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カテゴリ:グラスヒュッテ・オリジナル( 14 )

グラスヒュッテ・オリジナル 「セネタ・エクセレンス」新作実機画像


今年のGOの新作はなかなかイイ!






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by A-LS | 2017-04-17 22:37 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)

バーゼルワールド2017 グラスヒュッテ・オリジナル新作

グラスヒュッテ・オリジナルの2017年新作。
高規格なドイツ時計をリーズナブルに提供しようとする姿勢には、個人的にとても好感が持てました。

たとえばこれ、GOが肩の力を抜いたからこそ出し得た、ダトグラフへの”2017年版解答”!?w










や、真面目な話、かなり見直したぜ!!





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by A-LS | 2017-03-30 08:16 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)

The Senator Cosmopolite 動画


2本連続のGOネタだが、以前からずっと気になっていた「The Senator Cosmopolite」の機能をまとめた動画がUPされた。
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新作の自動巻きインハウス・キャリバーcaliber 89-02を搭載した「The Senator Cosmopolite 」。物凄いことに全世界37のタイムゾーンすべてに対応している。
つまり、これまでのタイムゾーン時計のほとんどが、1時間ずつの時差のズレを表示するものだったのだが、世界には30分のズレや15分のズレというタイムゾーンもあるのだ。
この時計は、37か所の国際空港の表示を使って(例えば、ニューヨークならジョンFケネディー空港を表すJFKで表示)、全世界のタイムゾーンを文字盤上に完璧に構築するのである。
都市名を設定すると、時分針はどのように動くのか興味深々だったのだが、ハイエックセンターのスタッフからさえも解からないと言われ、
悶々としていたところ、ついに動画がUPされたのだ。







おおお~。
どうやらホームタイムを設定して、なんらかのリューズ操作(?)を行うと、自動的に時刻を表示し、
その後で目的地を手動で表示させるようだ!







いま、他で長ぁ~いランゲ原稿を書いていて、ちょっと更新が遅れ気味ですが、
どうか大目に見てくだされませ。















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by A-LS | 2015-08-11 16:48 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(4)

空港で学ぶクロノグラフ

学生は夏休みだし、社会人はお盆休暇なんかで、これからヨーロッパに行かれる方も多いと思う。



その際のトランジットでフランクフルト空港に寄られる方に、ちょっとした情報。


今月の1日より、フランクフルト空港内では、

グラスヒュッテ・オリジナルによる“The Art of the Chrono­graph”というショウケース・イベントが開催されている。

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”1845年以来のドイツ時計製作芸術~グラスヒュッテ・オリジナル”というキャッチフレーズで、
(この表現には微妙な含みを感じたりする方も多いかもしれないけれど…w)
キャリバー37搭載のSenator Chronograph Panorama Dateをはじめとするクロノグラフ時計をを触ったり学んだりできるようだ。


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今月末までは Schen­gen Areaで、9月いっぱいはNon-Schengen Areaで行なわれている。


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むむむむ、GO、なかなかやるじゃないか。。。






この夏、フランクフルトでトランジットされる方がおられたら

ぜひ“The Art of the Chrono­graph”を体験して、

その内容をちょっと教えて~~。































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by A-LS | 2015-08-08 19:36 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(6)

ベルリン映画祭2015

あくまでも個人的なお話ですが、
我が陣営の”GO"を素晴らしく感じることのひとつに、2011年以降、彼らが”ベルリナーレ”「ベルリン映画祭」の公式スポンサーであり、映画という文化に貢献する時計ブランドとして知られていることがあります。


映画祭のコンペティション部門の受賞結果は以下の通りとなり(我が国の「天の茶助」は惜しくも受賞を逃したようですが)、昨日閉幕しました。・・・
(映画祭の公式HPはコチラ)

金熊賞:
●『Taxi』(ジャファール・パナヒ)

銀熊賞:
●審査員グランプリ:『El Club』(パブロ・ラライン)
●監督賞:ラドゥ・ジュデ (『Aferim!』)、マウゴジャタ・シュモフスカ(『Body』)
●男優賞:トム・コートネイ (『45 Years』)
●女優賞:シャーロット・ランプリング (『45 Years』)
●脚本賞:パトリシオ・グスマン (『The Pearl Button(El Boton de Nacar)』)
●芸術貢献賞:Sturla Brandth Grovlen(セバスチャン・シッパー監督『Victoria』撮影)、
      :Evgeniy Privin・Sergey Mikhalchuk(アレクセイ・ゲルマン監督『Under Electric Clouds(Pod electricheskimi oblakami)』撮影)
●アルフレッド・バウアー賞:『Ixcanul Volcano (Ixcanul) 』(ハイロ・ブスタマンテ)


今年はベルリン映画祭の65周年、そしてGOが後援をはじめて5年という節目にあるということで、新たなプロジェクトの試みがありました。

これまでのサポート活動を通じて得た親交やコネクションを通して、グラスヒュッテ・オリジナルに関する個人的な視点や思いを映像化するアマチュア・ショート・フィルムのプロジェクトを募集したのです。その結果、団体・個人あわせて17組の応募があり、その中から選ばれた5組が、昨年の夏からGOの完全協力のもとて撮影・編集を行いました。そして完成した5作品はベルリン映画祭の会期中に5つの言語で上映されました。


みな映像的にもすぐれた作品ですが、わたしが特に素晴らしいと感じたのは、コチラ。
第3景「The Sound of The Original」という作品で、グラスヒュッテの時計産業にまつわる”音”を主人公にすることで、前衛的な美しさを持つ作品に仕上がっています。





第4景の「My way with Glashütte Original 」は香港のGOコレクターの視点から、グラスヒュッテの時計を描いた作品ですが、そのナレーションの多くは、そっくりランゲにも当てはまりそうな感覚なので、共感します。



こちらは第5景「タイム・トラベラー」。
偶然手にした古いGUBの時計のルーツを訪ねて、グラスヒュッテにたどり着くカナダ女性のお話。


その他の2作品、
第1景「Living the mechanical dream」、第2景「Phoenix rising」も、YouTubeにUPされておりますので、
興味のある方は是非ご覧ください。
また、映画祭に合わせたGOの映画祭用の特別なオフィシャルHPも作られています。

こうした活動を通じて、プロモーションという面でも非常に有効な手段となりえる映像という分野で、GOはグラスヒュッテ陣営の中でも一歩抜きん出た存在となってきていますね。(デザインにおけるNomosのセンスも特筆モノですが…)。


期間中、ベルリン市内にラウンジを設営して、ゆっくりとした環境で時計の展示やアルコールを楽しめる空間を用意するなど、ドイツ国内のユーザーだけでなく、期間中に海外から訪れる多くの人々に対してもかなり大きな規模で、GOの存在&魅力を知らしめる後援活動となっているようです。






うーん、・・・・うらやまし。



















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by A-LS | 2015-02-16 13:36 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)

GOの冒険的新作~Senator Skeletonized Edition

グラスヒュッテ・オリジナルといいますと、ランゲに次ぐ我がグラスヒュッテ陣営の牽引ブランドですが、社名にわざわざ”オリジナル”と付けている割には、「アウトサイズデイト」や「オフセンター・デザイン」の採用など、ランゲのフォロワー的要素が多かったわけですが(笑)、ランゲが当分やりそうもないことを、ついに成し遂げました!







「Senator Manual Winding Skeletonized Edition」
~アート的手法によるスケルトン時計の発表です!!

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ドイツ時計は伝統的に分厚いケースを採用することが多いですし、アドルフ・ランゲが開発したいわゆるグラスヒュッテ様式と呼ばれる時計は、4分の3プレートによってムーブメント機構をしっかりと覆うことで驚異的な精度を達成したという歴史もありますので、これら手法とまったく逆の工法が必要とされるスケルトン時計が、ランゲ&ゾーネから作られることは、おそらく当分ないでしょう。

それでも、部材をシースルー化してムーブメントの一部を可視化したランゲの”ツァイトヴェルク・ルミナス”や”ルーメン”の成功は、通常では見ることのできない美しい内部の仕上げもなんとか見たいという潜在的なニーズの高さを物語ってもおります。

でも、ドイツ時計がみなグラスヒュッテ様式かというとそんなことはなく、もうひとつの時計産業地域として知られる南ドイツの”黒い森 (シュヴァルツヴァルト) 地方”は、スイス、フランス国境と近いこともあって、伝統的名物の鳩時計(カッコー時計)とならんでスケルトンを含む装飾(彫刻)時計も盛んに作られてきた歴史があります。
最近、この南ドイツのプフォルツハイムに文字盤工場を作ったことも影響したのか、この度ついにGOは本格的なスケルトナイズ・ウォッチ(Reference: 1-49-18-01-05-30 )の製作に着手、その完成形が発表されました。
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【テクニカル・データ】
Calibre: Manual winding movement , Calibre 49-18
Functions: hour and minute
Case: 18 ct red gold, sapphire crystals, screwed case back, waterproof up to 5 bar
Dimensions: ∅ 42 mm, height: 9.5 mm
Dial: dial skeletonized galvanized silver
Strap: Louisiana Alligator leather strap with fold fastener made of red gold
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いかがでしょう?
ま、試みとしては面白いのではないでしょうか。


ちなみに、冒頭で触れたグラスヒュッテ・オリジナルの”オリジナル”という言葉ですが、これは20世紀に入ってグラスヒュッテ様式の時計がヨーロッパで大ヒットした際に、スイスなど各国メーカーが粗悪な”パチものグラスヒュッテ様式”時計を「システム・グラスヒュッテ」などというブランド名で作り始めたことで、それらと区別するために、1920年代から大戦前までのある時期に、あえて”グラスヒュッテ・オリジナル”というロゴを作ったのがその起源とされております。


そんな由来を持つGOから、
グラスヒュッテ様式とは遠いスケルトン・ウォッチが出るというのも、なんかアイロニカルで面白いですね。。。。


http://www.glashuette-original.com/collection/the-4-pillars/detail/senator-manual-winding-skeletonized-edition/











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by a-ls | 2014-05-09 09:55 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(6)

グラスヒュッテ・オリジナルのバーゼル2014新作

あまり話題にならないのですが、我が陣営の一翼、グラスヒュッテ・オリジナルも、今年のバーゼルでは地味に良い時計を出しております。 イチオシは新開発の自社ムーヴ、キャリバー37を搭載したSenator Chronograph Panorama Dateです!
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どこが地味にすごいのか、たいへん解かりやすい動画がUPされておりますので、ご覧ください。


 




また、GOからのその他の主な新作時計も動画でどうぞ。


    




あらたなる名作誕生の予感もする、この「Senator Chronograph Panorama Date」、
さらなる詳細は(↓)こちらのタイムゾーンの記事でご確認ください。

http://forums.timezone.com/index.php?t=tree&goto=6753968&rid=21#msg_6753968




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by a-ls | 2014-04-03 11:40 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)

「アップサイドダウン」の名作 ~ GOとピアジェのお話

GOこと、グラスヒュッテ・オリジナルがバーゼルに向けて新作のプレ発表を行いました。

我が陣営、つまりドイツ時計で、「アップ・アンド・ダウン」といえば元祖はランゲの1815シリーズですが、
「アップ・サイド・ダウン(逆さま)」といえば、こちらGOの大発明PanoInverse(パノインバース)が元祖です。

発表された新作は、題しまして「パノマティック インバース(PanoMaticInverse)」。

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簡単に言うと、GOの話題作「パノインバース(PanoInverse)」の自動巻きヴァージョンですが、今回は、「パノインバース」のパワーリザーブ位置にGOで言うビッグ・デイトを配置し、賛否両論あったインデックスをバーにかえてクラシカルさを強調しています。
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ランゲにおいて、SSモデルを出さないのことがブランドの特徴であり素晴らしいところであるのと同様に、
GOの素晴らしいところでありブランドの特徴は、PGと並行してSSを発表し、幅広い価格レンジをユーザーに提供してくれるところです。
下の画像がSSモデル。
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さて、実はここからが本題です。

ドイツ時計の美しさの象徴とされるケースバックの光景を思い切って表にデザインし、ダブル・スワンネック、グラスヒュッテ・ストライプ仕上げ、テンプ、ルビー・シャトンなどが時分針と一緒に見える、つまりグラスヒュッテ特有の時計美を、常に腕の上に見ることができるようにデザインした時計。(下の画像はパノインバースXL)
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その分、要素を表に出しすぎてしまった後のケース裏は、ちと地味でしたが・・・(笑)
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新作のほうにはオートマティック用のローターがあるため、旧作よりちょっとは見栄えが良いのかもしれません。(下の画像参照)。
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ま、その辺はあまり触れずとも(笑)、この意表を突いたコンセプトはスイス・マーケットにも影響を与えた模様で、すぐにフォロワーが登場します。

超デカいムーンフェイズなど、そのちょっとヘンテコな時計がけっこう好きだったりもするイギリス生まれのスイス・ブランド(笑)、
アーノルド&サンのTB88などの登場です。
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やがてアーノルド&サンは、さらにはそれを「Time Pyramid(タイム・ピラミッド)」というシリーズでスケルトン化しちゃうのです(笑)。 まぁ、透けちゃっているので逆さま加減も微妙ですし、これは表なのかもしれませんが…。

しかしその後、この「アップ・サイド・ダウン」コンセプトは、さらに驚くべき”進化”を遂げることになります。
なんとなんと、今年のSIHHで発表されたピアジェのAltiplano 900Pによって、”最薄時計”の世界記録更新へとつながるのです。
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ま、ピアジェの人に正式に確認したわけではないですが、もともとはグラスヒュッテ様式ならではのケース裏の美観を表に出すというコンセプトが、いろいろなブランドに転用され、結果として、ブリッジと日の裏と時分針を同一面で共用するという、ピアジェの究極の薄型時計の”発明”へとつながったと言っても、まぁ、あながち間違いとは言えないのではないででしょうか。
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(大袈裟に言えば…)
こうして、GOが提案した「アップ・サイド・ダウン」時計は、
ピアジェの成し遂げた腕時計の世界最薄記録である3.65mm厚 (38mm径)とともに、歴史にその名を刻むことになったのです!


最後になりますが、
ピアジェのAltiplano 900Pは、そのヴァリエーションも非常に美しいのです。


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以上、
もしもGOの「パノインバース」という発明がなかったら、
Altiplano 900Pという、今年のピアジェの世界最薄新記録の達成もなかったのではないか・・・



・・・・というお話でした。めでたし、めでたし。。。。。













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by a-ls | 2014-02-17 00:31 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(2)

セネター・シックスティーズの方向性

ランゲ&ゾーネとグラスヒュッテ・オリジナルとの関係は基本的にはコンペティターではありますが、
お互いにドイツ時計を代表するグラスヒュッテのブランドではありますし、歴史をさかのぼれば、ルーツ的な部分は同じともいえますから、広い意味と、そしてもちろん広い心とにおいて(笑)、わたしは時としてGOを"わが陣営”扱いしてしまいます(笑)。

さてそんなGOですが、個人的に「セネター・シックスティーズ」のラインはなかなかのツボで、特に今年の「パノラマデイト」の新作であるブルーダイヤルの仕上がりは、非常に好ましく感じています。
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もともとランゲの復興後に、『本家はウチらだ~』的な正統性を前面に押し出し出してきたわりには、"パノなんちゃら”なんぞというクリソツ時計を出してしまったのが、高級機械式時計ブランドとしての覚悟が足りなかった証しで、SSケースの廉価版やらAP的なスポーツ系やら、いろいろ出しては迷走を続けた末、ようやくここ数年、進むべき方向性が見えてきた感じがします。
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迷走の跡…(笑)
○○○1みたいだけどSSケース(左)、
ROかと思ったスポーツ系クロノ(右)


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しかし、たとえSSでも、裏から見えるムーヴの綺麗さは一級品でした。


皆さますでにご存じとは思いますが、第二次大戦後、グラスヒュッテにあったランゲを含む多くの時計メーカーは、共産主義下の東独で一本化されGUB(正式にはVEB GUB)という国営企業に再編されます。
以後、半世紀近い鉄のカーテン時代、共産国の国営企業にとって西側のパクリなど至極当然な方向性のひとつだったのでしょう、そんなGUBを母体に生まれたGOからすれば、"パノなんちゃら”を制作したことにもそんなに悪気はなかったのかもしれませんが、そのためにGOの企業イメージが長年にわたって大きく損なわれたことは間違いありません。

さてそんなGOのルーツであるGUBですが、その最大のヒット商品といえば、60~70年代の共産圏を中心とする欧州マーケットに大量に出回ったKal.60シリーズ(手巻き)とか、Kal.67.1シリーズ、SPEZIMATIC・Kal75 シリーズ(ともに自動巻き)などの安価な時計でした。各ムーヴメントあたり数百万本単位で出荷され、それぞれにおびただしいデザイン・ヴァリエーションが存在します。
たとえばこういう感じ。
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もう、お分かりのことと思いますが、
レトロなドーム型文字盤をフィーチャーしたこの「セネターシックスティーズ・パノラマデイト」とは、
GO本来のルーツであるGUBへの回帰なのです!

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しかも60年といえば、フラワームーブメントやヒップ・カルチャーなど総天然色の時代で、こういうメタリック・カラーが流行色として社会にあふれていました。
このように、ブランドが本来的に持っていた真のオリジナリティーを極めること、洗練すること、それこそがまさにブランドがブランドたりえるために、進むべき方向性なのではないでしょうか!!

お洒落なインデックスだって、実は歴史的なお約束通り。下が60年代のオリジナル。
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GOが目指したのはオリジナルに忠実でありながら、さらにシックな高級感を加えた美しい文字盤でした。
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ホワイトゴールドの時分針は、ドーム型文字盤の彎曲にそって微かな曲率を加えられ、さらにスーパールミノヴァで強調表示されております。風防は無反射コーティング。自動巻き。ステンレス・スチールケースといえどムーヴの仕上げに手抜きはなく、グラスヒュッテ・コート仕上げにスワンネックも採用。資料ではドル建て$9,200とありますから、日本定価はおそらく100万円を切っているはず。
サイズ的には42mmと大き目ですが、アウトサイズデイトをあきらめれば、39mm径の「セネター・シックスティーズ」があり、こちらは昨年まではSSケース&シルバーダイヤルで787,500円(税込)という設定でした。

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というわけで、セネター・シックスティーズ・ブルーダイヤル、なかなか好感が持てる作品ではないでしょうか?
ま、GUBのオリジナルのほうでしたら、今ならネット・オークションで3万円くらいで買えちゃいますけどね(笑)。。。。。



さて、さらに見ていきますと、こうした好ましい方向性の追求はレディース・ウォッチにおいても非常に顕著だったりします。
60年代~70年代のGUBレディース時計の特徴の一つであったクッションケースへのオマージュから生まれたPavoninaがそれです。
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実はこのデザインのルーツはGUBのさらに50年前、グラスヒュッテにあったウロファ(Urofa)が1927年に製作を始めた女性向けに特化したフェミニンな腕時計なのです。このUrofaも戦後にGUBへ再編されますから、GOにとっては三世代に連なる大いなるルーツに他なりません。
GOはここにもうひと工夫を加え、手首にぴったりとフィットするよう、ラグとケースの接合部分にフレキシブル・ラグを採用(特許出願中)しております。
下の画像はGUB時代のクッションケース時計。グラスヒュッテ・オリジナルの、まさにその"オリジナル”なわけです(笑)。
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そして極め付きはコチラ、Pavoninaのハイエンド・ウォッチを紹介して、この記事の締めにしたく思います。
RGケースにクジャクの尾羽をイメージした98個のダイヤを文字盤に、そしてケース外周には114個のダイヤをあしらった美しい作品です。
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サクッと書こうとしたのに、GUBとか調べ始めていたら、すんごく時間かかってしまった・・・・
うう~やることいっぱいあったのに・・・ちょい鬱。。。。。

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by a-ls | 2013-08-27 17:25 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)

GOの新工場

現在、ランゲ&ゾーネはグラスヒュッテの本社前に新工場を建設中ですが、この度グラスヒュッテ・オリジナルも新工場を作り、その内部が公開されました。

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しかしそれはグラスヒュッテから遥か遠く離れた南ドイツのフランス国境近くの街プフォルツハイムに設立され、しかもGO専用の文字盤工場なのです。

まずは公開されたHPの画像をご覧ください。
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言うまでもなく、グラスヒュッテ・オリジナルはスウォッチグループ(旧SMHグループ)の傘下にありますが、SMHがもともとは協同組合的な同盟関係団体としてスイスの時計産業を牽引してきた企業グループであったという歴史的な性格もあって、スウォッチグループの大きな特徴には、時計ブランドだけでなく、ETAやレマニアなどのムーブメントメーカー、さらには文字盤やヒゲゼンマイといった部品メーカーをも傘下に加え、グループ内への部品供給を安定させるとともに、グループ外のライバル他社への部品供給を制限するなどの戦略をとってきたことが挙げられます。

たとえばわがランゲ&ゾーネの場合、いくら工場を新設しても時計師を増やしても、年間供給本数がなかなか増えない原因のひとつに、文字盤やケースなどの、外部発注部品の供給の遅れがあるそうです。年間計画に沿って、ムーブメントを予定どおりに完全に組み上げても、文字盤がなければ製品にはなりません。
その良し悪しは別としても、先代ハイエックさんのスゴイところは、グループを単なるブランドの集合体としてではなく、時計を作るという機能に特化した、非常に合理的な分業システム化した一大グループに構築していった点でしょう。

今回のGOの新工場も、グラスヒュッテという土地にこだわることなく、部品供給を優先させるという実に合理的な、スウォッチグループ的な考え(笑)が、反映されていると思います。



しかしこの場合、もうひとつの微妙な問題も絡んできます。
グラスヒュッテには、その個体の部品の地元調達率が、あるパーセンテージを下回ると、グラスヒュッテ製の時計と呼んではならないという取り決めがありまして、過去、ミューレ・グラスヒュッテがこれに引っかかってモメたことがあります。
また、パテック・フィリップがジュネーヴシールを離脱せざるを得なかったのも、これに近い問題のためです。
PPシールの設立に関して、一部では、慢心したPPの暴挙のように受け取られているようですが(笑)、事実はまったく違っていて、コスト管理とクオリティー向上のため、やむを得ずジュネーヴ外からの部品調達が増えたことに対してジュネーヴサイドが下したペナルティーへの対抗措置だったのですが・・・PPシールにつきましてはまたいずれかの稿で・・・

そして、この文字盤工場の最初の大きなプロジェクトとなるであろう、新しいSenator Panorama Date Moon Phaseがそのベールを脱ぎました。

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        なるほど、美しいダイヤルです・・・。
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しかし、グラスヒュッテにこだわって生産効率があがってこないのと、そこにはこだわらず、あくまでも供給効率を高める戦略と、ユーザーにとってはどちらが“良い”のか・・・非常に悩ましい問題でもありますね。
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by a-ls | 2013-03-31 12:38 | グラスヒュッテ・オリジナル | Trackback | Comments(0)