリザ・セドナウィ嬢と楽しげなジェローム氏。

>それ(2012年)までの新作はわたしが関与する以前のプロダクトと平行して発表されます

確かに、2009年秋のファビアン・クローネ前CEOの電撃退任以降、SIHHで発表されたその年ごとの大物新作の系譜をたどってみますと、
2010年FAランゲ・オマージュ・セット(旧作復刻)
2011年リヒャルトランゲ・プールルメリット・トゥールビヨン(2007年からの開発)
2012年ランゲ1パーペチュアルカレンダー・トゥールビヨン(2008年からの開発)
というように、昨年までのハイエンド新作は確かにファビアン時代に開発着手されたもので、2009年以前のコンセプトの引き継ぎでした。


>2年後のラインナップからは完全にわたしのイメージしたものになります。

今年のハイライトである1815パーペチュアルカレンダー・ラトラパントは、そのキャリバー番号から、完全にジェローム体制になった2010年からの開発であることがわかりますし、
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新作にバリエーションを添えた「ルーメン」とWG黒ダイヤルのグランドランゲ1も、まさに“アフター・ファビアン”からのプロダクトです。

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また、1815UP&OOWNは、ファビアン時代に開発された新型1815のキャリバーL051.1の改良型であるL051.2を採用してはいますが、香箱が見えるブリッジ部分など、見た目的にも大きな美的変革が加えられていますし、無骨がウリでもあったシリンダーケースに加えられた1本のラインによって、圧倒的にスタイリッシュに、良くも悪くもジェローム風味で生まれ変わりました。試みとして裏画像を較べてみます。

まずはオリジナル1815U&D、L942.1の裏
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で、こちらがNew1815のキャリバーL051.1のケースバック。似てます。
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そしてU&Dに採用されたL051.2。見た目では枝番の進化では済まないくらいの変化が見てとれます。。。
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シャトンが増えて、香箱が可視化されました。
これがジェローム氏のイメージする美意識のひとつということなのかもしれません。


>その時(2013年)に今年(2011年)の新作の意味や位置づけがより鮮明となります

これに関しては少し“こじつけ”っぽくなりますが、2011年当時の新作それぞれの位置づけが、今年の新作と通じるところがあるということでしょうか。
たとえば、
①2011年のハイライトピースであったリヒャルトランゲ・トゥールビヨンPLMは、ザイフェルトの懐中時計のダイヤルを現代に蘇らせたものであったが、これはグランド・コンプリケーションが懐中時計No.42500と同じ顔をしていることに通じている。

②ツァイトベルク・ストライキング・タイムという、初の“鳴り物”を出したことも、初のリピーターが出た今年に通じるものがある。

③サクソニア・フラッハとデュアルタイムでサクソニア・ラインを強化させたことは、今年でいうところの1815ラインの強化と通じており、それぞれの製品ラインを充実させるという最近のランゲの考え方の端緒となったものである。
・・・などなど、あの2011年の新作は、ジェローム氏が2年先に思い描いていた自前の新作による理想ラインナップの“ミニ版”となっていた、・・・と言えなくもない・・・わけです。


と、まぁ、ジェローム・ランベール氏の2年前の言葉の整合性をつらつらと証明してきたわけですが、
思いますに、ご本人はきっとパーティーの席でのこんな言葉、まったく憶えていないかもしらんなぁ~と思うと、ちょっとどうなんでしょう(笑)。。。。。

まぁ、1815U&Dの紹介をした際に、裏の変化に触れ忘れてしまっていたので、何かにかこつけて画像の比較をしたかったという意図だけは達成できたかな、と(笑)。






では、今宵はこの辺で・・・・お休みなさい。












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by a-ls | 2013-02-25 03:02 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)

プーチンの時計~ランゲ探偵団

始まりはこの写真でした・・・。

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へぇ~、
プレジデント・プーチンったら、
トゥールボグラフ・オーナーなのぉ~!? 


という予想はつくのですが、なんせ本文自体はロシア語で、ちんぷんかんぷん。

(ローマから文字を箱に入れて各国に運んだ使者のうち、ロシアへ向かった使者が途中で転んで、アルファベット順に箱に並んでいた文字板をばら撒いてしまい、慌てて拾って箱に詰めたため、アルファベット文字の天地がひっくり返えってたり、位置が入れ替わってたりするという伝説、あれ絶対に事実でしょう!!)

ロシア語のサイトからはなんの手がかりも得られずなので・・・久々にランゲ探偵団の発動です!


もし本当にトゥールボグラフ・オーナーであるならば、ぜひ我がオーナーズクラブに参加してほしーところなのですが(笑)、ただ、ちょっと気になったのは、上のプーチンさんの写真が、異様なまでに“悪人顔”なものが使われていることと(笑)、クルーザーとか別荘とか車とか、超贅沢品と一緒にレイアウトされていることでした。

そこでまず、「プーチンの時計」でお調べしますと、やはりかなりの時計マニアで、パテックやブランパンなどのスイス高級時計のブランド名がいろいろ出てきました。 2007年当時はブランパンがお気に入り。
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そして、やっと英語の“証拠”に行きつきます。
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訳しますと、『ドラフトビールはプロレタリアン(労働者に相応しいもの)かもしれない、だがしかし時計は、銀とホワイトゴールドとワニ皮のリストバンドから拵えられた2万5千ドルのランゲ&ゾーネの「1815」だ。』


どうやら、左の写真のプーチンさんの右腕(彼は常に右に時計をすることでも有名)は、わが陣営の「1815」らしいのですが、かなり皮肉っぽく書かれておりますので、いろいろな社会風刺がふくまれているようです。
しかし、銀じゃないし・・・クロコ皮をウリにしてないし・・・。
高いのは機械がイイからだっちゅーの!



そしてとうとう最初のロシア語の記事がまず韓国で報じられ、その韓国語のニュースを日本語に孫訳したらしきものに行き当たります。
その見出しは・・・

【専用機43台に公館と別荘は20軒、野党首脳がプーチン大統領の「超豪華特典」を暴露】

(内容もちょっと抜粋しておきます)
報告書によると、プーチン大統領の年収は計11万5000ドル(約1億3000万ウォン)、今年の大統領選挙の際に届けた個人資産は17万9612ドルに過ぎない。しかし、公館・別荘20軒、10億ドル相当の飛行機43台を始め、ヘリ15台、大型ヨット4台、時計11個などが、大統領の特典として与えられている。全て国民の税金で提供されたものだ。
スキー別荘や夏季別荘など、9軒の大統領別荘は00年、プーチンが政権の座についた後、新たに建設された。ロシア北東側のパルダイ湖畔に建設された別荘の大きさは、実に9.3平方キロメートルに達し、教会や映画館、プール、ボーリング場、ヘリポートなどを備えている。飛行機「イリューシンII-96」には、1800万ドルをかけて金や様々な宝石で客室を飾り、7万5000ドルものの便器を取り付けた。ヨット4台のうち最高級の「オリンピア」号は、5階建て規模で、プールや大理石の浴室などが設けられており、毎年、メンテナンスだけでも5000万ドルがかかる。スイスのブランド時計「ブランパン」やドイツブランド「アランゲウントゼーネ」など、プーチンがつけている時計11個は、販売価格で計68万7000ドルに上る。

・・・・「アランゲウントゼーネ」ねぇ~。
ま、やっぱり、いわゆる不正蓄財的な資産形成を指摘した記事だったのようですね・・・。
これでは、品行方正が第一義とされる我れらがオーナーズクラブにはお誘いできないかも(笑)





しかし調査の過程で、こんな証拠も出てきたので・・・
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ゴルビーはロンジンというキャプションなのに、
写真には1815U&Dが・・・・





というわけで、
ロシア人の時計の機種認識の技量に、イマイチ疑義がぬぐえませんので、

「プーチン氏はトゥールボグラフ・ユーザーなのか否か!?」

・・・というこの件は、「継続捜査!」とさせていただきます(笑)。
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by a-ls | 2013-02-23 13:04 | ランゲ探偵団 | Trackback | Comments(9)

ついに出たぁ~

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ん!?
機械式・自動巻きムーヴメント搭載
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じゃじゃじゃじゃ~~ん!
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どこでもドア付懐中!!
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装着イメージ

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どこでもドア付懐中なにの、さらに、どこでもドアをイメージした御箱がつくのです!
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素材:ケース約H48(リュウズ含まず)×W30.5×D17mm
素材:真鍮、スチール
機能:機械式時計(自動巻き)、日差-20~+40秒、生活防水なし
ムーブメント:miyota 6t51(日本製)
ドラえもんの目の表情のパターン:左目/7種類、右目/12種類

価格は¥1万9425(ユーロじゃないですよ!税込)


ラナタウンで予約を受け付けており、4月下旬から発送するそうです。






(C)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
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by a-ls | 2013-02-21 17:07 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

グランドコンプリケーションのムーヴメントCG動画

いまだ実機写真は表も裏も出せないそうですが。
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唯一にして最大(巨大?)なヒントはSIHH会場でハリボテっていた「グランド・コンプリケーション」の大フィギュア(笑)だけなのですが、その裏側にはモニターが嵌め込まれていて、ムーブメントを機能別にCG化した動画がループで流されていたのです。



そのフルバージョンがUPされていましたのでリンクしておきます。


[ストライキング・メカニズム」のパートを見ますと、リピーター機能がガバナーによらないものであることがよく解ります。だから、あの独特の“ジ~~~~”音がないので、澄んだ空間にゴングの音が響く・・・はずです・・・・・。















ああ~、GC、せめて一本は日本にあって欲しいものです・・・・。




















More・・・つぶやく
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by a-ls | 2013-02-20 11:52 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(4)

Hippocampus~タツノオトシゴ・クロック

東京のアワーグラスがシンクレア・ハーディングを扱いはじめるなど、日本でも新たな愛好者が増えているといわれるクロックですが、最近、大変にユニークなクロック作品がMB&Fなどで高名なジュネーヴの M.A.D. ギャラリーに展示され話題となっています。
写真を見ただけの段階ですが、わたしもかなりビビビときました(笑)。
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作者はボスニア・ヘルツェゴビナ出身でチューリッヒをベースに活動する芸術家Miki Eleta氏。
現在、同ギャラリーには6機の作品が展示されているそうですが、一番すごいのが「Hippocampus」と題された全長2.6メーターの巨大なクロック作品。

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「Hippocampus」とは“タツノオトシゴ”の意味であり、同時の脳内の部位“海馬”の意味でもありますが、タイトル通りの、非常に印象的な中央のタツノオトシゴ型のカウンターウエイトと、左右2つのレトログラード機構で、右に時・左に分を表示します。
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また、このクロックの最大の特徴は、作者のMiki Eleta氏が一時音楽に傾倒していたこともあって、毎正時に鳴るチャイムのメロディーが常に異なり、そのヴァリエーションたるや、100年間に一回も重複しないくらいの組合せが存在するということ!! 無限チャイム・ヴァリエーションって、これスゴクないですか!?

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                                        ※この部分は脳の“海馬“の形を想起させたりもします。

この「The Hippocampus」は購入可能で、価格は$165,000だそうです。はたして安いのか高いのか(笑)・・・。
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ご興味のある方は the M.A.D. Gallery's website をお訪ねください。
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by a-ls | 2013-02-18 14:21 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ブレゲの新製品

ブレゲさんたら、さすがです~。
ついにこんなものまでエナメルで作ってしまいました!

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エナメルプレート入りのカフスなんですが、この作品がマニアックなのはコチラの時計のダイヤルをほぼ正確にモチーフとしているところでしょう。
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※この部分を切り取った感じですね。




ブレゲさんは、以前からカフスには力を入れていたのですが、エナメルが大好物のわたしとしては、今回の新作には非常に心惹かれます!




話はブレゲさんから離れますが、カフスといえば、
一部好事家の間で密かに支持されている「トゥールビヨン・カフス」に新色、レッドが加わったそうです。
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立派なトゥールビヨンっぷりは動画でご確認ください(笑)。


ちなみにこのシリーズにはムーンフェイズもありまして、
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どうせなら、ペンもお揃いでいかが(笑)?

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販売ページはコチラ
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by a-ls | 2013-02-17 19:33 | エナメル | Trackback | Comments(4)

トゥールビヨンを・・・

トゥールビヨンを・・・

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ミルフィーユに。。。。(笑)

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・・・・してみました。。。。

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二日酔いの日のブログなどは、こんなもんす(笑)
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by a-ls | 2013-02-17 11:06 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(6)

ドミニク・バロン女史を悼んで

ヴァン・クリ―フ&アーペルのポエティック・コンプリケーション・シリーズや最近ではローラン・フェリエとのガレ・シークレットなど、時計のダイヤルをカンヴァスとして、エナメル技法と表現における新たな可能性を描いてきたエナメル・アーティスト、ドミニク・バロンさんが昨年急逝されました。まだ45歳という若さでした。
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女史訃報と経歴です。

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発表と同時に世界中から絶賛を浴びた代表作、「ポン デ ザムルー」は今なお世界各国のヴァンクリのブティックで代表的アイコンとして使われております。
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※上の写真はつい先週のシンガポールプティックでのもの

2年前に来日されまして、その際にエナメル技法などについて、いろいろとお話しを伺いましたことは今も心に鮮明に残っております。その中でも印象的だった言葉を幾つか残しておきます。

(ホットエナメルとコールドエナメルの違い関する質疑中の言葉)「今の時計ブランドがホット・エナメル・ダイヤルと呼んでいるものにも、いろいろな差があって、実のところ、本当に昔ながらのホット・エナメルの技術と呼べるものは、現在はヨーロッパの2~3社でしか再現できない」

(ご自身のエナメル技術の将来的な展望についての言葉)「所属のStern Creationsはリシュモン・グループ傘下にありますので、今後はランゲを含むグループ内ブランド、カルティエ、ロジェ・デュブイなどとのコラボレーションがどんどん世に出ていくでしょう」
「今はそのStern Creationsの中の“L'Atelier”というセクションでやっていますが、近いうちにそれを会社組織に改組して、自分が学びそして発明してきた技術を、若い人たちにどんどん開放・継承できる場にしたい」


※Stern Creatiions内の“L'Atelier“での作業風景 (VC&Aのオフィシャル動画より)

2012年の「ポエティック・ウィッシュ」も、ストーリーを象徴する抒情あふれる文字盤に、リピーターの音が別の彩りを添えた名作でした。
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彼女との対話で出てきたランゲに関する部分も、今となっては明らかにしてもよいでしょうか・・・

ランゲとのコラボレーションについて、
『ランゲ1のアウトサイズデイトのような四角い窓はエナメル文字盤では再現不可能だとランゲの技術者から言われたが、それは事実ですか』など、立て続けに2~3の質問をしたのですが、それらに対し彼女は微笑みながら、

「今あなたがなさった質問のすべては、わたしたちとランゲがここ2年の間に解決しなければならない課題となっています」という語ってくださいましたが、それらの成果を見ることは、もう叶わないのでしょうか・・・。

ランゲとのコラボに限らず、彼女のアート自体が腕時計の未来を変えるほどの可能性を持っていると感じていた私にとって、この訃報は本当に本当に残念でなりません。


※VC&Aのダイヤルを構成するクラフトマンシップの画像、中間のエナメル細密画がバロン女史のパートです。 (VC&Aのオフィシャル動画より)

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ドミニク・バロンさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。














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by a-ls | 2013-02-15 15:50 | VAN CLEEF & ARPELS | Trackback | Comments(0)

世紀のスクープ写真!!

先週末、銀座のアワーグラスで同社スタッフによる「SIHH報告会」が開催されました。

グッドルッキングなスタッフが、写真と解説で各ブランドのSIHH発表作を振り返りつつ、紹介していきます。
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とても興味深い画像もいくつかありました。
蓄光を発光している時のLumenの図とか
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ジャガーの新しいジャイロのデジタル式積算計の図とか・・・・

しかしその中でも、世紀のスクープ写真といえる貴重なショットがあったのです!!

それがコチラ!!!!!

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SIHH内のランゲ&ゾーネのブースで、われらがウォルターお爺ちゃんとガッチリ握手するこの御方は・・・今年のランゲが満を持して発表したようなグラン・ソヌリ、プチ・ソヌリ、ミニッツリピーター機構を持つムーヴメントを、今から20年くらい前に、時計史上初めて腕時計のケースに納められた伝説的な御方でもあります。。。。。
思わず拝んでしまうくらいの有り難さです。。。。ああ、ありがたや、ありがたや、ありがたや、ありがたや、ありがたや、ありがたや、ありがたや・・・・。





し、し、しかし。。。。。この一枚はまだ、
スクープ写真のイントロダクションにすぎなかったのだった~!!







































More…スクープ
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by a-ls | 2013-02-14 13:46 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(0)