Lange & Söhne 2012年新作一覧
ここまでお知らせしたダトグラフUP&DOWNと、
LANGE1トゥールビヨン・パーペチュアル・カレンダーの2種であることは間違いありませんが、
それ以外のラインナップをご紹介しておきます。
まず、完全にリニューアルされたグランド・ランゲ1
サークルの交錯をなくし、ランゲ1と同じデザイン比率によるダイヤに加えてダウンサイジングも実現しました。
旧作の41.9mm径が40.9mm径へ、さらに11.0mm厚をなんと8.8mmとし、ランゲ1を完璧に、カレント・トレンドであるデカ薄に仕上げたわけです。
しかし、この薄さを実現できたのは、ランゲ1の特徴であるツインバレルをシングルバレルに変更した新キャリバーL095.1の採用によるもの。ツインバレルでないランゲ1???・・・・という違和感もありますが、リザーブはランゲ1と同等の72時間をキープしております。
おそらく、ランゲ1では小さすぎ、旧グランド・ランゲ1ではランゲ1の絶妙なデザインバランスを味わえないと感じている国の人々のために、(前のブログで予想したように09から始まる直近のキャリバーで)、ほぼ一年で仕上た作品。でもたぶん、実物を見たら、“おお~!”って言ってしまうと思う(笑)。
タイムゾーン・ルミナスWG
あったら便利だったのに、今までなかったのがこちらですね。
7年ぶりの新バージョン、視認性・実用性に即した変更、良いと思います。
サクソニア・フラッハWG
ま、“あ? 去年WGは出てなかったんだ?”的な感じ(笑)。
お好きな方はお好きでしょう。
サクソニア・オートマチック
アーケード、カバレットを完全にディスコンとしたここ数年、どうしてもレディースの手薄さが否めないカタログからすれば妥当なプロダクトでしょう。キャリバーはL086.4。枝番4の意味するマイナーチェンジの詳報はまだ未確認です。
以上の作品に、
ダトグラフUP&DOWN、
ランゲ1トゥールビヨン・パーペチュアル・カレンダー
を加えたものが、ランゲ&ゾーネ2012新作の全貌となります。
妄想予想はほぼハズレましたが、新作のキャリバーはL08以降のもので、L05~07キャリバーはほとんど出ないだろう、というのは当たりといっていいかなぁ~・・・
現地ジュネーヴで実物をご覧になった面々が、そろそろディナーを終えてホテルに戻る頃ですから(笑)、よりリアルなレヴューやレポートが、これから続々と配信されると思いますが、ぜひぜひみなさんの御感想も教えてくだされませ。