え、まじ!?
そんな中、”え、これはもしや・・・?” と思ったら・・・
ヴィルレの2014年新作、RG42mm自動巻き、パワーリザーブ最長8日。マジでエナメル文字盤っす。
例えばこれも・・・(2010年モデル、42mm径、8日巻、年次カレンダー)
そして、こちらも2010年モデル(8日パワーリザーブの手巻き、エナメル文字盤)
冒頭の2014年ヴァージョンではかぁ~なり進化しているようです。
思えばこれは、同じスウォッチ・グループであるジャケドローのエナメル文字盤の進化過程と非常によく似ております。
ジャケドローのダイヤル製作は自社とのことですが、”ブランパンの文字盤は自社なのでしょうか、外注なのでしょうか?”
どなたかご存知の方がおられましたらご教授お願いします。m(_ _)m。。。
もともとこのグループ、ヒゲゼンマイやキャリバーメーカーといったパーツの会社をグループ内に取り込んで、経費削減&独占を推進してきただけに、このエナメル技術の知識共有が行きつくところまで進めば、そのうちエナメル文字盤の「スウォッチ」とかまで空港やデパートで売られていたりして・・・(笑えない)。
ついでなんで、ブランパンのエナメル、もう少し載せときます(おそらく最初で最後かと思うので…)(笑)。
”カルーセル”という、ゼンマイへの重力負荷を相殺するトゥールビヨンに似た複雑機構を搭載しています。
アップライド・インデックスを打ち込んだ文字盤外周がグランフー・エナメルとのことですが、アップライドを嵌め込むには小さな受け穴を幾つも開ける必要があるので、エナメルでこれをやるのは非常に難しいハズです。昨年の作品で4400万円くらいらしいです。
こちらも昨年のモデルですが、エナメル文字盤を使った懐中時計までもあったりするのです!
しかも、どれもこれも、”え、まじ!”って思ってしまうようなエナメルの出来栄えです。
うーん。。。複雑な心境です。。。。
今年のSIHHでも、「エナメル」という単語を例年になくよく耳にしました。
機械の面での劇的な進化が極限まで至りつつある中、業界全体が”素材”に注目し始めている昨今、かつては特殊文字盤の代表格であったエナメルやその技術を活かした装飾的技法に対し、各社が意欲的取り組んでいることは間違いないようです。
P社の完璧な「黒エナメル」を、ずぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~っと待っ決心をした身としては、
本当に本当に本当に複雑な心境で御座います・・・・・。