隣の芝生・・・
7月3日に銀座のランゲ・ブティックが移転オープンしたのはすでにお伝えした通りだが、移転先は元ダミアーニのブティックがあった物件で、そこを同じリシュモン・グループに属するジャガールクルトとランゲ&ゾーネが借り、壁で二つに仕切って互いにブティックをオープンした形となっている。
ということで、お隣さん同士に見えるランゲとジャガーのブティックは実際はひとつの物件で、もちろん、互いのブティックのスペースはほぼ同じということになっている・・・ハズなのに、一歩足を踏み入れた印象では、ジャガーのほうが断然に広ぉぉぉぉぉ~く感じるのだ(笑)。
ジャガールクルトの日本初のブランド・ブティックなので非常に気をつかって作ったのだろうが、なんかパリ辺りのヨーロッパのブティックにでも入ったような、とっても良い感じなのだ。
ドイツ製の什器は、さすが質実剛健で(笑)、流麗軽快なスイスの什器と比べると1個1個がデカイくスペースを喰っちゃっているのではないか?
ドイツのものは機能を優先しちゃうので、奥行きもまちまちなのか、壁面に対して凸凹が多いからではないか?
スペースの中心に存在するかなり大きな仕切り壁のせいではないか?
もしかしたら。。。。図面の段階から分割線がズレていたのではないか?(笑)
など、諸説が囁かれているが、2店の容積は実際ほとんど変わらないのだという。
あと面白いのは、銀座の”ところてん事情”である。
その昔、麦野社長(懐かしや笑)の頃銀座7丁目にあった縦長のオーデマ ピゲ ブティックが銀座6丁目に移って、すっごくラグジュアリーな空間になったわけだが、
旧オーデマ ピゲのビルの、その縦長を活かした空間に移ったのが並木通りにあったダミアーニで、そのダミアーニが出た跡地にこの度ランゲとジャガーが入り、そして今度、今までランゲがあった跡地にやってくるのが、なんとロジェではないというお話である。
話はちと脱線したが・・・
ま、往々にして、隣の芝生は青いのである(笑)。