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カテゴリ:ジャケ・ドロー( 13 )

ジャケドローの至宝、パイヨン・エナメルの新作

ジャケ・ドローが守り抜いてきた装飾技術の宝物、パイヨンエナメルに6種のニューモデルが登場した。
工芸文字盤が注目を浴びる昨今、シャンルベやクロワゾネやミニアチュールはいくつかのブランドで製作されてるが、このパイヨン装飾の技巧を再現しているのは、現在のところこのジャケドローのみなのだ!

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https://watch-media-online.com/news/786/




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by A-LS | 2017-06-22 07:20 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

Jaquet Droz 2015バーゼル新作展示

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シャンルベとクロワゾネの水面に浮かぶ蓮の花の立体感に満ちた造形、たおやかに遊ぶ鯉…。
発表されるたびに数寄者の目を楽しませてくれる”Petite Heure Minute Relief”シリーズ。今年の新作は、中華名庭から写し取った池をイメージしたかのような「Carp」でした。丁寧で贅沢な仕事は目をみはるばかりです。裏面のローターにまでエナメルの池と彫金の鯉をあしらい、これまでのシリーズ最高傑作といえる完成度でした。
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さて、前回のブログでお伝えしたように、今回は別枠でジャケドローの2015新作を実機写真でご紹介していきます。
まずは「チャーミングバード・スペシャルナイト」時に展示されていた、オートマタ仕様の「LADY 8 」。
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詳細&動画はコチラを見て欲しいのですが、最大の魅力であるオートマタを会場で作動させるとギャラリーから思わず感嘆の声が上がるほど、面白さと美しさをあわせもつにピースでした。

続いてはジャケドローの「Les Ateliers D'art」から。
この技法においては他ブランドの追従を許さない”パイヨン・エナメル”の新作紋様「ブルー・パイヨン」に、初めての39mm径がラインナップされたことが、実に興味深かったです。(下の画像の上段)
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もちろん「GRANDE SECONDE」ヴァージョン(43mm径)もあります(下段左)。しかしながら、それぞれ世界限定8本・・・・溜息です。。。。


そしてご記憶でしょうか、数年前の「Only Watch」オークションに出品された”バタフライ”が、背景のミニアチュールのモチーフを変え、そしてさらに彫金をブラッシュアップしてカタログに登場しました。「Petite Heure Minute Batterfly Journey」、こちらも8本限定なのですが・・・、
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今作では微妙に描き分けられた以下のような8シチュエーションが用意されているそうなので・・・、
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8×8本分のチャンスがあることになります!!


さてその他、目についた作品をランダムに。下の画像をご覧ください。
上段、「Grande Heure Minute Quantieme]ブルーダイヤル(43mm)と同じくホワイト・ダイヤル/ブルースチールハンド(39mm)。
中段、Astrale「The Eclipse Aventurine」ダイヤ巻(39mm径) と「The Eclipse Silver」(43mm)。


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下段、「Grande Seconde Sunstone」 と「Lady8 Sunstone」。


さらに、銀座ブティックに1点だけ入荷した「Astrale Grande Heure GMT」のレア・ピースは、まるでクリムトの絵画の背景のような輝きを持った貴石(Gold Pietersit)+MOPダイヤル(下の画像・上段)で、圧倒的な存在感を放っておりました。
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まだまだ続きます。清楚な貴石ダイヤルが映える「Grande Seconde Pietersite Model]」(43mm)、28個限定、(画像下段左)。
珍しくスポーティーなモデル「Grande Seconde SW Chrono」(45mm)、(画像下段右)。


あまりサイズが大きいと個人的にはつらいのですが、39mm径が登場してきたことで、非常に現実味がでてきました。
どのモデルもデザイン的に、(そしてコスパ的にもw)、実に印象深いものでした。


そしてそして、今回の大トリがコチラ。
今年のジャケドロー新作の目玉のひとつであります、「Grande Seconde Dead beat」です。
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RGケース、アイボリーのグランフー・エナメル文字盤。自動巻き。40時間パワーリザーブ。 径43mm。 世界限定88本。
動画も押さえてきました。秒針本来の1秒分のステップ運針をカムに溜め、1秒ごとに放出するという、見ていて飽きない動きは言うまでもありませんが、この動画のもうひとつの見所は、デイト表示がレトログラードだということです。




どんなに目を凝らしていても、31日から1日がそのまま単距離を突き抜けているようにしか見えませんが、しかし、その移動は秒針のカシメに遮られるため不可能ですから、31日から1日へ、まるで手品のようにレトログラードしているのです。


造形、デザイン、素材、技巧、そして機構と、ありとあらゆる面に対して野心的な展開を進めているジャケドロー。
しばし目の離せないブランドであることは間違いないでしょう!!











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by A-LS | 2015-06-09 23:49 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(1)

ジャケドロー 「チャーミングバード・スペシャルナイト」



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このような、有難い機会にお招きいただきました。
感謝・感謝です。
銀座のハイエックセンターにいそいそとお伺いしました。。。



2013年に発表され大変な話題となった作品ですが、シンギングバード機構を腕時計に組み込むという、実に困難なコンセプトゆえか、この最終形の誕生までに2年という時間が必要だったようです。
なにしろ、「シンギングバード」という機構には、通常の腕時計を動かすギアやバネ以外に、ピストンのバネやら空気ポンプやらといった、いわゆる”ふいご”の仕掛けが必要で、それらを47mmのケースの中に納めるわけですから、本当に凄い技術が必要なわけです。

まずは基本構造を、2013年発表当時の動画で紹介します。
時計というよりも、”ミュージカルボックス”というほうが妥当かもしれない、緻密で異質なムーブメント空間をご覧ください。





カクテルタイムの間、「チャーミングバード」の実機は鳥かごを模した収蔵ケースの中に、厳かに展示されておりました。
そしてイベントはスウォッチ・グループ・ジャパンCEOのクリストフ・サピオ氏らのスピーチで始まりました。
中国でブレイク中のジャケドローですが、こうしたイベントに立ち会わせていただくと、日本でもファンが着実に増えていることを実感します。


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世界最年少のジャケドローVIPでしょうか、すべての時計をすごく熱心に撮影されていらっしゃいました!
末恐ろし(笑)。。。


さて、これは動画でなければならないと、不慣れな動画モードで押さえました。





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帰り際に、たくさんの写真で機構を説明した素敵なブックレットを戴きました。
それよりますと、
・サファイアダイヤル
・18K のRGとWGの2種
・シンギングバード・オートマタのメカニカル・ムーブメントは手巻
 (フル巻き上げで45秒間のオートマタが作動。プッシュボタンによりスタート、停止が可能なトリガー・メカニズム)
・時計ムーブメントは自動巻
・38時間のパワーリザーブ
・47mm径
・RG/WGそれぞれ28本の限定製作

価格のほうは4千万円強というなかなかのお値段のようですが(ご興味ある方はブティックに要確認お願いします!)、しかしこれだけの機構を内包したものであることを踏まえ、もしこれが他の雲上ブランドから出た場合をイメージした場合、きっとこのような値段では収まらないような気もするので、ある意味、お買い得ではないかと本気で思ってしまいました。(笑)。や、マジで。。。。。












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by A-LS | 2015-05-28 04:09 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

Jaquet Droz 新作

Fabergéを書いた際もそうだったのですが、バーゼルで発表された装飾系時計をひとつのブログにまとめて、ちゃっちゃとやっつけようと書き始めてはみるのですが、なんかいろいろと多岐な情報に触れたくなり、そのため時間がかかり、で、結局だんだん後回しになり・・・という悪循環が生じるパターンが多いので、これは普通にブランド別にまとめるのが、一番合理的ではないかということに思い至りました。

というわけで、Jaquet Drozから行きます!

まず今年、一番目を引いたのが、 「LADY 8 FLOWER」でしょう

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中央におかれた「蝶」が印象的な文字盤は、手作業による彫刻(ギョーシェ装飾)とエナメル彩色が施された18Kレッドゴールドのプレートをベースに、グランフー(高温焼成)エナメルの細工を加えた蝶の彫金細工をセットしたもの。
ケースは、ベゼル上に114個のダイヤモンド(1.43カラット)を施したRGケース 。
そしてこの時計の最大のポイントが12時上の小さいドームで、そこには、花が開花する機械式オートマタムーブメント が組み込まれています。
アジア市場からの後押しもあってか、文字盤のデザインが「8」の字に見えることを重視してきたジャケ・ドローですが、このレディース・シリーズでは、ついに時計ケース全体で「8」をモチーフ化したことがわかります!

「8」の上側の○をイメージしたドームの中では、すべて手作業によるエナメル彩色と彫金が施された18Kの花びらが開閉すると、その中央にはブリオレットカットのダイヤモンドが見え隠れするという仕組みになっています。38時間パワーリザーブ。 径35 mm。 世界限定28本。

SIHHではリシャール・ミルが発表した花が開閉するオートマタが話題になりましたが、オートマタの大先達であるジャケ・ドロ―の名を冠するこちらからも、非常に似たコンセプトの作品が発表されたのはとても面白いですね。

ブランドが製作した動画をご覧ください。ちょっとアーティスティックなものですが…




この動画で使われているモデルは、ダイヤの文字盤をベースにした蝶と蓮の花弁(これもアジアにとって特別な花)との組み合わせで、上で紹介した画像とは別パターンのモデルですが、どのようなヴァリエーションがあり、そしてそれらが何本ずつ作られるのか、まだちょっと調べきれておりません、すみません。

そして、短い動画ですが、動きがズバリわかるのはこちら・・・。
カタログやオフィシャルHPにあるのは、この蝶と花弁のパターンですね。


バーゼルではこれ以外にも蝶と黄金虫のパターン(画像下)など、いくつかのヴァリエーションの紹介があったようです。
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要は、2時位置のプッシャーを押すと、まずパッと花弁が開き、それがガバナーの巻き上げで元に戻って花弁(もしくは羽)を閉じる構造のようですね。




参考として、リシャール・ミルの花弁が開くオートマタ画像も貼っておきましょう(リシャール・ミルGINZAさんの動画から)。こちらはプッシャーで起動もできますが、自動でも5分に一度のペースで開閉を繰り返すオートマタです。


ちなみにこちらは一億超えの作品ですが、ジャケ・ドローはおいくらなのでしょう???

そして、さらに、”ちなみに”なのですが、
こうした花弁が開くパターンは、それこそ冒頭にも触れたFabergéのインペリアル・イースター・エッグの基本的な構造でもありまして、その動画もオマケしちゃいます・・・。


・・・てな感じで、お知らせしたい情報が溢れ出し、本論がどんどん横道にそれていく傾向があるため、なかなかまとまらないわけです(笑)。


さてさて、この「LADY 8 FLOWER」は、ここ数年ジャケ・ドローが発表してきた「蝶」「小鳥」「馬」などの集大成といえるかもしれませんが、その一方でそれら作品の母体となっていた「プティ・ウール ミニット レリーフ 」シリーズからも素敵な新作が発表されています。テーマは「蓮の花と鯉」です。
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鯉と池とその水紋とを表現したかのような裏側のローターまでもがアート!!


これ以外にも、今年のジャケ・ドロ―には「グラン・セコンド・デッドビート」という機械的に面白い作品がありました。
デッドセコンドで動く独立したセンターセコンド針を中心にデザインされた「8」の字は、上の○が時分針で、下の○はポインター針がレトログラードで動くデイト表示となっています。文字盤はアイボリーのグランフー・エナメル文字盤。RGケース。 自動巻き。40時間パワーリザーブ。 径43mm。 世界限定88本。

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さらに装飾系では、懐中時計のケースにパイヨン装飾を施したシリーズなど、非常に意欲的な新作が多くみられます!
詳細はオフィシャルHPでもご確認ください。
http://www.jaquet-droz.com/ja/collections/novelties

しかしまた、オフィシャル・カタログにも載っていない作品もいくつかあるようです。
たとえば、うずらの卵の殻で組まれたモザイク画を文字盤にした時計(下の画像を参照!!)などもニュースになっていましたので、
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下に貼付したバーゼルワールドでのジャケ・ドロ―・ブースで録画された動画(進化した”さえずり”を聴かせるチャーミングバードも出てきます!)をご覧いただき、いろいろ妄想して(笑)、そして銀座ブティックに乗り込むか、お電話しましょ!!



Jaquet Droz Boutique Ginza

Nicolas G. Hayek Center, 7-9-18 Ginza, Chuo-Ku
104-8188 Tokyo
Tel: +81 3 62 54 72 88
Fax: +81 3 6254 7506
Site: www.swatchgroup.jp/boutique
営業時間Mon-Sat 11.00 am - 8.00 pm Sun & Holidays 11.00 am - 7.00 pm









次はいつになるかわかりませんが、ハリー、エルメス、ショパール、ブランパン、それに刺繍文字盤の続報などなど、頭に中にはブログの”構想”だけはいっぱいありますので、気長にお待ちくださいませ・・・。





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by A-LS | 2015-04-18 13:36 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

未年!

ジャケ・ドロー連投ですが、このシリーズを見ますと、これまたひしひしと年の瀬を感じます。。。。

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作品名「Petite Heure Minute Relief Goats Red Gold 」
山羊×3頭の細密彫金!!   もちろん手仕事。

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裏にも美事な仕事(横顔)が・・・

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ちなみに、ダイヤルはシャンルベ・エナメルに時分針のサブダイヤルはオニキス。
41mm径。


28本限定。
ちなみにレディースのカテゴリーなんだそうです。





ものはついでということで、
前から気になっていた、こちらのトゥールビヨン動画も貼っちゃお!







ちょっと魅かれる形状&動作でしょ…
”工芸文字盤やオートマタだけじゃないんぜ、ウチは!”という作品。。。。





ということで、
以上、年の瀬ジャケ・ドロー祭りでした(笑)。













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by a-ls | 2014-11-28 06:07 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(5)

プレシャス・ウォッチ・コレクション2014 ~at ニコラス・ハイエック・センター

先日22日、ニコラス・G・ハイエック・センターの14階にあるパーティ・スペース「シテ・ドゥ・タン・ギンザ」で開かれた「プレシャス・ウォッチ・コレクション」にお招きいただきました。

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スウォッチ・グループ・ジャパンCEOのクリストフ・サピオ氏のご挨拶の後、スイスといえば、モントレー・ジャズ・フェスティバルなど”ヨーロッパ・ジャズ”のメッカとしても知られるだけあって、会場には軽妙なジャズ・トリオの生演奏が流れるというスイス的な演出の中、日本では希少なスイス・ワインが”白”も”赤”も惜しげ気もなくゲストに振る舞われます。

会場壁面には、グループを代表する各ブランド、ブレゲ、ブランパン、オメガ、スウォッチ、ジャケ・ドロー、GOなどからの2014年新作が飾られ、味覚・聴覚を愉しみながら、ゆっくりと時計を見ることができました。

下はジャケ・ドローの作品。
写真右上の3点は「グラン・セコンド・カンティエーム・アイボリー・エナメル」。採用されてるのは安定していると評価の高いジャケ・ドロ―のエナメル・ダイヤルなのですが、サブダイヤルは嵌め込みではなく、エナメルの塗り重ねによって生まれた段差を利用した一枚もの。素晴らしい技巧です。

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貴石を使ったダイヤル、そしてレディースなど、いつもながら、なかなかに見どころのあるコレクションです。

そんな中かなり惹かれた”1本”がこちら!!
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ボールペンなのですが、まるで陶製のようにしっとりとした地肌、そしてなんと、ペン尻は”エナメル”製なのだそうです!!

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とてもお洒落な逸品です。



そしてやっぱり見逃せないのが、”わが陣営”の一角、グラスヒュッテ・オリジナルです!
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中でもひときわ目を引いたのはこちら!




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「セネタ・マニュアル・ワインディング・スケルトン」です。
グラスヒュッテ時計ではあまりなじみのないスケルトンですが、これだけの細工で400万円以下というリーズナブルぶりは驚愕もの!!






ご興味お持ちの方は、
ぜひご覧になってみてください。













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by A-LS | 2014-11-24 20:49 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(2)

Lady 8

お菓子を目当てに出掛けたわけではありません(笑)。
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近年その装飾工芸技術の進化から、ジュエリー・ウォッチでの評価も高めているジャケ・ドローですが、新たに発表されたレディース・ウォッチ「Lady 8」の全モデルのお披露目にお呼ばれしてまいりました。

折しもニコラス・G・ハイエックセンターで開催されていた「スプリングフェア “Watch Blossom~ウォッチ・ブロッサム 2014”」に合わせて、同センター内のジャケ・ドロー・ブティックで行われたものです。

綺麗にデコレートされたショーケースの中に、この日の主役である3本の淑女(Lady)が・・・
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ジャケ・ドローといえば、代表的な『グラン・セコンド』シリーズなど、”8”の字デザインが幸運(=無限大・末広がり)のシンボルとしてアジアでも好評なのですが、もともと文字盤上で構成されていたその”8”の字デザインを、今回は文字盤とベゼルからの延長ラインで囲まれた貴石とで構成したわけです!

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わかります? 文字盤の8の字(左)と、文字盤と貴石での8の字(右)。これはまた平面から立体への進化でもあります!


ケース径:35mm。ケース厚:12.7m。68時間パワーリザーブの自動巻きムーブメントで、装飾とケースのセレクトから「Lady 8」には3つのヴァリエーションがあります。
ちなみに、それぞれの貴石は、指で触れてクルクルと回転させることができるのです。

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では、ひとつひとつご紹介です。
まずは、文字盤のマザー・オブ・パールと、大玉の真珠を合わせたWGケース「Lady 8 18KWG White MOP」。
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曲線のみで構成されたフェミニンな時計、このモデルのみ、ダイヤが文字盤を囲んで、ブルースティール針との美しいコントラストを見せてくれます。

RGケースで、褐色の真珠(チョコレート・パール)を合わせたのが、「Lady 8 18KRG Art Deco」

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ラグを省き、貴石を囲むラインとベゼルラインとを交差させて滑らかに描かれたアーティフィシャルな”8”には、これまでにないエレガンスな立体感が際立ちます。

最後は、SSケースにアベンチュリンの文字盤と貴石をあしらい、宇宙的な装いさえみせてくれる「Lady 8 Aventurine」。 

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また、”8”の字デザインは、このモデルのために特別に作られた新デザインのD-バックルにまで徹底しております!

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もちろん、リューズ・デザインにまで繊細な心遣いが溢れています。
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レディース・ウォッチとはいえ、
ここ数年のエナメル・ダイヤルのクォリティーをはじめ、素晴らしく進化していくジャケ・ドローのアート・ウォッチ・ラインを堪能できた展示でした。






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by a-ls | 2014-03-12 13:53 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

「Petite Heure Minute」 from ジャケ・ドロー

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少し前のことになりますが、「 ジャケ・ドロー・ アート・ダイアル ・コレクション・フェア」という、カタログの中でも、”Ateliers d'Art Watches”と呼ばれる時計を中心にコレクションされたイベントにお招きいただきました。
「アート・ダイヤル~」というそのイベント名の通り、会場となった銀座ブティック内には芸術的なクォリティーに仕上げられた珠玉のダイヤルをもつタイムピースの数々が展示され、街を包むクリスマス・ムードと相まって、実に煌びやかで素敵なイベントでした。
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そのなかでも、まず目を引くのはやはり『Ateliers d'Art Watches』の中核をなす「Petite Heure Minute (プティ・ウール・ミニット)」シリーズでしょう。
このシリーズは、さらに大きく3つのラインにわけられます。

前回当ブログ紹介したパイロン・ダイヤルもそのラインひとつで、「Petite Heure Minute Paillonnee (プティ・ウール・ミニット・パイオン)」と呼ばれます。
今回はボルドー・カラーの作品が展示されていました。
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 前回の作品とは製造工程が異なるようで、シャンルヴェがない代わりに、深みのある紫に焼き上げられた、色エナメルと釉薬配合の妙を鑑賞することができます。
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残るふたつのラインですが、まずは、白地のエナメルの上に彩色し、細密なドローイングを施したシリーズが「Petite Heure Minute(プティ・ウール・ミニット)」として、このラインの基本となります。 今回のイベントでは、レディース・モデルからブルーバードにフェニックス…
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来年の干支である馬をはじめ、虎や鷹などが展示されておりました。
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ま、こういうこと(↓)です(笑)。
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※ちなみに、ジャケ・ドローの時計は”シリーズ名+素材(特徴)名であらわされることが多いので、たとえば前回紹介したの緑色のパイロンの名称は「プティ・ウール・ミニット・パイオン・ダークグリーン」、そして上のブルーバードの小鳥ちゃんは「プティ・ウール・ミニット・ブルー・パード」となりますので、このルールを頭に入れておくと、カタログの系統が大変解かりやすくなります。


「Petite Heure Minute」の カテゴリーで最後のシリーズが、彫金などによる造形をダイヤル上にフィーチャーした「Petite Heure Minute Relief (プティ・ウール・ミニット・レリーフ)」シリーズとなります。

そして、間違いなく、今回の展示のメインのひとつでもあったのが、こちらの2本です。

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大きな意味では、以前にご紹介した「the Bird Repeater」もこのレリーフのラインにくくられると言ってもいいかもしれません。
もともとブランド創設者のピエール・ジャケ・ドロ―が「オートマタ」という機械仕掛けの自動人形の創作を得意としたことや、「シンギング・バード」という造形の鳥がさえずるオルゴールのような置物をヨーロッパに大流行させたブランドでもあるという歴史もあって、鳥をモチーフにすることには大変な熱意をもっているようで、この作品の完成度もただことではありません。

しかし、この羽の細密さ・・・
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親鳥の口にはエサまで!!
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言い忘れましたが、下地はMOPで、背景の絵は金彩を嵌め込む象嵌技法によって描がかれています!!!
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もう一方も、下地はMOPで、オブジェはゴールドです。
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象嵌はありませんが、彫金の立体性がものすごいことに・・・・。
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というわけで、超スゴイ、2本!
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パイロン・アレンジのケーキ(あとで切り分けておいしく頂きました!)、そしてケータリングに音楽生演奏まで、本当に心のこもったおもてなしをいただき、あらためてジャケドロー・スタッフの暖かさとセンスを感じたイベントでした。
しかし、ここ数年、ジャケドローのダイヤル完成度の進化には本当に驚かされるものがあります。 それは今回紹介した工芸的なダイヤルだけでなく、シンプルなアイボリー・エナメルはもちろんのこと、特に、単色のブラック・エナメルでは他社を圧する安定感を実現していますので、いつかじっくりと紹介してみたいと思います。




さて、今年も一年間、ほんとうにありがとうございました。

2013年はこのブログが最後になるかもしれませんので、
最後に来年に向けたジャケ・ドロ―の極め付けをお届けします。

※ここから下で紹介する時計は、今回のイベントに展示されたものではなく、次なるバーゼルのためのにHP等で先行発表されたものです。


そのアプローチ的には、今年の”Only Watch”に出品された175周年記念時計の「ラブリー・バタフライ」のスペシャル版に近いと思われますが、

ここまで紹介してきた3つのシリーズのうち、「Petite Heure Minute(プティ・ウール・ミニット)」と「Petite Heure Minute Relief (プティ・ウール・ミニット・レリーフ)」の2つを、2014年的なテーマで合体させた作品で・・・


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万里の長城+馬・・・
つまりはそういうことです(笑)!

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裏も手抜きなし!!

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チャイニーズっぽすぎるのが苦手な方には、こういうパターンも。。。

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裏はちょいホラー・テイストだぞ(笑)

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というわけで、

これらの馬を御年賀状代わりといたしたく・・・
みなさま、良いお年をお迎えください。








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by a-ls | 2013-12-31 16:20 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)

ジャケ・ドローの「Petite Heure Minute Paillonnee Dark Green」

銀座は徐々にクリスマスモードが高まってきております。
もちろんコチラのセンターでも。
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見たい時計もあったので、週末にニコラス・G・ハイエックセンター14階 イベントホール「シテ・ドゥ・タン ギンザ」で開催された「Precious Watch Collection 2013(プレシャス・ウォッチ・コレクション)」にお邪魔しました。

ところがこちらのセンター、写真撮影にウルトラ厳しく問答無用で不可なので…(なぜなのでしょう…絶対に販促にもつながると思うのですけどね…)、別の機会に撮影したものと合わせてご報告します。

その時計とは、
ジャケ・ドローPetite Heure Minute Paillonnee Dark Green(プティ・ウール ミニット パイオン ダーク・グリーン/Ref:J005033245)です。
ケース径:43mm。ケース厚:11.48mm。ケース素材:18KRG。防水性:3気圧防水。
ムーブメント:自動巻き、Cal. JD2653、毎時28,800振動、68時間パワーリザーブ
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で、なにがすごいかというと、このダイヤルなんです! 
「ダーク・グリーンカラーの"高温焼成"パイヨン・エナメル・ダイアル」!!
エナメル大好物のわたしですが(笑)、ジャケドロ―の名物”パイヨン・ダイヤル”を、初めてじっくりと拝見してきました!!!

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「パイヨン(pillon)装飾」というのは高度なエナメル技法のひとつで、「金粉」を意味するフランス語を語源としていることから解かるように、18世紀のフランスで発展した技術だそうです。
まず、基板となる金属板にエナメルを塗布して800度以上の高温で焼き上げ下地を作ります。そこに、定型の紋様状にカットされた金箔片を規則的に貼り付けていきます。そしてその上に透明なエナメル釉をさらに塗り重ね、再び高温で焼き上げること(下地と合わせて最低でも8回以上の焼きが必要)で、エナメルとエナメルの層に挟まれた金箔片が幾何学的な美しいパターン装飾を作り上げるという技法です。

この伝統技法を懐中時計のケースなどに積極的に取り入れ、18世紀フランスの富裕層の間に大流行させたのが、誰あろう、このブランドの創始者ピエール・ジャケ・ドローその人なのです。

今回この時計に使われた金片は、18世紀から試験管に収められて伝えられてきた貴重な品で、数百種にもおよぶ定型の金片(星型・菱型など)が、すべて番号で管理されているのだそうです。写真はその試験管の実物と番号化された金片です。
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しかしこのパイヨン技法も20世紀には衰退に向かい、21世紀を迎えた頃には、この技法を今に受け継ぐのはスイスにあるわずか2つの個人工房のみといわれ、もはや絶滅寸前でしたが、創業者ジャケ・ドロ―が当時の最高級品質にまで高めた技法という経緯から、ブランドとしてのジャケ・ドロ―は、復興直後からこのパイヨン装飾文字盤の製作に着手し、2工房のうちのひとつでスイスのローザンヌ郊外にアトリエを構えていたアニタ・ポルシェ女史の手によって、ついにそれを成し遂げます。
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上の2点の画像はアニタ・ポルシェ女史とのコラボレーションによる初期ジャケ・ドローのパイヨン・ダイヤルと懐中時計のケースです。
当時は彼女にしか出来ない特殊技法の芸術作品であるといわれました。パイヨン装飾に加え、ベースの金属板にはシャンルベの技法も加えられています。


最近では、ヴァン クリーフ&アーペルの名作シリーズ、「ミッドナイト 4 ヴォワヤージュ」の4本組時計などにもパイヨン技法が使われていましたが、今は亡きドミニク・バロン女史が指揮した工房の製作過程の動画(↓)を見ますとベース板に円形の箔を載せ、それをカッティングして背景のベースとしていますので、本来の意味でのパイヨンとは微妙に異なりますが、非常に興味深い動画ですので、ぜひご覧ください。
http://www.vancleefarpels.com/jp/ja/article/1440/paiyon-enameru

今回のジャケ・ドロ―の文字盤では、18世紀に流行した「パイヨン装飾」のお約束通りに、まず放射線状のギョーシェ彫を刻んだ金属板の上にエナメルを焼きつけ(シャンルベ技法)、そこに十字を重ねたような紋様の金属片を規則的に並べています。(下の写真で、薄っすら黒く見えるのがギョーシェの溝です)
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18世紀、ジャケ・ドロ―の工房職人らは高級装飾の分野では最先端技術を誇っていました。
パイヨン装飾で飾られた懐中時計ケースやシンギング・バードなど、エナメル画を含む高度な技術と芸術性とによって、不動の名声を築き上げていたわけです。
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そして現在のジャケ・ドロ―は、先日の「バード・リピーター」や今回の「プティ・ウール ミニット・パイオン」など、かつて自らの創業者らが18世紀に獲得した歴史的な成果を、現代の時計製作に傾注し、さらに新たな芸術性を生み出すことに惜しみない努力を続けています。常にブレることのないその姿勢はとても好感が持てます。

そしていま、この「パイヨン・ダイヤル」は、アニタ・ポルシェ女史の工房からではなく、ついに自社工房の若き技術者たちの手によって生み出されました。
ブランドとしてのジャケ・ドロ―は絶滅の危機に瀕していた18世紀の技術を見事に復活させ、ラ・ショード・フォンの本社工房において見事にその継承を成し遂げたのです。


ここまで徹底してやって、4,347,000円(税込)という(他ブランドと比較して)たいへんに良心的な価格は、正直、これは本当にスゴイと思う次第です。





いつかグサッとささるような紋様とエナメル色のパイヨン・ダイヤルが出たら、
イってしまいそうな予感がします(笑)・・・







もっともっと評価されて然るべき作品だと思うのですが…如何でしょうか?
















機会がありましたら、現行の時計業界の中にあって、ジャケ・ドロ―が圧倒的なアドヴァンテージを誇っている「ブラック・エナメル」を含む、特殊ダイヤルの時計たちについても触れたいと思います。
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by a-ls | 2013-11-25 00:21 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(4)

ジャケドロ―のOnly watch

今年9月にモナコで開かれる予定のチャリティー・オークション「Only Watch 2013」。
以前、パテック・フィリップの5004チタン・ケースの出品をご紹介しましたが、各ブランドの出品作品が出揃う中、面白いと思ったのが、最近ちょっと気になっているジャケ・ドローです。

まず出品作品のオリジナルをご覧ください。
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28本限定の美しいエナメル彩色ダイヤルの作品です。

それが、Only Watch用のスペシャル版として・・・
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背景の書き込みが増えた…だけではありません。
蝶がゴールドにエングレーヴされまして…
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さらにガラス絵具で彩色を加え…
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ダイヤルにセットされますと…
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なんと3D化された蝶が文字盤を舞う、素晴らしい作品となりました!

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うーん、

実物を見てみたい一本です。
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by a-ls | 2013-07-20 19:41 | ジャケ・ドロー | Trackback | Comments(0)