アウトサイズ・デイトのインサイド・ストーリー ~「25の裏側」
「それは何でか不思議に思ったことってない?」
という、ま、いまさらと言えばいまさらなトピックが、10月25日付でランゲのFBにポストされました。
そういえば先日の「Kulb LANGE」でも同じ質問がありましたし、実はあまり周知ではないのかな…
で、そのことに関するランゲからの公式ステートメントがコチラです。
「1990年のランゲ&ゾーネ社再興から4年後の1994年10月24日、われわれは、復興ランゲの最初の時計コレクションを公けに向けて発表しました。
すなわち、the LANGE 1, the ARKADE, the SAXONIA、そしてthe Pour le Mérite TOURBILLONの4モデルです。
その発表イベントでは、アウトサイズ・デイトを持つ時計のデイトはすべて25日にセットされました。それはこの発表イベントに参加したジャーナリストたちが即座に原稿を書き、その記事が翌日の新聞に時計の写真入りで掲載されること、すなわち翌日の新聞の紙面を、その発売日と同じ日付を示すアウトサイズ・デイトの写真が飾ることを期待したからです。
そして、これらの新聞はまさに19年前の今日(10月25日に)、発行されたのです。」
その記念的イベント写真が、ランゲのカタログなどでお馴染のコレですね!
さてこの「25」説ですが、実はほかにも諸説ありまして…
さっそくランゲ業界でも著名なFrançois-Xavier氏がランゲFBにコメント投稿しました。
曰く…
「それにはまだ2つの付加的な理由がある。25が24より大きい数だったこと。つまり、24時間計のアワー表示と混同されることがないこと。そしてもうひとつは、「2」と「5」が鏡文字の効果になっていることだ。」
なるほど、そういえばこの2つの説も聞いたことがありますね。
では最後に、もうひとつ別の説を付け加えておきましょう。
これは元ランゲ関係者の某ぺーちゃんから聞いたお話(笑)。
「…どの数字を採用するか話し合ったとき、まず考えたのは、その数字が特定の組織や宗教などにとって特別な意味を持つ数字であってあならないことでした。どんなことにも中立で、しかも見た目が美しい数字を探した結果、それが25でした」
さぁ、どれを信じるかは、アナタ次第(笑)!
ま、意外と、“新聞説が最初にあって、25だと24時間表示と間違えられないからイイねってなって、念のためその25に関して特定の組織・宗教に傾倒していないか調査して、よくみたら2と5に鏡像効果があった”という、全部一理アリというのが正解なのかもしれませんね(笑)。