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Patek Philippe ~Basel新作実機画像④



Patek Philippe ~Basel新作実機画像④



「暦の”顔”を知る」編


パテック・フィリップのカレンダー・モデルというと、多彩な種類があるよう思えて、リファレンスとフェイスが頭の中でなかなか一致しないが、そういう時、時計のフェイスで記憶していくと覚えやすい。ここでは、代表的なカレンダーフェイスのうち3つのフェイスについて、バーゼル新作を整理していくことにする。



5327G・R・J

完全新作というと語弊があるのかもしれないが、唯一3色セットでラインナップされたニュー・リファレンス。
このフェイスにあえて名前を付けるのならば、「サブダイヤル型」かな。


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これは月、閏年、日付、曜日、24時間計など暦に関わる表示のすべてがサブダイヤルの中に収められているモデルで、最も伝統的なスタイルを踏襲したフェイスと言える。現行では5140が同タイプだが、同じ薄型ムーブメント240Qを搭載、では5140との大きな違いはと言えば、インデックスがブレゲ数字となって、ケース径が39mmとちょっと大きくなったくらい・・・。

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しかしあなどれないのが、パテックのブレゲ数字インデックスというのが、実に蠱惑的な艶やかさを放つということ。今年の新作にいやに多用されているこのインデクッス・・・妙に魅かれてしまうのだ(笑)。
で、この5327が今後5140に取って代わることになるのだろう、実際、バーゼル前に発表されたディスコン・リストでも完全に”絶滅危惧種”扱いだった5140だったのだが・・・

5140P-017

プラチナケース+グレーダイヤルという、まさかの新作。これによって5140はプラチナのみで黒もしくはグレーの文字盤からの選択となった。

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このグレーダイヤルの発色は、これまでの既存のグレー文字盤より際立って見えるのだが、早く実機で確認したいところ。





5396G・R

こちらも元はバーインデックスでのデビューだったが、今回ブレゲ・インデックスにリニューアルされて登場した年次カレンダー。

このフェイスに名をつけるならば、「ウインドウ型」かな。

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曜日と月と日付が窓表示されるタイプ。
オリジナルのバーインデックスの端正な印象に対して、やはり艶っぽいなぁ~(笑)。





5496P-015

時計の中心に円状に配された日付表示、月末に針が瞬時に1日に移動する。
名付けるならば、やっぱりその機構名をとって、「レトログラード型」。

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プラチナケースは以前にも発表されていたのだが、よく見ると、特徴とされる日付表示部分までがアプライドのインデックスに!!
(以前はプリントだったよね)

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残るフェイスには、円周上にウインドウを配したもっとも最近確立されたタイプの、いわば「モダン型」(笑)、がある。
リファレンスで言うと、5205のタイプ。
だいたいこの4つのスタイルを頭に入れて整理しておくと、リファレンスなども覚えやすくやすくなるのではないだろうか。





今年はディスコン・モデルも多く、新作にもブレゲ・インデックスが増加気味なのだが、とはいえ、多彩な選択肢を提示してくれるパテック・フィリップのカレンダー・ウォッチは、うん、値段とかさえ考えないことにしておけば、実に目を楽しませてくれる時計なのである。









このシリーズ、
まだ続けたほうがいいですかね?
ちょっと疲れてきた(笑)。




















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by A-LS | 2016-03-25 08:40 | パテックフィリップ