a-ls 時計(Mechanical Watch Users News) blog.

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ランゲのヴァージョン・チェンジ!!

各正規店に常備されているはずのアレが、この度、大幅にヴァージョン・チェンジされました。

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左が旧ヴァージョン、右が新ヴァージョンです。
外装がまったく変わり、ウッドケースになりました。
一見、塩や胡椒が出てきそうですが、そんなことはありません(笑)。

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アドルフさんが工房を開く前のグラスヒュッテは、木彫り細工が唯一の名産物でしたから、
そのオマージュもあるのでしょうか。ロゴも焼き印ではなく彫りのようです。



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3つのパーツに分かれます。


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もう一度、新旧を並べます。
もう、おわかりでしょう......

More・・・つづく
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by A-LS | 2011-08-30 14:03 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(9)

超初期サクソニア

これは2011-07-04 付、拙ブログの続編です。
http://alszanmai.exblog.jp/15880487/

ランゲといえば、シースルーバックからのぞく機械の美しさに定評がありますが、
記念すべき復興ランゲ最初のカタログ品であるLange 1およびサクソニア等の初期作品がソリッド・バック仕様だったという事実、さらに初期サクソニアには角型(アーケード用)のムーブが供給されていたという驚きの事実を発掘されたaytyさんのブログ(→ http://ayty.sblo.jp/article/46077242.html)に触発を受け、タイムリーにもソリッドバック仕様のLange 1の実物(1995年製)が、ドイツの中古店に出たことを拙ブログで紹介したのですが、この度、ドレスデンの中古店で問題のサクソニア(ref.102.002、ちなみに丸型ムーヴに変更されたものはref.105.022)の実品を発見しましたので、ご紹介します。


http://cgi.ebay.de/A-LANGE-SOHNE-SAXONIA-GOLD-18K-750-/160638841087?pt=DE_Kleidung_Schmuck_Accessoires_Uhren_Armbanduhren&hash=item2566d230ff

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少ない投資で大きな効果を上げなければならなかった復興デヴュー時のランゲが、カタログ数を増やすためにとった苦肉の策…。

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こうなった理由は単純です。
これとは逆の組み合わせ、つまり先に丸型ムーヴを作って角型に転用した場合、オリジナルの丸型ムーヴから生まれる時計の径は、どんなに頑張って下駄をはかせても30mm以下になってしまうからです。
それにしても、見てください! ムーヴメント番号がまだ3桁なんですよ~~!!

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More・・・つづく
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by A-LS | 2011-08-23 03:22 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(2)

Patek Philippe 7130G

賛否さまざまなパテック・フィリップ2011の新作ですが、
伝統を継承したそのデザインによって、5496P、7000Rとならび、
新旧どちらのファンからも「賛」の声が多い7130G。

3月に開かれた日本でのお披露目会には惜しくも“欠席”でしたが、
昨日から開催されている日本橋三越の「ワールド・ウォッチ・フェア」で見ることができると聞き、
なんとか時間を作って行って参りました。

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非常に美しいフェイスでした!
36mmという小ぶりの作りにもかかわらず、パテックのブースにあって、ひときわ目立っていました。

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もしかしたら腕の細いメンズなら行けるのではという淡い期待もあったのですが、
どうみてもこれはレディース時計ですね(笑)。
これより小さいと、ワールドタイムの地名の視認があやしくなるでしょうから、
まさにギリギリのサイズ感のなかに、女性的な凛としたたたずまいが感じられます。

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尾錠までダイヤがまかれております。
5130ではなく5110を規範としたのも、個人的にはツボなところ。
(針の質感もパッと見だと気にならない…)

来月に値上げがあるパテックですが、三越さんの値札はすでに値上げ後の価格でした。
「いまからご注文いただいても、お届けは間違いなく値上げ後の時期になりますので…」
というご説明でした・・・。ごもっともです・・・。

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同伴の御方さまからも「とても素敵」との評価を頂戴しましたので、
「では、お願いしちゃおうか、どう?」と尋ねますと、
「ん~、でもこのお値段なら、あちらのほうが…」と、
別のフロアで開催されていたガレ&ドーム展(という名の即売会場)へと連行されました・・・。。とほほ。。
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by A-LS | 2011-08-22 05:32 | パテックフィリップ | Trackback | Comments(3)

R. I. P....

巨星、逝く。
17日、ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)氏の訃報が報じられました。

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特に、デザインにおける氏の功績はあまりにも偉大で、
今日までブランドのアイコン的な位置づけにある多くの名作が、氏の手により生み出されました。

パテック・フィリップのノーチラスをはじめ、
年代を超えた名作と言わざるを得ないオーデマ・ピゲのロイヤルオークや、
カルティエのパシャ。
インターナショナル・ウォッチ・カンパニーのインジュニアSL、ダ・ヴィンチ。
さらにはオメガのコンステレーションC、
ブルガリのブルガリ・ブルガリ、
ユニバーサル・ジュネーブのホワイトシャドゥ、
セイコーのクレドールファーストモデル等をデザインしたことが知られています。


享年80歳
・・・ご冥福をお祈りいたします。

More・・・つづく
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by A-LS | 2011-08-18 19:56 | ジェラルド・ジェンタ | Trackback | Comments(4)

これはなんでしょう ?

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もちろん、ハッブル望遠鏡でとらえられた銀河系宇宙の画像ではございません。

正解は、ランゲの時計の小さな歯車に施された“仕上げ”の拡大写真です。
これはサンバーストもしくはサンレイ(太陽光)仕上げと呼ばれ、
手作業で螺旋渦巻き状の仕上げ紋をつけていくものです。


現行品は言うまでもありませんが、懐中時計の時代から、ランゲ・ウォッチのムーヴメントの仕上げの見事さには定評がありましたが、最近オフィシャルHPに、このサンバースト仕上げをはじめとする、ランゲ・ウォッチの「仕上げと装飾」にスポットを当てた記事や画像が多く掲載されましたので、その一部をご紹介します。

以下は、ランゲHPより抜粋したサンバースト仕上げに関する記述です。
「螺旋のような模様が放射線状に伸びるサンバースト仕上げは、香箱のほか、比較的大きな円形の表面と歯車に施される特殊な技法です。 この模様は、加工する部品と加工用研磨ディスクをそれぞれ逆方向に回転させることによって生まれます」


下の写真はペルラージュ仕上げです。
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ペルラージュとは、小さな円の反復によって作られる紋様で、主に、ユーザーが決して目にすることのないブリッジの内側やプレートの表面仕上げに使われます。

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こちらもランゲのHPから補足しておきます。
「ペルラージュ仕上げは、各種プレートや受けの内側に用いられるほか、外からは見ることができない地板のダイヤル側にも使用されています。 雲のようなイメージの装飾を入れるには、回転する研磨棒を使い、部品の表面にごく短時間だけ研磨棒を押しつけます。 部品の外側から内側へ向けて、円形のペルラージュが重なるように装飾を入れてゆきます。




そして線彫り。これはずいぶん時計らしく見える写真なんで、逆に安心します(笑)。
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これは、研磨紙の上においた部品を、同方向へ何度か擦ることでできる平行線の線状模様です。この作業は、ランゲ・アカデミーでトライしたことがありますが、具合や加減がわからず、なかなか難儀しました。

ランゲのHPでは以下のように説明されています。
「線彫りは、スチール製のレバー類やスプリング、デテントなどに用いられる特別な手法です。 この装飾は、サンドペーパーを部品の縦方向に沿って擦りつけることによって得られます。 まっすぐな動きで、細心の注意を払いながら作業を進め、部品の隅々まで細い線模様を入れてゆきます」



次は円模様彫り
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読んで字のごとく、同心円状に模様を刻んでいくもので、比較的小さな歯車には、ほぼすべてのこの仕上げが施されています。



最後は、ランゲ外周研磨仕上げの典型例です
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枠組みされた部品の輪郭にはマット仕上げ(中央のざらついた部分)が施されていることが多いですが、それはポリッシュされた面(上下の光沢面)との組み合わせで産まれる、鮮やかな相互作用を計算したうえのものだそうです。


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ランゲHPより抜粋、「外周研磨。A.ランゲ&ゾーネの受け部品の側面に施される装飾法です。 外周研磨には、回転する研磨棒を使います。 部品を手に持って、回転する研磨棒の側面に押しあててゆく作業です」






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これらの写真をずっと見つめていると、工業製品というよりは、
もはや抽象画のような美しさを感じませんか…。
ん~、ほれぼれしてしまいます・・・。


いつになるかはわかりませんが・・・
次回は「装飾」編を紹介したく思っております。


参考:ランゲオフィシャルHP
【解説】http://www.alange-soehne.com/cms/ja/manufactory/superb-craftsmanship/artistic-decorations.html

【画像・図版】8/25現在、なぜか削除されてしまいました・・・。
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by A-LS | 2011-08-16 01:31 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(5)

ダトグラフ パーフェクト・ブラック

以前にダト・グラフのレア・ピースを紹介した際

http://alszanmai.exblog.jp/14992708/

ダイヤルが完全にブラック一色のダトグラフをCG画像で紹介したことがありましたが、
以前に使っていたPCのHDを画像ソフトを使って整理していたら、
なんとその写真がでてまいりました!

いつ、どうして保存したのが(またはどこかのHPのキャッシュとして残ったのか)
これまたCGなのかリアルなのか、まったく不明ですが、
とりあえず掲載します。

More・・・つづく
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by a-ls | 2011-08-07 15:27 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(4)

納品式・二景

最近、二本のレア・ピース・ランゲの納品に立ち会わせていただく機会をいただきました!

一本は、ランゲ1・トゥールビヨン・ハニー・ゴールドです。
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妖艶なギョウシェを施されたダイヤルが、
戸外ではWGのようであり、室内ではYGのように輝くハニーゴールド・ケースに包まれ、
ランゲの技術の粋をこらしたストップセコンド機能付きトゥールビヨンが時を司る、まさに逸品。
そしてまた、この個体の限定番号が素晴らしいのですが、それは非公開で…

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羨ましいことに、ご夫妻そろっての時計愛好家であるお二人のもとに納められたこのランゲ1ですが、
ただ、どちらがお付けになるかという悩ましい問題が、日々勃発・・・・???(笑)

続きましては
リヒャルト・ランゲ・プール・ル・メリットPGの納品に立ち会うことができました。
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エナメル・ダイヤルでなければ醸し出すことのできない静謐な存在感。
その滑らかな白色が、ランゲならではの高貴なローズ・ゴールドと共鳴するフェイスの下では、
時計理論と職人技の究極、チェーンフュージーが輪列を制御しています。
こちらも素敵な限定番号でした!

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この素敵な納品式に招かれたゲストが、意識してつけてきたエナメル文字盤時計たちの競演。

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これらをキズミで見比べるていると、ついつい時を忘れてしまいます。



決めるまでのあれやこれや…、
さらに、オーダーしてからの数か月~数年の待ち時間・・・

それらすべての時の流れが時計愛好の醍醐味でもあるのですが、
ついに迎える最初のピークが納品です!

そしてここから刻まれる、
その時計とオーナーとの歴史・・・

改めまして、二本のオーナーさまへ
本当におめでとうございます!

More・・・つづく
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by a-ls | 2011-08-03 17:05 | ランゲ&ゾーネ | Trackback | Comments(4)