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「ザ・プール・ル・メリット・コレクション」共同購入 はじめました

                                        11/22日カルトクイズ正解・追記しました




「ザ・プール・ル・メリット・コレクション」共同購入 はじめました!
と言いましても、時計の「プール・ル・メリット」を共同でシェア購入するような企画ではありません。
(そんな話があれば、むしろヒトクチのせて欲しいくらいですが…笑)

これは、先のランゲ・イベントの会場にも展示されておりましたランゲの至高の作品、「プール・ル・メリット」に関し、WEBサイト「Time Zone」のランゲ・フォーラム・モデレーターであり、ランゲの愛好家・研究者としても知られるピーター・チョン氏が、数年をかけた膨大な取材と、写真家としての評価も高い彼自身の撮影による精緻な写真をまとめた書籍、「The POUR LE MERITE COLLECTION」のお話です。

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ランゲの象徴ともいえる「プール・ル・メリット」を、豊富な写真や画像を交えつつ、その技術・精神・歴史的事実などを様々な角度から考察した、A3判・240ページにわたる重厚な書籍ですが、もともと利益を無視した自費出版であるため、販売用に印刷されたのはわずか902冊にすぎないのだそうです。
さてさて、ここでカルト・クイズです!!
なぜ902冊(普通版701冊、愛蔵版201冊)なんていう一見ハンパな数にしたのでしょう。これらの数に込められた意味を読み解けたアナタは、かなりマニアックなランゲ・フリークといえるでしょう!
(正解は「More・・・つづく」欄をご覧ください)

さて、このような少部数しか印刷されないため高額となってしまい、そのうえアマゾンなどの流通ルートでの扱いもないため、たいへん入手が難しくなっていたのですが、10月のランゲイベントのために来日(プレス用ディナーとランゲ・オーナーズ・クラブのランチで講演)した際に、ご本人と交渉、チョン氏自身のご厚意もあり共同購入案をまとめることができました。
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オーナズクラブ・ランチでランゲと御自身の本に関して講演するピーター・チョン氏fromシンガポール。


まずはこの書籍の内容を簡単に紹介します。
全体は4つの章からなり、すべて英語とドイツ語の併記で書かれています。

プロローグ~第一章 The Principles of Resurrection(=復活の原則)
(多数の関係者に取材し、ランゲ&ゾーネの復活前夜からファーストモデル発表まで、復興に向けたランゲの精神やその意義を克明に描き上げます)
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第二章 Having the Honour(=名誉の付与)
(現在まで4作を数えるプール・ル・メリット・ファミリーを徹底解剖します)

第三章 The Connoisseurs(=審美者たち)
(自ら初代PLMの限定番号1番を所有、ランゲ愛好者の第一号でもあるウォルター・ランゲ翁を含む6人のPLMオーナーが、ユーザーの視線からランゲを語ります)

第四章 Disassembly(=分解)
(チョン氏と同じくTime Zoneのランゲ・フォーラム・モデレーターであるエドウィン氏の所有する初代PLM=限定番号83番をグラスヒュッテの本社に持ち込み、その分解過程と再組み立て過程や、部品パーツをクローズアップ。PLMのさらなる深淵にミクロの世界から迫ります。
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そして巻末付録資料として
①過去に行なわれたブリュームライン氏へのロング・インタヴュー
②PLMの受賞履歴の一覧
③オークションにおける初代PLMの落札履歴一覧
④ほぼ完ぺきな全PLMのリファレンス番号&仕様書

などなど、実に興味深い内容が収録されております。

なお、販売用の902冊とは別に、ランゲ本社が200冊を特別注文し、初代PLMの所有者全員にこの書籍をプレゼントするという、粋な計らいも企画実施されております。初代PLMをお持ちで、まだどこからもご連絡がない方は、ランゲ・ジャパンもしくはお近くの正規店へコンタクトしてみてください。

さて、初代PLMをお持ちではないけれども、この「ザ・プール・ル・メリット・コレクション」にご興味をお持ちの方、お待たせしました。以下をご参照ください。

【購入申し込み方法】
「自費出版。少部数」ということもあって非常に高額で、定価はドル建て680ドル(約53000円)だそうです。
さらにA3判という大きさ。重さも3kg以上という数々の悪条件もあり、海外&国内送料も馬鹿にならず…
いろいろ交渉・検討の末、
1冊あたり51,000円という計算になりました。
※この価格には海外送金手数料・輸送費・送料など全経費が含まれています。
※注文数によって、さらに割引を適用していただけるとのことです。

申し込みの締め切りは、11月30日とします。
ご希望の方は、下記コメント欄に、申込部数(ひとり何冊でも可です)と、連絡先を、非公開コメントの扱いでご投稿ください。締め切り後に、当方より最終的な価格と決済方法をご連絡します。
※この価格(51,000円)は為替変動のリスクを読み込んでおりますので、締め切り後にこれより高価格になることはありません。
※もちろん、販売店や会社など、法人の御注文も可能です。




以上、なにとぞよろしくお願いいたします。




最後に、この書籍の出版を報じる新聞記事(8月26日付Business Time)の切り抜きを転載します。

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カルト・クイズ、おふたり目にして、ほぼ正解が出ました。
以下が「ランゲを訪ねて三千里」さんのご回答です。

Commented by ランゲを訪ねて3千里 at 2011-11-18 20:33
いつも楽しくブログを拝見しております。
902冊の内訳は初代プールルメリットのキャリバーのL902に由来しているのではないでしょうか?
通常版の701冊はリファレンスのRef701からでしょうか?
711冊だったならリトルサイズのプールルメリットだったんじゃないかと。
当たってますか?。


お見事な正解です!!
少し付け加えるならば、この2つの数字を引くことで(902-701=201)、
愛蔵版の201冊という数字がでてきます。

ちなみにref番の頭の701は初代PLMの本体をあらわし、続く下の3桁が仕様を表します。
初代PLMの場合、以下のようになっています。
ref.701.002がYGケース
ref.701.005がPTケース
ref.701.007がWGケース・ブルーダイヤル
ref.701.008がWGケース・黒ダイヤル
ref.701.011がPGケース

「ランゲを訪ねて三千里」さんのおっしゃるように、本体の仕様が変わるリトルサイズPGのようなケースでは
頭の3桁のほうが変わり、逆にPG仕様を表わす下3桁の011はそのままとなっています。
つまりリトルサイズPGのref番は711.011となります。

さらなる例外として、
ストラップではなくブレスレット仕様のPLMは頭3桁が751となります。


さて、お約束の賞品ですが、これらの中からランダム抽選でいかがでしょう?
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「ランゲを訪ねて三千里」さん、
もしよろしければ、連絡先を非公開コメントにお残してください。
大したものではないですが、プレゼント進呈いたしますので。
by A-LS | 2011-11-18 09:05 | ランゲ&ゾーネ