a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

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ジェローム・ランベールCEO

最近、本職以上に、時計関係のスケジュールが忙しい・・・(笑)。

特に5月は、年頭に発表された新作が各国巡回をはじめたり、各オークションハウスが世界各地でオークションをスタートさせるなど、パーティやら外遊が交錯しがちなのですが、今年はもともとヨーロッパでのスケジュールが2本もあったうえに、某オークションに予期せぬユニークピースが登場したため大慌てで対応したり、そんなこんなで、しばらくブログ更新がちゃんとできないくらいバタバタした5月でございました。

そんな中、先日の「パテック フィリップ展」に続く“アワーグラス銀座・開店10周年記念企画”の第2弾として、25日夜に開かれた「Jaeger Le-Coultre」 のイベントに、ジェローム・ランベールCEOも出席するということをうかがいました。
ジェロームCEOはもちろんジャガーのCEOではありますが、同じリシュモングループにあって、ランゲ&ゾーネを“後見”するような立場にもあります。この度のランゲ・ジャパンの人事面の相次ぐ変動や、それらを踏まえた日本の体制の今後など、直接に話を伺いたいことも多く、本来はその日の早朝に出発予定だったヨーロッパへのフライトを一日遅らせて、急きょパーティに参加させていただきました。

会場とされた日比谷の「APICIUS」は、先代オーナーがパティック・フリップへの造詣も深かったということで、以前にPPJの長野社長からもご紹介いただいたフレンチの名店ですが、生まれて初めて「ウミガメのスープ」を頂いたことが今も印象に深いお店です(笑)。品の良い調度品や歴史を偲ばせる内装が、とても落ち着いた心地よい雰囲気を演出してくれます。

まずはジェローム氏の挨拶…というよりは、今年のジャガーの“大発明”ともいえます「デュオメトル・スフェロトゥールビヨン」の解説から…
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ジェロームに関していつも感心することは、彼は他のどのCEOよりも時計に詳しいということです。
たとえそれが自社の時計でなくても、ゲストの時計を見て、「それは●●●ですね、ちょっと見せてください!」といいながら、その特性や歴史を適切にコメントしてくれたりなど、まだ40代前半の若さながら時計の知識に関してはわたしの知るどんなコレクターにも引けを取りません。
そして何よりも、時計を語るときのその表情や態度から、彼が本当に時計好きであることがひしひしと伝わってくるところが、非常に親近感を覚えるのです(笑)。
「デュオメトル・スフェロトゥールビヨン」は、30秒と15秒という2つの異なる“うずまき”を組み合わせることで、あらゆる姿勢を想定される腕時計において非常に有効性の高いトゥールビヨンを確立しています(従来のものは、垂直姿勢以外にはなかなか効力を発揮できないとされています)。
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同時に、このくねくねとかわいらしく動くキャリッジの動力を主ゼンマイから切り離すことで、さらに精度の安定化に成功しており、オーバーに言えば「ブレゲ以来の一大発明」とも言える作品かもしれません。
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ジェロームCEOはそのアイデア段階はいうまでもなく、開発のあらゆる段階に積極的に関与、プロトが出来上がるとそれを実際に身につけて生活してその利便性や改善点を把握、さらなる開発に活かすなど情熱を注ぎ、氏いわく、「精度、信頼性、機能、デザインという時計に求められる4つの要素を完璧なバランスのもとに融合させたモデル」なのだそうです。しかも価格的にもかなりリーズナボォーなので(!!)、ちょっとグラっときましたが(笑)、そこは落ち着いて、談笑の隙をみつけてはランゲへの質問を繰り出します(笑)。

その時の情景はさしずめこんな感じ(ランゲのトゥールビヨンに詰め寄られるスフェロトゥールビヨン…)(笑)
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ランゲに関する彼へのインタヴューの詳細は、時期が来たら別の項目としてまとめたいと思っておりますが、肝心な部分を要約しますと、
①新しい日本CEOが任命されるまで、当面は本社のセールス・マネージャーのダニエルが特に日本をサポートする(これは日本のマーケットにとってかなり良いことです!)
②今のジェロームの立場によってランゲ&ゾーネにジャガーのDNAが入ってしまわないよう、いかにジェロームが細心の注意を払っているかの具体例…などなど、いかに彼がランゲに対して真摯で誠実な対応をしていることかが理解できましたし、人事が一新されることで、これから先、日本のユーザーの環境がより改善される可能性を確信できました。

場所をバーに移してさらに歓談、気がつけば深夜を超え日付も改まり、かなりの酩酊状態・・・
ジェロームもこの日の昼にはパリ行きの便に乗るのだそうで、自分はといえば・・・
「ん? お~、予定では朝6時にMKのお迎え、7時半にナリタ、しかもパッキングはこれからだったぁ~・・・」

ということで、
ここから先が大パニック・・・

そしてなんとか無事に、下の光景を目にすることができたのでした!
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この旅のレポートも後ほど!!






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by a-ls | 2012-05-31 13:59 | ジャガールクルト | Trackback | Comments(0)

異動・・・

最近、異動の多いランゲ&ゾーネですが、ふと思い立って“彼”のことを調べてみましたら、
何か虫の知らせだったのでしょうか・・・、“彼”もまた、2年前に飛び込んだ新たなビジネスフィールドから、
非常に個人的な理由から、つい最近身を引いたことを知りました。

Mäurer & Wirtzというフレグランス/パピューム会社のマネージング・ディレクターに就任していた
 “彼”の退社を知らせるニュースが・・・





“彼”がまた、時計業界に復帰することはあるのでしょうか?


















久々に会って、
彼の大好きだった大トロでも一緒に食べたいですな(笑)








コスメ業界で頑張っていた頃の彼です
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ソデ口からのぞく時計はどちらのものでしょう・・・(笑)?




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by a-ls | 2012-05-23 21:42 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

アワーグラス10周年記念パーティ&パテック新作展示会

アワーグラス銀座の10周年記念パーティとパテックの2012年の新作披露を兼ねたイベントにお招きいただきました。おめでとうございます!!!
夜の部のディナー・パーティにてご挨拶する桃井社長。
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昼の部の目玉は、パテック新作披露だったのですが、残念ながら写真NGということで・・・、
来賓の方々のお時計を撮らせていただきました。
(撮影禁止のハズの新作が写真に写りこんでしまっている場合もあるかもしれませんが、本意ではございませんので、あしからずご了承ください) (笑)。

まずは、いきなりの“大物”、5016のブラック&グレー・ダイヤル
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鳴り物つながりで、5016グレー&3939のツーショット
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そして集合写真
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色味はだいぶ異なりますが、5016グレー&レディーファースト・グレー・ダイヤル・・・
(・・・ん? もしも新作が写り込んでいたらごめんなさい・・・)
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その他の写り込みシリーズは別欄をご参照あれ・・・

そして、納品を待つ、ビニパック状態の5270にも遭遇!
触れることも叶わないので望遠から盗撮(笑)
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さらには、納品されたばかりの・・・・・
カセドラル・ゴングの音色も絶品の5073と、バゲットつながりの5971も登場
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御一行様・集合写真に・・・
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“20グラムのエイリアン”RM027も乱入!
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綺羅キラですな

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ほんとーに楽しく、眩しい一夜でした!























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by a-ls | 2012-05-20 23:40 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(3)

1A“エングレーブ”懐中、その後

過去のブログで紹介した、裏のブリッジまでビッチリとエングレーブされたランゲの1A懐中。
しかし残念ながら、針も、ダイヤルも、ケースもないため、わずか$1200程度で落札されたムーブメントだったのですが、
約半年を経て、思わぬ形で“再会”することになりました!


ん?
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あらぁ~、どこの国にも商魂逞しき方はいらっしゃるようで、
それっぽい針と、ラッカープリントのダイヤルを作り、本体を腕時計ケースに収めて、
まさかのオークション“再登場”です(笑)。
すこし錆ついていた香箱も綺麗に。ちょっと粗い磨き跡がうかがえます(笑)。

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最初のオークション時についていたアーカイヴもそのまま!
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ランゲなどの高名ブランドの懐中時計に関しては、このようなケース改鋳が施され、腕化された個体も“マリアージュ”アイテムというジャンルでちゃんと流通しており、ムーブメントがオリジナルであれば、いわゆる“贋物”としての扱いを受けることはありません。
今回の場合、付属のアーカイヴと較べると、ケースや針が後付けであることは明らかですので、評価は低いですが“マリアージュ”品として扱ってもよいでしょう。

ランゲの場合、こうした“マリアージュ”ピースは、ポーランドやウクライナなど、旧東欧国から出てくる場合が多いのですが、中には、腕化するためにムーヴ内に非常な力ワザを施してしまっている事例などもありますので(笑)、懐中時計に比べるとある程度リスクが高いことが前提で市場流通されているためか、(もちろん貴金属のケースを損失しているという部分も含めてですが)、純然たる懐中時計よりは割安の相場での取引となります。

この“マリアージュ”製作に関しては、ある程度の知識と技術と部品を持った時計師さんであれば、それほど難しい作業ではないのですが、部品の少ない日本でこれをやろうと思うと、大変にやっかいなことになり(苦い経験あり・笑)、非常にリスキーです。

というわけで、この個体、
最終落札額は $6300!!!!!!!
でしたので、出品者は約$5000の粗利を得たわけです。


オークション市場を長期にウォッチングしていますと、時折、こういう面白い事例に出逢います。
これもまた、オークションの楽しみ方のひとつではないでしょうか。












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実は本日、個人的に非常に大切なオークションに挑みましたが、
力及ばず敗退してしました・・・・・・。うーーーーーー、かえすがえすも残念です。

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by a-ls | 2012-05-12 21:47 | ビンテージ | Trackback | Comments(4)

相似フェイス III

Lange1とムーンのPGケース&グレイダイヤル。
“夜のLange1”部門では無敵と思われる、非常に艶っぽい組み合わせ。
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上とは対照的な(笑)、非常に清々しい"昼のLange1”部門。う、う、う、美しい!!
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こちらは“昼のワールドタイム”。
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オーナのセンスを感じさせる淡いストラップは相似ではなく同一です。これは素晴らしい!
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最後は相似というか、
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同じレファレンスの中に、微妙な差異を持つRMの俵積み(笑)。
それを発見出来たら超リシャラーといえるでしょう!



ランゲとリシャールと言うと、もっとも遠い位置関係にあるようなイメージがあったのですが、
最近リシャールの中に、ランゲとは対極的なアプローチではありながら、
その根源的な部分--いうなれば、時計作りに向かう意識のような部分で、
大変に共通するものを感じるのです・・・。

う~~~ん・・悩ましい・・・(笑)



























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by a-ls | 2012-05-08 01:06 | GTG | Trackback | Comments(0)

Auf Wiedersehen !!  Mr.ケッセルマン

7年間にわたって、ランゲ・アンド・ゾーネ・ジャパンのCEOとして、日本におけるブランドの発展に寄与してきたペーター・ケッセルマン氏が、5月15日をもって会社を離れることになりました。
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グラスヒュッテにて。アカデミー中もジョギングを欠かさないペーターさん

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2011年SIHH中のパーティにて。
左からシュミット本社CEO、ペーター・ケッセルマン氏、ティノ・ボーベ氏

本人に直接言ったことは一度もないけれど、内輪では“ペーちゃん”の愛称で親しまれていたペーターさん。
たくさんのパーティやイベント、そしてランゲ・オーナーズクラブの立ち上げなど、プライベートでも家族ぐるみのお付き合いをさせていただいた彼と過ごした時間は、今も今後も、決して色あせることはないでしょう。

本当にお疲れ様でした。

急な離職でしたが、
近々ご家族揃ってドイツへ帰国され、
その後はドイツの某有名企業のCEOとして、ますますのご活躍をされることになるでしょう。


また会える日まで、どうかお元気で!!


































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by a-ls | 2012-05-02 21:42 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)