今回のドイツの旅程で、印象深かった訪問場所のひとつがホテル・ハイドホフでした。
このお二人にゆかりの深い場所です。
ランゲ復興前夜のこと、ホテル・ハイドホフがお気に入りだったブリュームライン氏とウォルター御大らは、ここのレストランをミーティング場所として、クノーテさんらとともに頻繁に新たなランゲについて熱く話し合っていたという、ランゲの歴史にとっても重要な場所なのです。
グラスヒュッテからは車で20分ほど、ご覧のように周辺には何もなく、風力発電が可能なくらい風の強い場所で、この日は路面も凍結していました。
実は、わたしたちがホテルを訪れることを聞いたウォルターお爺様は、「あ、じゃあ、一緒に行きたい」とおっしゃっていたのですが、当日の天候と外気温が厳しい状態だったために同行中止に。でも、正直この決定をきいて”ホッ”としたくらい寒い日でした。
ランゲさん、ブリュームラインさんたちの指定席だったというレストラン内部の小部屋は、小さな資料展示室のようになっていて、壁面には貴重な資料や写真が額装されていました。
ランゲ&ゾーネの設立記念日(12月7日)の前日の訪問だったということも、とても灌漑深く、滅多に来れる場所ではないので、大変貴重な体験となりました。